1998年8月ニュース
  • 1998.8.31
     今日で8月が終わります。結局今年の夏は、水の夏でした。本当に夏らしい強い日差しの空の高い日は、少数でした。
     今日は、私が編集実務を担当している学会誌『化学史研究』の印刷所校正(青焼きでの校正)の日です。飯田橋にある印刷所に行って、校正作業を行ってきます。このスケージュールだと、9月の第2週目には、会員宅に届くでしょう。
     →コメント(現実には、9月11日に届きました。)
  • 1998.8.30
     私の奉職先の東京外国語大学の2000年府中移転まで、いよいよ、2年を切りました。現地では、かなり、研究講義棟の建物ができつつあるようです。実物は見ていませんが、施設課の方がそうおっしゃていました。
     私のこの部屋も、大学の研究室も、本と書類であふれていますが、引っ越し先に持って行くまでもない、というよい基準ができたので、その基準で、一生懸命片づけをしています。まず、とっておく必要のない書類を選別し、捨てる作業から始めています。今日は、大きなごみ袋ふたつを作って、ばてました。
     大学の研究室の方も、もう、大きなごみ袋4つ分の書類は整理しましたが、ここは腹をくくって、もっと整理しようと思っています。西日の射す(私の窓からはちょうど池袋の高層ビル街が見えます)夏休みの研究室で、タオルを頭に巻いて、書類と格闘しているのがいたら、それが私です。
  • 1998.8.26
     下の『アルゴー船の航海』の続きです。
     『アルゴー船の航海』の前の項目は、 "Athenagoras" で、これなら知っているので、特に調べなかったのですが、ついでのことにと思ってインターネットで検索をかけてみました。日本語では、2件出ましたが、役に立つ情報はなし。英語で調べてみると、一発でした。アテナゴラスは、2世紀後半に活躍したキリスト教の護教論者(教父と言っていいのでしょう)で、『キリスト教徒のための訴え』と『死者の復活』という2点が彼の著作とされている、のだそうです。そして、その2点の著作の(英訳ですが)E-TEXT もありました。
     古典作家はさすがに数が少ないせいか、かなりの確率で、必要な情報が入手できるようです。
     ということで、来年度の思想史特殊研究は、「グーテンベルグ・プロジェクト」にいくぶんかなりと貢献するものとしようかと思っています。
  • 1998.8.24
     『GEO』と『WIRED:ワイアード』と『アクロス』が廃刊になります。残念!
     何か、どんどん僕の読む雑誌がなくなってきます。研究に専念するしかないのかな?
  • 1998.8.24
     新宿高島屋の2階入り口広場で、iMac の実物を見てきました。ガラスボックスでおおわれていて、触ることができなかったので、ほんと見てきただけです。全体は、かなり小さく感じます。画面は、それにしては、結構な広さがあります。パフォーマよりは、ずっとずっといい感じです。
     8月29日(土曜日)午後3時より。17万8千円で発売開始。
     マシーンは足りているので、今、 取り立てて、必要はないのですが、でも、1台飾りでもほしい。初期ロットの狂騒が終了してから、どうするか、ゆっくり考えます。(衝動買いするかもしれませんが、・・・。) 
  • 1998.8.22
     翻訳で、わからなかった点が、偶然、グーテンベルグ・プロジェクトのページを見ていたらわかりました。17世紀のものなので、本人は、"Argonaut.4." としか記しておらず、ほとんどこれが何を指すかの同定をあきらめかけていたところ、グーテンベルグ・プロジェクトのページに、Appllonius の Argonautics というE-Text があるではありませんか。早速、ダウンロードして、書誌的事項と解説を読んでみると、まさに、これでした。ロドスのアポロニオスの『アルゴー船の航海』という古代ギリシャの叙事詩でした。金の羊毛を探しに出るアルゴー船一行の冒険談と言えば、たぶん、ご存じ方はご存じでしょう。僕自身は、聞いたことがあるだけで、あまり詳しく内容を知りませんが、もし、日本語で、読める解説やら翻訳があれば是非教えて下さい。大感謝します。
  • 1998.8.19
    ずっとやっていた翻訳の修正作業、完全とは言えませんが、穴だけは全部埋めました。ああ、しんどかった。ラテン語を残していて、ほとんど、涙を流しながら、訳していました。9割は、私の力不足ですが、5%は、羅和辞典が物足りないせい(ラテン語のできる方々からは、Oxford Latin Dictionary を手許に置け、という声が聞こえてきそうですが)で、残り5%は、何せ錬金術師の文章、相手が悪かった。
