ひとりで7時過ぎ。ちびどもはよく寝ています。全員が起きたのが8時20分。私はやはり朝方鼻がつまって寝苦しい思いをしました。3歳男児は昨日からすこし鼻水が出るようになりました。快晴。
よいお年をお迎え下さい
かぞくそろって7時過ぎ。3歳男児もちいさいちびも私も、鼻がつまってしまいました。せっかく咳が直ったとおもったら、これです。寝苦しい夜でした。お昼過ぎ、次の4冊が届きました。
松本 清張
『日本の黒い霧〈上〉〈下〉』
文春文庫、1974、2004『Nintendo DREAM 任天堂ゲーム攻略本 おいでよ どうぶつの森』
Nintendo DREAM編集部David S. Katz
The Jews in the History of England, 1485-1850
Oxford: Oxford University Press, 1994, 20022点目は、もちろん、ちびどものDSのゲームの攻略本。おおきいちびがどこかで見つけて欲しいと注文があったものです。私にはまったく未知の世界です。もしかしたらずっと未知のままかもしれません。
ひとり遅れて、8時40分。昨夜遅くまで、『SIGHT』を読んでいたせいです。ほとんどすべて読みました。まだ咳は残っていますが、でもまあ、風邪からは回復したと言えそうです。ちいさいちびも3歳男児も元気は元気です。お正月には、普通の体調にもどっているでしょう、たぶん。
私がサッカーを見ている間、子どもたちは吉祥寺のヨドバシに買い物に連れていってもらいました。久しぶりの外出です。思ったよりずっとはやく電話があり、3歳男児が駅でもう歩けないと言っている、迎えを求む、という電話がありました。自転車で迎えに行きました。
3歳男児はしっかりと自分の荷物を抱えています。2人だけで先に帰宅して、すぐに開封。ちっちゃなトーマスのシリーズです。十数台入っていました。遅れて帰ってきたちいさいちびは、アイスクリーマー、おおきいちびは、DS のポーチを買ってきていました。それぞれの趣味と性格がよくでています。
ちびどもの帰りがけっこう遅くなったのは、セイユウに寄って、生クリームを買っていたせいです。ちいさいちびは、帰宅してさっそくアイスクリーム作り。3歳男児もやる気満々。クルクル混ぜるのをすこし手伝わせると、満足していました。
夕食後、子どもたちはできたばかりのアイスクリームを試食していましたが、だいたい満足できるものに仕上がったようです。
クリスマスイブの日に買ってきた次の本を読み通しました。
鴨下信一『誰も「戦後」を覚えていない:[昭和30年代篇]』文春新書、2008
私自身昭和33年生まれです。そう、最近話題の東京タワーの完成する2ヶ月ほど前に誕生しています。鴨下さんは、テレビ人なので、映画・テレビ・音楽のことに詳しい。参考になるポイントは数多く提起されています。
ちいさいちびといっしょに7時20分。ちいさいちびは起きてすぐに、咳をいっぱい。午後2時半、近所の本屋さんで、週刊誌を2冊(『週刊文春』『週刊新潮』と月刊誌を2冊(『文芸春秋』『SIGHT』)買ってきました。
ついでに門松と牛乳を2本。次の本が届きました。橋本さん、ありがとうございます。
橋本毅彦
『描かれた技術 科学のかたち サイエンス・イコノロジーの世界』
東京大学出版会、2008
ひとりで6時。昨夜ちびどもよりも先に寝てしまったせいです。冬の寒い朝。まだ咳の止まらないちいさいちびと3歳男児を連れて、妻が朝一番に小児科に行きました。薬をもらって帰ってきました。ふたりとも外にでるとずっと咳をしていたそうです。咳が止まるまで、当分、外出は控えることとなります。
ひとり遅れて、9時前。遅くなりました。昨夜、就寝後、ひどい咳に襲われたせいです。ただの咳だとなめていたら、たいへんなめにあいました。きちんと治療に力を注ぐべきでした。ということで、今日は治療に専念します。
頭痛が出ました。結局風邪のぶり返しです。
寒い一日。妻が買い物に2度外出した以外には誰も外出せず、おうちこもり。
ちびどもといっしょに6時50分。快晴。
私の咳はなかなか抜けません。体調的にはあまり問題がないのですが、一度出てしまうとなかなか止まらない咳です。サンタさんの贈り物でちびどもも3歳男児も大はしゃぎ。ちなみに、ちびどもは、DS ライト。3歳男児は、クルクルトマス。
ちょうどよいので研究室を片づけに大学に出かけることとしました。
10時半武蔵境発の電車。
山をなしていたメインディスクの上を片づけました。その後図書館に寄ってから、特別食堂へ。たぶん、近所の老人倶楽部の集会をやっていました。30人前後。賑やかです。
ゆっくり昼食を食べてから、研究室へ戻り、マックの側からもスキャンをかけられるようにしました。マックのアクロバットのバージョンがウィンドーズより遅れているせいで、OCRの機能は内在していませんが、必要であれば、pdfファイルをマックからウィンドーズに移して、そこでOCRをかければ済む話です。しばらく時間がありませんが、余裕が出来た時点で、また書類のスキャンに戻ります。春頃にはもどれるでしょうか。
生協に発注した文具を1時過ぎに受け取り、今日の大学の仕事は終了としました。
帰途、吉祥寺のユザワヤに寄り、机の上を片づけるためのペンボックスを2つ購入し、それから、ミウラヤに寄り、私には必須の漬け物を買ってから帰宅。
(大学のメールボックスに届いていました。)化学史研究編集委員会宛、次の献本がありました。名古屋大学出版会の編集者の三木さん、ご高配、ありがとうございます。
宮地英敏
『近代日本の陶磁器業:産業発展と生産組織の複相性』
名古屋大学出版会、2008、6600円+税
佐々木光俊さんから、次の本を送ってもらいました。佐々木光俊さんらしい本です。ありがとうございます。
佐々木光俊
『メソポタミアの知的伝承―洪水の向こう側』
鼎書房、2008
ひとり遅れて7時。ちびどもは今日が最終日。すなわち、小学校の終業式。しかし、給食があり、帰ってくるのは午後です。親の立場からはこの方がありがたい。
[年賀状作成中]
ちびどもがでかけたあと、宛名書き&添え書きをスタート。昼食の時間をはさみ、午後2時過ぎには一応終了しました。たぶん、9割でしょう。残りは、ゆっくりと対応します。
ペンで文字をこれだけ大量に書くには久しぶりです。漢字を忘れています。書き順を思い出せず、手が止まることしばし。ひらがなで代用できるときには代用し、代用すると格好悪いと思ったときには、パソコン上で打ってみて、変換された文字を24ポイントにして、見ていました。身体が覚えている部分はなくなってしまったわけではありません。しかし、確実に弱まっています。年賀状を出しに行ったついでに、『宝島』2009年01号、ならびに次の2冊を買って帰りました。
鴨下信一
『誰も「戦後」を覚えていない:[昭和30年代篇]』
文春新書、2008烏賀陽弘道
『カラオケ秘史:創意工夫の世界革命』
新潮新書、2008『宝島』2009年01号の特集は、「マネーゲーム、投資の罠」。『宝島』という雑誌は見るたびに変貌しています。
7時半。ちびどもはたぶん7時? 3歳男児は、7時45分。一転して寒くなりました。空気がひんやりします。今月は、ここでやっと100枚。
[年賀状作成中]
昨夜作ったバージョンでOKがでました。妻、おおきいちび、ちいさいちびが3人そろって宛名書き&添え書きを行っています。たぶん、午前中にちびどもの分は仕上がるでしょう。
私はなにかやるきがせず、印刷担当で終わりました。→咳だけ残りました。いつもというわけではないのですが、ふとしたきっかけで爆発的に咳が出ます。それがかなり苦しい。そのせいかどうか、私自身は年賀状に1枚も手をつけませんでした。妻とちびどもは全員分完成したようです。私のは、クリスマスにやっていることになりそうです。
ひとり遅れて7時半。昨夜はとても冬とは思えないぐらい暖かくなりました。なま暖かいという表現がぴったりです。そろそろ12月も残りわずかというのに、どうしたのでしょうか。(朝20度前後まで上がったそうです。)今日は、年内最後の授業。
→無事終わりましたが、やはり風邪が残っています。終了後、研究室で仕事をしていると目の奥に頭痛があります。風邪のときの頭痛です。仕事ができないほどではありませんが、頭痛は頭痛です。咳も残っており、はやめに帰って休むことにしました。→睡眠の前後でひどい咳。苦しい。
→私自身は、気がつかなかったのですが、アサヒの朝刊に、また全面で亀山学長が出ていると同僚の先生&妻に教えてもらいました。22面の「学長力」というコーナーです。なるほど、これは一悶着あるかもしれません。
[年賀状作成中]
写真を探し出すのに手間取りましたが、夜の間に、基本的には3バージョン作りました。(正確にはもっと多いのですが、実際に使うだろうバージョンとして3パターン出来ました。)
ひとりで5時15分。風邪がよくなったせいではなく、咳がでて、目覚めました。ひどくもなっていませんが、咳が抜けません。リズムが崩れました。昼食後、クリーニング屋さんと本屋さんへ。本屋さんでは、雑誌を3冊(『サイゾー』『Brutus』『新潮45』)並びにコナン1冊、ウォーリー1冊買いました。
以前は鬼畜系というのか事件系だった『新潮45』ですが、なかなか読みでのある総合雑誌に変貌しつつあります。(事件系もまだ健在。)夕刻、次の本が届きました。
水村美苗
『日本語が亡びるとき:英語の世紀の中で』
筑摩書房、2008
話題の書物です。
ひとり遅れて、7時15分。おおきいちびの熱は一応下がりました。朝暖かくなってから小児科に連れていくと妻は言っています。→結局、様子を見て、今日は一日外出させず、家のなかで休ませることとしました。ちいさいちびと3歳男児は、お昼過ぎに妻が外に連れ出しました。近所の公園。2時間ぐらい遊んできたでしょうか。
ひとり遅れて、7時20分。かぞくじゅう、すこし風邪気味。咳が出ます。私とおおきいちびと3歳男児。風邪をひいてしまったわけではありませんが、対策を間違えると寝込むことになりそうです。→3歳男児は、ひとしきり暴れたあと、私と妻とちいさいちびがご飯を食べている最中に就寝。
→4年生の男の子の蹴ったサッカーボールが当たったと泣きながら帰ってきたおおきいちびは、友達のお家にでかけ、約束の仕事が終わらないといつもより1時間遅く帰宅。顔が疲れています。熱を計らせると、37.8度。水曜日からめくまが出来て疲れた顔になっていました。自分から先に寝ると言って、8時に就寝。顔があかくなり、ふくらんでいます。まさに、熱。
→ちいさいちびとおおきいちびは、学校で歯が抜けたということです。さすがに姉妹。偶然の一致。ふたりとも抜けた歯は持ち帰っていました。
→私は、寝たり起きたりしながら、一昨日届いた西原の2冊(西原理恵子『毎日かあさん 5 黒潮家族編』毎日新聞社、2008;西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』理論社YA新書、2008)を読みました。天才西原。気分転換にもってこいです。子どもを持つことがどういうことか、ほんとうに的確に表現しています。
はやめに風呂にはいっていると、いきなりリモコン装置の電気が消えました。そしてしばらくしてお湯が出なくなりました。直前に、外で猫がケンカしてすごい鳴き声がしました。おそらく、コードに引っかかってびっくりして、引き抜いたのでしょう。(昔一度そういうことがありました。)頭も身体も洗うことができなくなりましたが、まあ、風邪ですから、よしとしましょう。十分暖まってから、懐中電灯を手にもち、外にでて、推測が正しかったことを確認し、コードを戻しました。湯沸かし器は取り替えると30万円と言われています。猫には困ったものですが、でも猫でよかった。
ちびどもといっしょに6時35分。ちょうどよいでしょう。さて、本日は木曜日ですが、曜日毎の授業開講数の調整のため、月曜日の授業が行われます。先日の月曜日、学生達に尋ねると、やってよいと手を挙げるものが5人以上いました。5人いたらやろうと思っていたので、今日は月曜日の授業を行います。ただし、私の授業では珍しく映像を見せます。
見てもらったのは、マイケル・ムーアの『シッコ』。感動しました。とてもよく出来ています。映像作家としてのマイケル・ムーアの力量がよくわかりました。
2時間の作品なので、終了して12時50分。いつもの授業ではちょっと上演できない長さです。午後は、総合文化研究所で、pdf 講習会。
帰宅すると、次の本が届いていました。
Iwao Kinoshita (trans.)