     錬金術に関しては、日本語でも、けっこう本は出ていて、そうした本は割とおもしろかったりするのですが、(以前、大学のゼミで、「錬金術」を取り上げたことがあるので、文献表は、結構しっかりしたものをこしらえています。ヨーロッパの原典の復刻版も何語のものであれ結構集めています。イギリスに留学していたころ、入り浸っていた、ウォバーグ(ヴァールブルグ)研究所の図書館には、故イエイツ博士の集めたものを含めて見事にそろっていました。)多くは、むしろ、深層心理学的側面、思想的側面、宗教的側面、芸術的側面を扱っていて、物質のプロセスそのものを扱ったものはごくわずかです。私の目には、そういう方面に関して、本当に信頼できる著作は日本語ではまだないように思われます。パラケルススやヘルモントに関する故パーゲル博士の基礎的な文献さえも、翻訳されていないのですから。
  • 1998.8.17
     埼玉に住んでいる妹んちに、マックサポートに行ってきました。これまで、Win3.1 (!!!)ユーザーであった妹が、いきなり、PowerMac G3 に160Mのメモリーを積んだものをモニターとセットで買ったものです。妹の旦那は、深い DOS/V ユーザーで、旦那のマシーンは、最近は、ゲーム機と化しているようでした。近所の子ども達がそのゲームのために集まってくるのだとか。妹のものは、台所のそばに設置してありました。サポートのために、ジャズを持っていきました。ずっと使っていなかったのですが、最近のマックは、ZIPを搭載していることが多く、iomega のドライバーは、システムに標準添付されているようです。ドライバーはもちろん持っていったのですが、使う必要はなく、ジャズを接続して、メディアを入れてやるとすぐに認識しました。ジャズの起動音は、久しぶりに聞きましたが、格好良いんです。不調になったときの対応法だけを少し教授して、あとは、たとえば、アイコンを入れてきたあげました。後、代表的なフリーウェアを入れてきました。
     子どもが近所から猫を拾って来たと言って、飼っていました。まだ子猫でした。その子猫が、マックのキーボードを枕に寝るのが好きなんだとか。えらいこっちゃなあ。デジカメで、猫の写真だけ撮ってきました。
  • 1998.8.15
     今年の冬から春にかけて集中的にやっていた翻訳の修正作業に集中しています。私は、J-edit で翻訳の打ち込みと修正、検索・置換作業をしています。もっと純粋に検索だけなら、GripGrop というソフトを使っています。J-edit で作成した翻訳の全文テキストがあるわけですから、これに、検索をかけると本当にいろんなことがわかります。自分自身で、用字用語法の統一ができていなかったり(ぱっと読んでいるときには気がつかなかった)とか。もとの英文の全文テキストがあれば、もっとよいのですが、あまりメジャーな人物ではないので、下の E-Text on Internet でもそれは存在しませんでした。しかし、昨日、2時間ほど調べてみて、デカルトの『方法叙説』(フランス語)や『省察』(ラテン語)のオリジナルの全文テキスト、ホッブズの『リヴァイアサン』(英文)、スピノザの『エチカ』(英訳)や『政治・神学論考』(英訳)等々の e-text を入手することができました。(カントのテキストもかなりありましたが、それまではまだダウンロードしていません。)
     こうしたものは、私の研究に大いに役立ちます。
     私が今研究している分野(17世紀の化学史)では、日本語で信頼できる資料は本当に少ない。ついこの前出版された『岩波 哲学・思想事典』の約10項目ほどの執筆のために、かなりいろんな辞書を引いてみましたが、すごく一面的なものや、はっきりと間違えているものがけっこうありました。(古代ギリシャの学者達にならって、謬見のヒストリーが必要です。力が及べば、そういうプロジェクトをたちあげようかと思っています。)(科学史には、そうした謬見がわんさかあって、材料には全く困りませんから。)
     少々差し障りがありますが、言ってしまいますと、日本語の科学史の基本的辞書である『科学史技術史事典』(弘文堂、1983)は、もちろん、ないよりあった方が100倍も良いに決まっていますが、満足できるものでは全くありません。小さな英語の科学史の辞書としては、私は、Dictionary of THE HISTORY OF SCIENCE, eds., W.F. Bynum, E.J. Browne and Roy Porter ,Macmillan,1981 を使っています。これと比べてみても、『科学史技術史事典』は、はっきり弱い。英語圏の科学史学会の力と日本の科学史学会の力の差が如実です。その原因の大半は、ただただ、勉強不足です。謬見の大半は、(高度な史観の問題などでは全くなく)先行研究の把握が弱いこと(あるいは、手抜き)にあります。