KOJIKI: Aeteste japanische Reichisgeschichte
Kashiigu Hosaikai Fukuoka, Japan, 1976
ひとりで6時。体調が戻ったというよりも、鼻がつまって目が覚めました。予報によれば、冷たい雨が降るということです。朝から3点、学会活動・学問の仕事としては、隠れた部分にあたるものを3点こなしました。これはこれで、なかなかに手間を取られます。
比較的ゆっくりめで大学へ。午後、大学院教授会。5時には終了。
6時から302にて打ち合わせ。7時から忘年会。いつもとおり、ラチェロ。
ここにはとても記すことのできない、おもしろい話を数多く聞きました。
帰宅すると、次の本が届いていました。
西原理恵子
『毎日かあさん 5 黒潮家族編』
毎日新聞社、2008西原理恵子
『この世でいちばん大事な「カネ」の話』
理論社YA新書、2008木下祝夫
『独逸語訳古事記 第5巻:国語地理篇』
香椎宮奉斎社、1986
ひとり遅れて8時前。ちょうどちびども学校に行く時間でした。この遅れは、昨日の疲れの感覚に見合う時間です。気温がもとに戻りそうな好天。
ちびどもといっしょに6時40分。寒い。外の気温は3度ということです。天気予報では寒くなると言っても、それほどでもない日が続きましたが、今朝は寒さをはっきりと感じます。よく晴れてきました。寒いが気持ちのよい冬の朝。
2限、3限、4限の授業。
テレビでよく使われる「滑舌」ですが、私の場合、体調と口内の状態によります。舌が腫れているときには、痛みをこらえながらしゃべるのでどうしても切れがありません。また、体調が悪いときには、思考の動きと舌や口の身体の動きが同調してくれません。
適切な言葉が出てくるかどうかは、微妙な調子によります。
今日は、すこし飛ばしすぎて疲れました。全体としては、やはりバランスが大切で、アクセルとブレーキのコントロールが必要なのですが、今日はちょっとブレーキが甘かった。
ひとりで7時すぎ。3歳男児は10分後。ちびどもは7時半。夜半から雨。この雨でまた気温が下がるようです。[Hottinger and Hachspan]
まったく何もかも間に合っていないのですが、ともあれできるところから情報整理をしておきます。ハックスパンに関しては、ウェブで検索をかけて、次のものをダウンロード出来ています。
Theodor Hackspan (1607-59)
Fides et leges Mohammaedis
1646
しかし、ホッティンガーに関しては、ウェブ上には見つかりません。どうも、グーグルブックに一度だけ上がったようですが、今はなくなっています。
しかし、昨日、今一度と思い検索をかけていたところ、オルムズがリプリントを準備していることがわかりました。ホッティンガーの『東方誌』は、この時代の東方学のコンペンディウムという性格を持ちます。できれば、マイクロではなく、本の形で手元に置いておきたいものです。もちろん、どうしてもという場合には、マイクロで発注しますが、オルムズのリプリントがはやく出てくれるのが私には一番よいことです。さて、グーグルブックですが、私のような研究をしている者には必須のツールになったと言ってよいと思います。シェイクスピアなんかはヒット数が多すぎて役に立たないことが多いのでしょうが、ハックスパンやホッティンガーといったあまり研究のなされていない人物(テーマ)を選んだ場合には、ハックスパンやホッティンガーの原典の入手のために有用というだけではなく、ハックスパンやホッティンガーに触れている2次文献を知ることができます。(未知の2次資料にヒットするだけではなく、すでに読んである文献に関しても、どのページにどの項目があるなんていうことは100%ノートを取ることも、記憶することもできません。手元にあり、きちんと読んだ本に関しても、ああ、あの本のあそこで取り上げられていたのか、というのを知るのにも役立ちます。)
大学で木曜日に受け取った次の本も、そうやって存在を知ったものです。David Cram, Andrew R. Linn and Elke Nowak eds.,History of Linguistics 1996, Volume 2: From Classical to Contemporary LinguisticsAmsterdam, 1999
これは、ラウィウスを調べていて、この書物に収められている次の論文の139頁がヒットしたものです。
Judith Olszowy-Schlanger, "The 'Generall Grammer of Orientall Tongues' and universal language schemes in 17th-century Britain: The contribution of Christian Ravius ", in this book, pp.131-142.
私にとって必要な情報はほぼ139頁にまとめられていましたが、とくに文献リストを見たいと思い、図書館相互貸借で依頼したというわけです。
かぞくそろって7時半。それぞれに疲れが出たようです。部屋のなかがあまりにひどいことになっています。やっとのことで、片づけを開始しました。3分の1ぐらいまで進めたところでダウン。ここまで片づけが苦手な人間になるとは、若い頃には予想できませんでした。
ちびどもが外に遊びに出たがっています。いろいろ相談して、お昼の遅くにでかけて、夕ご飯を食べて帰ってくることにしました。井の頭公園へ。
公園に着くと、まずはお団子。こどもたちにひとり1本、合計3本買います。3歳男児は、そんなには食べないので、私が2つ片づけました。
橋を渡った側をずっと散策。近場ですが、もみじの紅葉がなかなか見事です。井の頭線の井の頭公園駅の近くの公園(滑り台とブランコと鉄棒だけがある)で、こどもたちは遊び始めました。親は一休み。
日が暮れ、寒くなってきたところで、ちびどもを説得して、井の頭公園入り口の方へ。風船を使う大道芸人のパフォーマンスを見てから、食事へ。ちょうど5時。
遠くに行くのも大変なので、公園のすぐ側の、アメリカのカントリー調のお店へ。まだ誰も客はいませんでした。牡蠣フライ、生姜焼き、そぼろご飯等、きわめて日本的な定食を頼みました。ここまでずっと歩き通した3歳男児もよく食べています。家にずっといるときは、ミルクばかり飲んであまり食べませんが、外にでるとよく食べます。
6時20分頃に帰宅。
ちびどもといっしょに6時半。だいたいのリズムが固まってきました。一昨日、昨日に続き、今朝も暖かい。
二日酔いというほどではありませんが、昨夜アルコールを摂取したせいで、頭がちりちりと痛い。この痛みは肩凝りのときの痛みです。疲れが出たのでしょう。
3歳男児の検診の日。私もちょっと吉祥寺に用事があります。いっしょに家をでて、プラットホームで分かれました。検診は荻窪の保健所。
私はヨドバシで買い物。壊れてしまった自転車用の空気ポンプを買いました。その他2件の用件をすませて、帰宅。
休んでいると、3歳男児がベビーカーですやすやしながら帰宅。妻によれば、検診の最初が歯だったのが効いたようです。病院での治療を思い出したようで、ずっと暴れたそうです。
すぐにちいさいちびも帰宅。遊びに行きたかったようですが、お友達の都合がつかず、家でお絵かきをすることにしたようです。友達に頼まれたという絵を1枚完成し、2枚目に取りかかったところで、飽きて、パソコンを開き、何かゲームを始めました。
吉祥寺の本屋さんで買ってきた『中央公論』2009年1月号をあいた時間で読んでいました。
今のところ、この号でもっともよかったのは、次の論考です。小宮信夫「「入りやすく見えにくい場所」で犯罪は起こる」『中央公論』2009年1月号,pp.240-247.
冒頭に次の言葉があります。
「人がトラブルに巻き込まれるのは知らないからではない。知っていると思いこんでいるからである」
マーク・トウェインの言葉だそうですが、まったくその通りです。
私のまわりを見回しても、知っていると思いこんでいる人がトラブルを引き起こしています。そういう人を説得することこそ、真に難しい。(身近ではない例を挙げれば、首相と大阪府知事。)
6時20分。まだ寝ていたちびどもを起こしました。昨日、今日と暖かい。今日なんか予報では、19度まで気温が上がるということです。図書館に寄って、相互貸借で取り寄せた次の本を受け取ってから、印刷室でコピーを取り、研究室へ。
David Cram, Andrew R. Linn and Elke Nowak eds.,
History of Linguistics 1996, Volume 2: From Classical to Contemporary Linguistics
Amsterdam, 1999昨日事務(会計課)に発注した用紙が生協よりもう(午後1時)届きました。最速の対応です。
3限は、試験についての説明。
4限、5限は、ぶっ続けで、4人の学生に発表してもらいました。新鮮でよかったようです。
放課後(?)は、3年生、4年生全員集合の大コンパ。ほんとうに全員集まれば19人になりますが、5名欠席して、総勢14名。
武蔵境のいつもと逆側(北側)のお店。南側から行くためには、3階分上がって降りる必要があります。
11時前に閉会。今回は2次会なしのようでした。
昨日の学部教授会にて、来年度の学年暦が配布されました。休日の関係で、月曜日と水曜日が不規則になっています。
たとえば、水曜日(夏学期)は次のようです。4/15
4/22
5/13
5/20
6/3
6/10
6/17
6/24
7/1
7/8
7/15
7/22
7/29
かぞくそろって6時半。今日は私もこの時間に起きることができました。体調が回復してきたしるしです。会議の日。たぶん、午後はずっと会議。5時間を見込んでいます。
図書館に用事があり、10時過ぎに家を出ました。
R. H. Popkin, "First College for Jewish Studies", Revue des etudes juives, 143 (1984), pp. 351-364.
この論文ですが、ウェブキャットで調べて、外語にはないと思い、文献複写依頼をしたら、なんとAA研図書館に所蔵されていると附属図書館の方が教えてくれました。ということで、AA研図書館でこの雑誌を借り出し、生協でコピー。本を返したあと、生協で次の2冊を買いました。
『言語』2008年12月号「特集:古典語・古代語の世界」
佐藤彰一『中世世界とは何か』(ヨーロッパの中世(1))岩波書店、2008
その後、特別食堂へ。予想通り、1番目の客でした。貸し切り状態で『言語』の「特集:古典語・古代語の世界」を読んでいたら、亀山学長がテレビのクルーを連れて出現。光文社の編集者と打ち合わせをするシーンを撮っていました。15分。さっと来て、さっと去りました。
その後、研究室へ。コピーを持っていった次の論文を読み通しました。
Ernestine van der Wall, "The Dutch Hebraist Adam Boreel and the Mishnah Project", LIAS, 16(1989), pp.239-263
もともと、関心がある分野であり、関心がある人物であったということもあり、非常に興味深いものでした。ポプキンの論文を読み始めたところで、時間。1時からの会議のために、3階奥の会議室へ。一番乗り。
会議(大学院企画運営会議)は、40分で終了。再度研究室に帰り、事務処理をしているうちに、次の会議の時刻に。
事務棟2階大会議室。今日は、まず、第1期の研究院長の選挙があります。集計を待ったので、30分程度かかりましたが、無事研究院長(研究科長を兼ねる。大学院の責任者ですが、来年の4月からは、実質的に学部・大学院組織のトップとなります)を選出。M教授。
そのままの流れで、次は、次期学部長選挙。こちらも集計をまったので時間がかかりましたが、大学院よりは素早く終わり、F教授に決まりました。個人的には、気の毒だと思いますが、選挙の結果です。
すこしもめる案件があり、学部教授会は6時前後までかかりました。
その後、すこし休憩を入れて、新しい学部長室・研究科長室・事務室の披露と忘年会を兼ねる懇親会。お昼と同じ会議室。
私は、明日も長くなるので、7時半で失礼しました。
かぞくそろって6時40分。寒くなりました。午前中に次の本が届きました。
George Sale
The Koran or Alcoran of Mohammed
New York, 1889
kessinger によるリプリントです。縮小しすぎで、私の目には活字が小さすぎます。まあ、ないよりまし、という程度です。[Ravius: Christian Raue]
作業を進めていて、ラウィウスの著作も必要だとわかりました。EEBOから次をダウンロードしました。Raue, Christian, 1613-1677
A discovrse of the orientall tongves viz. Ebrew, Samaritan, Calde, Syriac, Arabic, and Ethiopic : together with A genrall grammer for the said tongues
London, 1649
EEBORaue, Christian, 1613-1677
A generall grammer for the Hbrew, Samaritan, Calde, Syriac, Arabic, and Ethopic tongue
London, 1649
EEBORaue, Christian, 1613-1677
Orthography. 1 Of consonants, or the alphabet, 2 Of pricks for vowels and accents
[London, 1648]
EEBORaue, Christian, 1613-1677
Sir, you are intreated to give notice in publick this next Lords day the 15 of August, that Master Christianus Ravius
[London, 1647]
EEBOMartinez, Pierre, d. 1594
[Mafteah lashon ha-kodesh] that is the key of the holy tongue, wherein is contained, first the Hebrue grammar (in a manner) word for word out of P. Martinius
Amsterdam, 1648
EEBOMartinez, Pierre, d. 1594
[Mafteah lashon ha-kodesh] that is the key of the holy tongue, wherein is contained, first the Hebrue grammar (in a manner) word for word out of P. Martinius
Amsterdam, 1650
EEBORaue, Christian, 1613-1677
Christiani Ravii Berlinatis Sesqi-decuria epistolarum adoptivarum ex varijs orbis partibus commissarum circa orientalium studiorum promovendorum curam
London, 1648
EEBO
ひとり遅れて、7時半。こういう状態のまま、年末を迎えそうです。2限、3限、4限と授業。
大学に着くと、次の本が届いていました。
ヘルマン・コップ
『化学史』第一部(1843)
横田徳郎訳、野橋健三校閲、2008
化学史の古典中の古典、へルマン・コップのGeshichte der Chemieの初の翻訳です。そもそも翻訳を手にすることができるとは思っていませんでした。横田徳郎氏の偉業です。帰宅すると、次の本が届いていました。