     原則自分のためですが、Bookmark の部分は、情報をがんばって増やしつつあります。
    地図のサイトとストーンサークルのサイトの情報は、有用かと思います。

      地図
    • Mapion
    • Map Fan Web
    • Just Map
    • こさぴーのホームページ
      秋葉原の電脳地図があります。

      ストーンサークル(古代の巨石遺物)
    • Stone Page
    • Megalithic Mysteries
    • Newgrange
  • 1998.8.12
     本日学校に出たときに、少し時間を使って、E-Text on Internet を調べてみました。かなり、進んでいるところは進んでいます。私は、第1義的には17世紀を研究しているので、ジョン・ロックのテキストを調べてみました。これは、かなりありました。ともあれ、『寛容書簡』と『人間知性論』の全文(英語)を入手しました。こういうのは、研究者にとっては本当に助かります。ロックが『人間知性論』で、たとえば、××というタームを一度でも使っているかどうかが、すぐにわかるのですから、本当にありがたい。
    CF.ILTweb5: Academic: Digital Text
  • 1998.8.10
     夏なのに涼しい日が続いて、私としては、とってもありがたい。
     涼しいので、このアパートの部屋の片づけを少しはじめました。まず、古い資料でもう要らないものを捨てる作業です。ごみ袋ふたつぶんぐらいでばてて、今度は、去年の夏壊してしまった Power Mac 7500/100 の再生計画に着手しました。最初のころは、パソコンの開け閉めは少しこわかったのですが、壊れたまま1年放棄してあったので、結構気軽に開け閉めできます。開けた状態で、つらつら眺めるに、基盤(マザーボード)が故障している以外だと直せるはずで、内蔵HDの付け替えをやってみようと思います。
     この 7500 には、ずいぶん苦労しました。買ったときには、30万円しました。最初はいっていた(プリインストール)されていた OS が悪名高き 漢字トーク7.5.2 (これは、商品としては、欠陥商品と言っていいと思います。)で、ずいぶん苦労しました。おかげで、エラーに対しては、ずいぶん強くなりました。パソコンの仕組みを覚えるには、むしろ、一度トラブルの波に見舞われるのが役に立つようです。
     98(もちろん、Win98ではなく、あのNECのPC98)で、DOSを動かしていたときには、一度、config.sys を間違って削除してしまって、ほんと狼狽してしまいましたが、1時間ぐらいよく考えて、対策を思いつきました。その後は、重要なファイルは、MS-DOSの起動最小ディスク(フロッピー)にバックアップをとっておくようになりました。
     去年の夏、7500がいかれたのは、雨の日に、窓を開けぱなして(何せ、クーラーをつけなくなっているので)いたら、窓際の机の上においているマックが、なにか、物に当たったような音を立て、それから、調子がおかしくなったものです。最初は、CD−ROMからは起動していたので、ノートン君をかけてみましたが、Norton 先生が動いている最中にフリーズする。いろいろやっているうちに、起動画面の途中でフリーズするようになって、最後は、モニターに何も映らなくなったものです。(モニターの故障ではなかった。)
     もちろん、お店のおにいさんのようにはいきませんが、最近は、どういうところがおかしくなりやすいのかわかったので、ほとんど自分では使っていないWin95のサポートもある水準までならできます。結局、OS が起動する前のことは、普通のユーザーには難しいですし、またヘタにWin95でマイクロソフトが、(嘘なのに)Plug and Play をうたったがためにハードウェアを動かし制御するソフトのことをそもそも意識しないユーザーを増やしてしまったわけです。現状の技術では、パソコンを(ワープロユーザーにようにではなく)使いこなすためには、OSやアプリケーションソフトの動く仕組みならびに、ハードウェアの基本を知っていなければならず、エンドユーザー(アプリだけのユーザー)からすれば、2段階深い階層までの知識が求められます。ああ、何と大変! 2000年問題への対応も特に日本では遅れているようだし、パソコンは当分、非常に特殊な機械であり続けるでしょう。