Nabil Matar
In the Lands of the Christians: Arabic Travel Writing in the Seventeenth Century
New York and London: Routledge, 2003
帰り際、物理的メールボックスによると、新しい『化学史研究』が入っていました。
他の方の手元には、土曜日に到着したようです。
私が記した編集後記(2008年第4号)を紹介しておきます。
・2009年の年会は7月4日5日に大阪大学で開催されます。N会員のお世話になります。表2に、一般講演募集の要領を掲載しています。是非、ふるってご応募下さい。
・T理事のご尽力により、化学史学会の公式サイトが立ち上がりました。
http://kagakushi.org/
こういう情報があればよい、こういうリンクがあればよい等、ご意見やコメントをお寄せ下さい。お寄せいただいたご意見やコメントを参考に改良に努めます。
なお、これまで編集委員会で管理していたサイト
http://members.jcom.home.ne.jp/kagakushi/
は、同じ体制で、(しばらく)そのまま継続します。
・インターネットが一般に普及してから干支が1周以上回転しました。フロッピーは生きる化石化しつつあります。できるだけCD-R を活用いただければ幸いです。
ひとりで6時。昨夜久しぶりにアルコールを摂取したせいです。昨日、私が東工大に行っているあいだ、ちびどもは、ママに井の頭動物園に連れていってもらいました。家から西荻の駅まで、それから吉祥寺駅から井の頭動物園まで、そして、動物園のなかを一周して、さらに、ロフトまで、最後は東急の前のバス停から帰ってきたそうです。この行程のすべてを3歳男児は歩き通したということです。大人の足でもすこし疲れを覚える程度の距離です。今朝起きたとき、3歳男児は、片方の足が痛いと言ってほとんど歩こうとしませんでした。見た目に異常はないので、疲れによる痛みがどこかにあるのでしょう。部屋のなかの2メートルを移動するのも、片足でぴょんぴょんしています。
ずっとこどもたち3人、同じ場所で遊んでいると、衝突しそうだったので(実際、朝一番でおねえちゃんたちは衝突を起こしています)、昼食後、外に連れ出すことにしました。どんぐり公園がよい、というちいさいちびの意見により、3台の自転車でドングリ公園まで繰り出しました。
3歳男児は、公園についてもほとんど歩こうとしません。
ドングリ公園には、ちょっとした崖に沿って、コロコロ滑り台が設置されています。3人ともいきなり滑り台で遊び始めました。3歳男児は、下に辿り着くと、パパー、と呼びます。抱っこして、坂を上がり、滑り台の出発点に連れていけという要求です。1〜2回はよいのですが、数回になると、16〜17キロあるしかもじっとしていない子どもを抱っこして崖を駆け昇るのはきつくなります。10回ぐらいで、わー、しんどとなり、しばらく座って休んでいました。
3歳男児は、未練があるようで、滑り台の下で遊んでいます。おねえちゃんたちはふたりで別の場所に行ってしまいました。そうこうしているうちに、男の子が2人来て、やはり滑り台へ。大きい子が逆さまでお尻を先頭に滑り始めました。3歳男児は、滑り台の下の方に立っていました。最後のところなのでたいした勢いではありませんが、その子のお尻が3歳男児の顔面に衝突。
ちょっと痛かったようです。泣くかとおもったら、泣きません。その子になぐさめてもらい、すこし手伝ってもらって(途中すこし抱っこしてもらって)崖の上まで昇ってきました。
それから、その子たちが遊んでくれました。なんと、足はすこし引きずっていますが、ちゃんと歩き始めました。数回、自分で下から昇ってきて、滑り台をすべり、それから、公園の別の場所へ冒険に向かいました。
と見るや、今度は、3歳男児はひとりで走り始めました。
そう、じつは、普通に走れたわけです。
遊んでくれていたお兄ちゃん達(大きい方は、小学校3年生、小さい方は、2年生でしょうか)は公園内を走り回ったあと、どこかに行ってしまいました。
ふたりで遊んでいたお姉ちゃん達と合流しましたが、帰りたい、と言います。いーちゃんが消えて、しょんぼりしたせいもあるのでしょう、3歳男児も帰ることに合意しました。
家に帰りついても、実は遊び足りなかった3歳男児を再度自転車の後ろに乗せて、今度は近所の公園へ。おねえちゃんたちは、家のなかに戻りました。
近所の公園は、ちいちゃいこが主体です。3歳男児はまったく問題なく、ひとりであっちこっちに行って、遊んでいます。足の痛さはもうそぶりもありません。おともだちがカイトを持ってきていて、たこひもを木の回りに巻いて遊んでいました。3歳男児は、ひもをさわりに行きました。人のものを勝手にとっちゃだめ、と注意すると、自分もたこひもが欲しいと言います。ちょうどよいので、家に帰ってたこひもを捜そうと言い含め、帰ってきました。こういうふうに、ちょっとした痛みでぴーぴー言うところは、おおきいちびに似ています。しかも、おおきいちびよりもずっと芸達者です。おにいちゃんたちが遊んでくれるまでは、ほんとうに痛そうに、数メートルしか歩かなかったのには、呆れるというか感心するというか。
ひとり遅れて、7時20分。昨夜の天気予報では寒くなるということでした。九州には今朝雪が積もっているようです。しかし、東京はそれほどの寒さにはなっていません。明日には、ぐんと下がるかもしれません。午後、東工大にて、編集委員会、理事会、忘年会。
忘年会にて、「おめでた」と表現してもよいほど、意外なおめでたい話がでました。次の本をダウンロードしました。
Twells, Leonard , Zachary Pearce, Thomas Newton, Samuel Burdy,
The Lives of Dr. Edward Pocock: The Celebrated Orientalist
Vol.1, London, 1816
Gbook
夜半に目覚めて、すこし仕事。ひとり遅れて、8時半。こどもたちはとっくにでかけていました。曇り。下り坂の天気。
1番目の外出:クリーリング屋さんに寄って、ワイシャツを1枚だし、ワイシャツを1枚受け取ってきました。
2番目の外出:本屋さんで、雑誌を5冊。
『日経PC21』『新潮45』『PLAYBOY日本版・終刊号』『芸術新潮12月号(特集:ノルウェーの森へ、中世の美とオーロラの旅』『éclat』
『PLAYBOY日本版』の終刊は、たしかに残念です。
『新潮45』における上杉隆氏の「“臆病太郎”を曝した「麻生総理と朝日新聞編集委員」のただならぬ関係」は正論です。ジャーナリストと政治の間にはけじめが必要です。パソコン雑誌を買うのは久しぶりです。『日経PC21』は「PDF加工編集術」を読もうと思って買ったのですが、ついいろいろと目を通してしまいました。「激安周辺機器」の特集には、買いたい欲求を刺激されました。パソコンに繋げるワンセグチューナーが紹介されています。(実売1万2千8百円。)アマゾンで検索をかけると、同じものが1万円を切った価格で出ています。
ほとんどサッカー中継ですが、是非見たいときがあります。そういうときに役に立つかもしれません。
他に欲しいと思ったのは、8G3000円弱のUSBメモリー(グリーンハウス製)、SSD(Solid State Drive、フラッシュメモリーを記録媒体に用いたHDの未来形)、プリントプラグインfor Office、等々。1時過ぎに、強い雨が降り、その後は、降ったり止んだり。へんになまあたたかい空気がやってきました。そして突風。玄関前に落ち葉が集まっていました。
[Hachspan in EEBO iii:“近接度”の概念の導入]
実世界での近さ・親密さ・同一/近接知的共同体所属のメルクマールとして、“近接度”という概念を導入したいと思います。
非常に簡単な仮説を立てます。すなわち、テキスト内部の近接度は、実世界での近接度を(多くの場合)反映している、というものです。具体的に記した方がわかりやすいでしょう。
ボイルが、ハックスパンやホッティンガーを引用するのは、『聖書のスタイル』(1661)という初期の作品です。これは、すこし後に出版された『実験哲学の有用性』(1663,1671)と同じく、ボイルの属した知的世界を知るには最適の書物です。新しい全集版の、第2巻452-3頁の注は、次のようになっています。
* Beidavi, Ahmedibn. Edris, and others.
** Surat x. S. 11. and S. 17.
*** -- Et si nihil praeter solum Alkoranum (adduxisset,) satis hoc foret ad eximiam excellentiam supra reliqua, quae Prophetae adduxerunt: nam ille Miraculum est, quod in secula durat prae omnibus aliis Miraculis. H. Hotting. Hist. Orient. pagina circiter 300.
[p.453]* J. Scaliger Epist. 362. apud Theod. Hackspan in libro cui Titulus, Fides & Leges Mohamaedis. pag. 2.
***に対するボイルの本文は、次の通りです。「アルコーランそのものが他のすべての奇蹟を超える永遠の奇蹟であり、それだけで十分である、と***。原典においてその雄弁さがどれほど魅惑的なものであれ、私自身はアラビア語にはとても不案内であり、私自身に十分な判定を下しうるほどの力がないことを告白しなければなりません。私の他の研究と動乱のせいで、私がかつてその流麗な言語について修得していたわずかの知識をほとんど忘れてしまったのです。」
そもそもこの時代において、ボイルが一時期アラビア語を習い、すこしは身につけていたことが驚きであり、探求のテーマとなります。
注は上のように、ホッティンガーの『東方誌』からラテン語で引用した後、ハックスパンの著作からスカリジェの書簡を引用している。
つまり、ここでは、ホッティンガーとハックスパンは、近接度0と見なしうる。こういう珍しい書物においては、両方の存在をボイルに教え、調達の便を図った人物/グループが存在したと考えることが許される。こういうのが近接度の概念です。
→さて、ボイルとハックスパン&ホッティンガーを媒介したのは、誰であろうか? このあたりのことを研究していれば、すぐに出てくる名前は、ハートリッブです。実際、11月27日に記したマタールの論文に参考になることが出ています。
(N. Matar, "Alexander Ross and the first English translation of the Qur'an", The Muslim World, 88(1998): 81-92.)
p.81 ハートリッブは、1648年の日誌(エフェメリデス、HP, 31/22/39b)にアルコーランの出版計画について、次のように記している。(その計画では)「これまでなされたどれよりもすぐれた形で、活字を用意し、アルコーランの全てを印刷に付すことができれば、商人によってトルコ人の間に徐々に浸透していくだろう。・・・しかし、それには数千ポンドがかかる。」
p.87 1649年前半の日誌に次の記事がある。「アルコーランは、ウォール氏の友人によってフランス語から英語に訳された。」(HP, 31/22/9B) デュアリは、1649年5月2日付けの手紙で「アルコーランは英訳で出版された。」 ( 41(?)/1/25A-25B)と記した。しかし、両人とも、ロスの名前を出していない。
p.89 ハートリッブは、ケンブリッジの友人(後にジーザスカレッジの学寮長となる)ジョン・ウォーシントンに宛てた手紙で、ヨハネス・ホッティンガー(そのときライデン大学アラビア語教授)がアルコーランをヨーロッパ人が読めるようラテン語に訳すべきだと意見に同意している。(John Worthington, The Diary and Correspondence of Dr. John Worthington, ed. James Crossley (the Chetham Society, 1867), I, p.181.) ホッティンガーは、アラビア語のアルコーラン(クルアーン)を一部入手しており、ビダウィ(Bidawi)の注釈と照合しつつそれを研究していた。(Addison, The First State of Mahumedism, London, 1687, p.51)
1661年6月3日付ハートリッブ宛ての手紙で、ウォーシントンは、「もしキリスト教徒がユダヤ人やマホメット教徒にもっと知的に適切に対応しようとおもうのであれば、ミシュナ・タルムードとアルコーランに習熟しなければならない。」マタールの論文で、ハートリッブが確かにホッティンガーを知っていたことは確認できました。グーグルブックで検索をかけると、さらに次の章句が見つかります。
John Worthington, The Diary and Correspondence of Dr. John Worthington, ed. James Crossley (the Chetham Society, 1847), Vol.1, p.198. (ハートリッブ宛て1660年の手紙)「私はホッティンガーその人に手紙を書いていたペル氏に数週間前、ホッティンガーの計画、ブックストルフのバイブル、ルドルフのエチオピア計画に関するあなたの質問に対して、満足のできる回答をもらうよう懇願しました。」(I begged earnestly Mr. Pell, who was writing to Hottinger himself, some weeks ago, to procure satisfaction to your qu.[eries] conc.[erning] Hott.[inger's] design, Buxtorf's Bible, and Ludolph's Ethiopian design.)
このときは、ハートリッブサークルの一員数学者のペルがホッティンガーと直接書簡を交わしていたことがわかります。John Worthington, Miscellanies, viz: i. Observations concerning the Millenium, ii. Notes on places of Scripture misapplied to the millenial hypothesis [&c.]. Also a collection of epistles written to mr. Hartlib London, 1704
p.232 has this passage. " I perceive, you have heard nothing of late concerning Josephus or Hesychius. Dr More's Book might be fit to be perused by the Author ofJezus Nazarenus Legislator. If he would publish in Latin so much as he hath of the Translation of the Mishnaioth, it would be for the Use of Christians, that hereby might be better instructed to deal with the Jews. I know no Two Designs so confiderable for such like Advantages to Christianity, as the Publishing this Ancient Body of the Jewish Religion, the Mishneh, and also the Alcoran, in a Language generally known, as the Latin is. I hear nothing of Hottinger, whether he be mindful of his solemn promise therein. "
p.282 has this passage. "Particular of my Advice, That they would do more than express the Word and its Latin ; that they would confirm the Signification by good Authorities quoted : And that for the Arabick Words they would have a special respect, as to the Arabick Version of Scripture, so to the Mahometans Bible, the Alcoran ; besides the respect to Avicen. It may be hoped that some time the Original Arabick of the Alcoran may be printed ; which would better direct and enable Christians to deal with Mahometans. Erpenius hath discovered an excellent Method of Printing, in that Specimen he printed relating to the Story of Joseph. Hottinger hath, in Print, engaged himfelf to the World to print it, with a Version. I do not like starved Lexicons. When the Signification is confirmed by good Testimonies (as in Buxtorf's Talmudick Lexicon) and when fit Apothegms, Proverbs, Observations, &c. are pertinently brought in under such a Word ; the Reader better remembers the Signification, and reads with more Delight.
The Arabick in this Lex. Polygl. will take in all, or most, of Golius his late Arabick Lex. printed at Leyden in Fol. For the better advancing of this Work, we lent them a Treasure out of our University-Library, viz,, about 8 or 9 Volumes MS. of Mr Bedwell (who taught Erpenius) being a large Arabick Lexicon composed by him ; the Fruit of many Years Labours, which he devoted to our Library.