     科学史家として、近い将来の見通しを語っておきましょう。少し前の女子高生達のポケベル(ページャー)の使いこなし方や、最近の携帯、PHS、メールの若い世代への浸透度を見れば、彼らの要求は、(当然のことですが)パソコン使用にはなく、コミュニケーションにあります。仕事でキーボードに向かわざるを得ない人々(私のような研究者だけではなく、何らかの知識・情報の生産・流通・編集・伝達に関わる業種の人々はすべて)にとって習熟すべきは、キーボードです。そして、普通の人々にとって、電話が、音声だけではなく、E-Mail を含むテキスト情報の通信端末となって、たぶん、それでほとんど十分だ、ということになる可能性が高いと思われます。
     フランスにミニテルというとても面白い電話システムがあります。
     一言でまとめると、注目すべきは、(パソコン本体というよりも)電話だ、ということになります。もう少し詳しくいえば、遠隔での1対1コミュニケーション端末(おそらく固定よりも移動式)としての電話でしょう。
     考えても見て下さい。電話がまだなかったころ(100年前の日本に一体どれだけの数の電話があったでしょう。日本における電話の普及は、戦後です。1950年代が画期でした。)人と人は、どれだけ、1対1で、話していたでしょう。対話(ダイアローグ、dialectics)なんて、特別な人が特別な機会に(たとえば、アカデメイアのプラトン)行っているだけで、本当に貴重な体験として位置づけられていました。ちゃんと調べていませんが、私は、普通の人々に、1対1での会話や対話の機会をもたらしたのは、実は、電話(の普及)ではないかと思っています。(カウンセリングや占いも、対等な関係ではありませんが、1対1の会話/対話ではあります。)
     それぞれのご家族での会話を思い出して下さい。ごくたまに例外的な家族はいるかも知れませんが、一般的には対話なんかにはなっていないと思います。人の話をきちんと聞かずに、好き勝手のことを順番に(あるいは、誰かがなかば独占的に)しゃべっているだけだと思われます。
     私の個人的経験から言えば、電話で話すのが、一番対話的状況になりやすい。それだけ話の内容に集中しやすいように感じます。具体的身体を持った人を目の前に話すのは、実は、相手の身体への不可避の関心(性的な場合もありますが、むしろ、表情や顔色や気分)に意識を奪われやすいように感じます。そして、自分の周りの人を思い浮かべれば、そもそも他人の話をあまり聞かない人というのは、少なくとも一人や二人はすぐに顔を思い浮かべることができるでしょう。また、自分の意識をしっかり振り返ることができれば、実は、自分も他人の話をしっかり聞いていないことはよくあることに気づくでしょう。
     以上の観点からすれば、電話が、対話の機会を根本的に広めてくれたことは、人間界にとってとてもありがたいことで、そして、日本においてそれは高々50年の歴史しか持たないものであるので、まだまだこれからだ、ということになるかと思います。どうせ不況ですし、せいぜい、みなさん、長電話しましょう。

     POSTSCRIPT.
     そして、今、踏んだり蹴ったりのおやじやおとうさんがた、仕事ももちろん大切ですが、コミュニケーション能力がこれからの生活の質を最も大きく左右します。若者にならうことがあってもよいように、そろそろ40歳になって立派なおじさん仲間の私は、思います。コミュニケーション能力を高める第1歩は、ともかく、他人の話をよく聞くことです。自分の親だって、子どもだって、奥さんだって、他人です。今のおやじとおとうさんが、あまりのかわいそうな気がするので、処方箋だけ、記してみました。
     

  • 1998.8.8
     既にお気づきのことと存じますが、このサイトの入り口のデザインを更新しました。現状のHTMLでウェブデザインの要となるシングルピクセル透明GIF と透明テーブルを使いました。このふたつをきれいに使いこなすのにはかなり手間とデザイン能力がいります。今回は、ともかく使ったというレベルです。ソースを見てもらえばわかるように、かなり杜撰なタグで入り口の色ブロックを組んでいます。
     Netscape と Explorer で同じ見え方になることは確かめています。
     他にも結構いろんな場所を更新しました。
     糸井さんの連載があるので、『婦人公論』という雑誌を買ってきました。夕食を食べに出たついでに、近所のコンビニで買ったものです。知らない雑誌は、載っている広告が結構面白いです。シミやしわの広告が柱になっていたので、おばさん向け雑誌だと知れます。
  • 1998.8.7
     今日渋谷に出たときに、バルク品のメモリー(16Mで1000円)をふたつ買ってきました。まだ使っていませんが、たぶん大丈夫だと思います。私は多くのマックの世話をしているので、いろいろ使い勝手はあるだろうと踏んでいます。
     渋谷に出たのは、携帯を受け取るためで、これで私は、私専用の電話番号が4つあることになりました。E-Mail address は、7つあります。それほど必要性はないのですが、いろいろ試してみたいことがあって、まあ、一種の実験用です。

     自分の使っているブックマークをリストアップするために、アップル関係をまず再調査してみました。なくなっているサイトや、URL の移動したサイトがかなりおおくありました。
     あまりにたいへんな仕事なので仕方がないと思いますが、少し残念なのは、 香川大秋山氏(Macintosh News)のマッキントッシュトラブルニュース (http://laplace.ed.kagawa-u.ac.jp/~akiyama/MacintoshNews /News/MacTroubles.html) にアクセスできなくなっていたことです。たぶん、あまりに接続数が増えて、香川大学のランに迷惑をかけないようにとサイトを店じまいされたのでしょう。MacOS8.0 以降は、エラーが格段に減ったので、以前は大変世話になっていたこのサイトに最近はほとんどよることもなかったのですが。
     

    *訂正*

    98.8.16 
    学生が教えてくれました。秋山氏のサイトはまだあります。
    http://www.ed.kagawa-u.ac.jp/~akiyama/mac/News/MacTroubles.html 少しサイト名が変わっていて、そのことに私が気づきませんでした。4つほど、有志によるミラーサイトが運営されています。たとえば、農水省の豊川さんの運営されるもの Macintosh News です。 早速半年分くらい読んでみました。大変、勉強になりました。

     また、Mac Clinic(マック診療室) + Internet Clinic ( http://www.bekkoame.or.jp/~yingming/maclinic/home.html )の主催者もさすがにばてておられるようで、OS upgrade 関係のトラブルのまとめも約束にとどまっているようです。
     秋山さんは長い間ご苦労様でした。世話になったマックユーザーはごまんといるでしょう。Mac Clinicの主催者の方もご苦労様です。
     レベルは全く違いますが、私のサイトの顔の全面的更新作業も宣言だけして、まだ完成していません。まあ、ぼちぼちやります。