The Care for the Persian Lexicon and Grammar doth chiefly lie upon Mr Seaman, of whose Skill in the Turkish Language I wrote to you heretofore ; the same that out of Turkish MS. "
ひとり遅れて、7時半。今日も暖かそうです。[試験の季節]
ふと気がつくと、年内の木曜日の授業は、今日を入れてあと2回。(12月18日が月曜日の振替日になるためです。)学生諸君は、試験のことが気になり始める季節です。そうです、私の方は、試験の実施要項と試験問題を用意しておかなくてはいけません。
来年はすこしやり方を変えようと思っていますが、今年までは、これまでのやり方を踏襲します。過去のもののマイナーチェンジです。30分で下案を作りました。これを持ち歩いて、もうすこし考え、12月の最終授業日に公表します。
なかなか忙しい一日でしたが、無事終了しました。
[Hachspan in EEBO ii ]
この流れで、次の本をグーグルからダウンロードしました。Worthington, John
Miscellanies, viz: i. Observations concerning the Millenium, ii. Notes on places of Scripture misapplied to the millenial hypothesis [&c.]. Also a collection of epistles written to mr. Hartlib
London, 1704Worthington, John
The Diary and Correspondence of Dr. John Worthington
Manchester, 1847
ひとり遅れて、8時前。なんとかちびどもが小学校に行くのに間に合いました。晴れ。今日はすこし暖かくなりそうです。この目覚めの時間は、風邪は直ったにせよ、体力の回復にはまだ遠いことを示しています。このぐらいでも授業はできますから、外に迷惑をかけることはありませんが、できればはやく回復してほしい・・・。
[Hachspan in EEBO]
先日、イーボ(EEBO) で検索をかけていました。ボイルがハックスパンというかなり珍しい著者を利用しています。念のため、イーボ(EEBO)でも検索をかけてみたところ、著作中で、ハックスパンを引用している17世紀の著者・著者がリストアップされることに気付きました。次のようにです。Brooke, Samuel, (d. 1631)
Catalogus librorum bibliothecae reverend. & eruditi viri D. Samuelis Brooke, aulae Catharinae quondam socius
London, 1681Found: 1 hit:
...Nizachon Hebraicè cum Tract. Th. Hackspan de usu libr. Rabbin.---1644 114...Pococke, Edward, (1604-1691)
A commentary on the prophecy of Micah by Edward Pocock
Oxford, 1677Found: 1 hit:
...the LXXII. Gregorius Abulpharagius. Grotius. Hackspan. Bishop Hall. Hammond. Hieronymus. Hotinger....Stillingfleet, Edward, . (1635-1699)
Sermons preached on several occasions to which a discourse is annexed concerning the true reason of the sufferings of Christ : wherein Crellius his answer to Grotius is considered
London, 1673Found: 1 hit:
...67. Buxtorf. Lex. Rabb. v. Hackspan. disp. Philolog p. 488. Tremel....Stillingfleet, Edward, . (1635-1699)
Twelve sermons preached on several occasions. by the Right Reverend Father in God Edward Lord Bishop of Worcester.
London, 1696Found: 1 hit:
...67. Buxtorf. Lex. Rabb. v. Hackspan. disp. Philolog p. 488. Tremel....Tillotson, John, (1630-1694.)
Bibliotheca Tillotsoniana: or A catalogue of the curious library of Dr. John Tillotson late Lord Archbishop of Canterbury Containing, a collection of Greek and Latin fathers, councils, historians (ecclesiastical and civil) philosophers, poets, orators, lexicographers, &c. all of the best editions and neatly bound. Together with the library of Mr. Seth-Mountley Buncle, late master of Mercers school, London. Consisting of Hebrew, Chaldaick, Syriack, Persick, and other Oriental books, with French, Italian and Spanish. Which will be sold by retail at Mr. Christoph. Bateman's shop, the Bible and Crown in Middle Row, Holborn, on Tuesday April 9. 1695.
London, 1695Found: 1 hit:
...Ve . 1590 116 Theod. Hackspan Locution. sacrae & observationes, Arabico-Syriacae---...4名の著者(ブルック、ポコック、スティリングフリート、ティロットソン)の5点の著作がリストアップされます。ブルックは初耳ですが、ポコック、スティリングフリート、ティロットソンは17世紀後半の英国では、相当に有名な人物です。ボイルがリストアップされないのは、残念ですが、ボイル以外にどういう人物が17世紀後半のイギリスにおいて、ハックスパンの書物に関心を持ち、実際に入手し、利用したのかが(ある程度まで)わかります。
さらに、ハックスパンがどういう位置づけであったのか、どういう著者の仲間として利用されていたのかもわかります。
ポコックは、アブルファラギウス、グロティウス、ハックスパン、ビショップ・ホール、ハモンド、ヒエロニムス、ホッティンガー、と続けます。
(私がいまひとり、ずっと追いかけていたホッティンガーの名前があっけなく出ています。)スティリングフリートは、(以前私が追いかけた)ブックストルフの次にハックスパンの著作を引用しています。
ティロットソンは、ハックスパンの書物を所持していたことがティロットソンの蔵書目録からはっきりしました。
以上、私にとって、わかってしまえばなるほど、という繋がりでした。
[Hottinger in EEBO]
ホッティンガーは、英国に行って、ポコックに会っています。35点の諸作がホッティンガーを引用しています。
ほとんど知られていないので、略歴を。J. H. Hottinger (1620-67)はチュリッヒに生まれ、その地で神学を学ぶ。1638年から42年にかけてヨーロッパ中を勉学のために旅行してまわる。フローニンゲンでは、モロッコ出身のユダヤ人ベン・レヴィ(Saadiah ben Levi)に出会い、圧倒的なヘブライ語の知識に感銘し、東洋語に没頭することに。1640年ライデン。1641年ライデンで英国のロード大主教とアッシャーへの推薦状もらう。そして、当時オクスフォードの欽定ヘブライ語教授と知り合った。英国では、ホッティンガーは、ポコックの講義にも出席している。帰国して、バーゼルで博士号。1655-61 ハイデルベルク大学旧約聖書&東洋語教授。Addison, Lancelot, 1632-1703
The life and death of Mahumed, the author of the Turkish religion being an account of his tribe, parents, birth, name, education, marriages, filthiness of life, Alcoran, first proselytes, wars, doctrines, miracles, advancement, &c.
London, 1679
9 hitsBaxter, Richard, 1615-1691
A Christian directory, or, A summ of practical theologie and cases of conscience directing Christians how to use their knowledge and faith, how to improve all helps and means, and to perform all duties, how to overcome temptations, and to escape or mortifie every sin
London, 1673Baxter, Richard, 1615-1691.
The true history of councils enlarged and defended against the deceits of a pretended vindicator of the primitive church, but indeed of the tympanite & tyranny of some prelates many hundred years after Christ, with a detection of the false history of Edward Lord Bishop of Corke and Rosse in Ireland ...
London, 1682Boyle, Robert, 1627-1691
A free enquiry into the vulgarly receiv'd notion of nature
London, 1686Crossman, Samuel, 1624?-1684
The young mans monitor
London, 1664Cumberland, Richard, 1631-1718.
An essay towards the recovery of the Jewish measures & weights, comprehending their monies, by help of ancient standards, compared with ours of England useful also to state many of those of the Greeks and Romans, and the eastern nations
London, 1686
6 hitsDu Pin, Louis Ellies, 1657-1719
A new history of ecclesiastical writers containing an account of the authors of the several books of the Old and New Testament, of the lives and writings of the primitive fathers, an abridgement and catalogue of their works ..
London, 1693
3 hitsDunton, John, 1659-1733
The Young-students-library containing extracts and abridgments of the most valuable books printed in England, and in the forreign journals, from the year sixty five, to this time
London, 1692Edwards, John, 1637-1716
A discourse concerning the authority, stile, and perfection of the books of the Old and New-Testament with a continued illustration of several difficult texts of scripture throughout the whole work
London, 1693
3 hitsEdwards, John, 1637-1716.
An enquiry into four remarkable texts of the New Testament which contain some difficulty in them, with a probable resolution of them
Cambridge, 1692Edwards, John, 1637-1716.
Polpoikilos sophia, a compleat history or survey of all the dispensations and methods of religion, from the beginning of the world to the consummation of all things, as represented in the Old and New Testament shewing the several reasons and designs of those different administrations, and the wisdom and goodness of God in the government of His church, through all the ages of it
London, 1699
4 hitsEvelyn, John, 1620-1706.
Numismata, a discourse of medals, ancient and modern together with some account of heads and effigies of illustrious, and famous persons in sculps, and taille-douce, of whom we have no medals extant, and of the use to be derived from them
London, 1697Fowler, Edward, 1632-1714.
The loyal martyr vindicated
London, 1691?Fowler, Edward, 1632-1714
A vindication of the Friendly conference, between a minister and a parishioner of his inclining unto Quakerism, &c.
London, 1678Glanvill, Joseph, 1636-1680.
Essays on several important subjects in philosophy and religion
London, 1676Glanvill, Joseph, 1636-1680.
Plus ultra, or, The progress and advancement of knowledge since the days of Aristotle in an account of some of the most remarkable late improvements of practical, useful learning, to encourage philosophical endeavours
London, 1668Hickman, Henry, d. 1692
Historia quinq-articularis exarticulata
London, 1674Hughes, William, b. 1624 or
The spirit of prophecy a treatise to prove, by the wayes formerly in use among the Jews, in the tryal of pretenders to a prophetic spirit, that Christ and his Apostles were prophets
London, 1679Le Clerc, Jean, 1657-1736.
A supplement to Dr. Hammond's paraphrase and annotations on the New Testament in which his interpretation of many important passages is freely and impartially examin'd, and confirm'd or refuted
London, 1699Leigh, Edward, 1602-1671
Annotations upon all the New Testament philologicall and theologicall wherein the emphasis and elegancie of the Greeke is observed, some imperfections in our translation are discovered, divers Jewish rites and customes tending to illustrate the text are mentioned, many antilogies and seeming contradictions reconciled, severall darke and obscure places opened, sundry passages vindicated from the false glosses of papists and hereticks
London, 1650Lightfoot, John, 1602-1675
The works of the Reverend and learned John Lightfoot D. D.
London, 1684
6 hitsManilius, Marcus
The sphere of Marcus Manilius made an English poem with annotations and an astronomical appendix
London, 1675
5 hitsMilner, John, 1628-1702.
A collection of the church-history of Palestine, from the birth of Christ to the beginning of the empire of Diocletian
London, 1688Moore, John, 1646-1714.
Of the immortality of the soul a sermon preached before the King and Queen at White-Hall upon Palm-Sunday, 1694
London, 1694Parker, Samuel, 1640-1688.
A free and impartial censure of the Platonick philosophie being a letter written to his much honoured friend Mr. N.B.
Oxford, 1666Parr, Richard, 1617-1691.
The life of the Most Reverend Father in God, James Usher, late Lord Arch-Bishop of Armagh, primate and metropolitan of all Ireland with a Collection of three hundred letters between the said Lord Primate and most of the eminentest persons for piety and learning in his time ..
London, 1686Poole, Matthew, 1624-1679.
Annotations upon the Holy Bible. wherein the sacred text is inserted, and various readings annex'd, together with the parallel scriptures, the more difficult terms in each verse are explained, seeming contradictions reconciled, questions and doubts resolved, and the whole text opened
London, 1685Prideaux, Humphrey, 1648-1724.
The true nature of imposture fully displayed in the life of Mahomet with a discourse annexed for the vindicating of Christianity from this charge
London, 1697
11 hitsStanley, Thomas, 1625-1678.
The history of the Chaldaick philosophy
London, 1662Stillingfleet, Edward, 1635-1699.
The Council of Trent examin'd and disprov'd by Catholick tradition in the main points in controversie between us and the Church of Rome with a particular account of the times and occasions of introducing them
London, 1688Stillingfleet, Edward, 1635-1699.
A rational account of the grounds of Protestant religion being a vindication of the Lord Archbishop of Canterbury's relation of a conference, &c.,
London, 1665Stubbe, Henry, 1632-1676
Legends no histories
London, 1670Stubbe, Henry, 1632-1676
A reply unto the letter written to Mr. Henry Stubbe in defense of The history of the Royal Society whereunto is added a Preface against Ecebolius Glanville, and an answer to the letter of Dr. Henry More, containing a reply to the untruthes he hath publish'd, and a censure of the cabbalo-pythagorical philosophy, by him promoted.
Oxford, 1671Tenison, Thomas, 1636-1715.
The creed of Mr. Hobbes examined in a feigned conference between him and a student in divinity.
London, 1670Tenison, Thomas, 1636-1715.
Of idolatry a discourse, in which is endeavoured a declaration of, its distinction from superstition, its notion, cause, commencement, and progress, its practice charged on Gentiles, Jews, Mahometans, Gnosticks, Manichees Arians, Socinians, Romanists : as also, of the means which God hath vouchsafed towards the cure of it by the Shechinah of His Son
London, 1678
6 hits
ひとり遅れて、8時過ぎ。ちびどもが小学校にでかけたあとでした。体力がもとにもどるまで、もうしばらくかかるようです。
[Hypomnemata: 拾遺]
ゼンネルトにHypomnemata Physicaという著作があります。"Hypomnemata" はギリシャ語で「備忘録」にあたる言葉のようです。ふと、日本語ではこれは、「拾遺」と訳すのが適切ではないかと思いつきました。ブログにも、雑記録や落ち穂拾い、あるいや備忘録と称しているものがあります。そういう感覚だと思われます。
ですから、このサイトも、ブログ化するときには、「科学史拾遺」と称するのがよいのではという案を抱いています。
ひとり遅れて、7時15分。3歳男児もまだ寝ています。おお、もう、12月。12月はなんだかんだで忙しく、あっというまにクリスマスです。ほぼ予想とおり、授業そのものは普通にできました。風邪はほぼ回復といってよいようです。
夜半から雨。
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