  • 1998.8.6
     そろそろお盆というのに、梅雨が終わっていないのでしょうか、何か、ほぼ毎日雨が降りますね。私本人はいいのですが、洗濯物が濡れるのはちょっと困っています。
     今週はじめに、マッキントッシュの値段が大幅に下げられました。特に目立つのが、PowerMacG3 MT 300 で、40万円を超えていたものが、(相場の前線をひっぱているお店では)30万円を切る値段で売られています。10万円を超える値下げです。これまでデスクトップタイプを使ってきていて、でもそろそろ、数年間(専門誌によれば、PCの寿命は5年と考えておけばよいとのことです)はベースとして使えるタワータイプがほしいと思っていた方には、最良の選択肢ではないかと思われます。私がそのタイプです。速度的にも、G3 300 なら、ありあまるものがありますし、少し補っていけば寿命まで使えるのではないかと思われます。
    ともあれ、30万円が一般ユーザーには、心理的な壁になっていると思われるので、30万円を切ると気持ちが楽になります。
     秋葉原におけるマックのプライスリーダは次のようなお店です。(以下ですべてというわけではありません。)
     秋葉館
     Mac Academy
     MJSOFT  
  • 1998.8.3
     糸井重里さんのホームページを見てきました。
    ほぼ日刊イトイ新聞

    鉄とガラスゲージュツ家クマさんのページと、鈴木あみちゃんのページと・・と・・とを読みました。糸井さんは、はじめて来るあみちゃんに、G3パワーブックで、インターネットとE-mail の講義をしてしまったんだそうです。ああ、そういうの、僕もやりたい。そんなつもりはなかったのですが、大学の情報化の仕事に加わって(外語でただ1室授業のできるコンピューター教室=8500/132が30台あります。現在3台は故障しています=の係りをしています。)、簡単なネットワークなら組めるようになりました。UNIX をばりばりに使う本格的なものはダメです。UNIX の勉強は、面倒くさくなって、途中で投げ出したので。でも、何か、具体的な目的があれば、また勉強してもいいかと思っています。それより、NeXTSTEPの黒い箱がほしい。

     夕方から、大学に行って、CPU upgrade に伴うシステム環境の移行を行ってきました。CPUを替えた後、調子が少し悪いのは、CPUの挿し方が足らなかったのではないかと思いついて、挿し直してみると、電源が入らなくなりました。あちゃー、また、壊したか、と思ったのですが、ともあれ、古いCPUに戻してやると、何の問題もなく起動する。あ、やっぱり、挿し方だと思って、もう一度、しっかりと深くまで挿し込んでやると、新しいCPUでも全く問題なく動きました。スロットのバンクが結構深いので、最後までしっかり挿し込むというのがポイントのようでした。
     以前、メモリーを増設したときも、メモリーを読み込んでおらず、どうしたことかと思ったのですが、結局、挿し込み方が足らなかったということがあって、挿し直してみたものです。何度も、はずしたり、挿し込んだりを繰り返すのは、結構こわいものがありますが、パソコンの不調は、結局かなりの割合は、物理的接触不良によるものなので、ケーブルを含めて接触をもう一度確かめる(はずして挿し直す)のは、面倒くさいようですが、必要な対応でしょう。

     帰りに駅前の書店で、
    *猫十字社
    『幻獣の國物語』宙出版
    の7巻から15巻までを買って帰り、夜の間、読んでいました。

  • 1998.8.2
     1994年のイギリス留学は、私に、うまく説明の付かないいろんな変化を引き起こしました。帰国後、ほとんど、ステレオを使わなくなりました。理由はよくはわかりません。また、マンガもあまり読まなくなりました。こっちも理由は不明。
     しかし、この夏休みにはいって、夜、10時過ぎには、少しずつ、またマンガを読み始めています。最近読んだのは次のようなものたちです。
    *山岸涼子
    『押し入れ』講談社、1998
    *諸星大二郎
    『夢の木の下で』マガジンハウス、1998
    *吉田秋生
    『YASHA夜叉』1〜4巻、小学館、1997〜98
    *吉野朔実
    『恋愛的瞬間』1〜4巻、集英社、?〜98
     作者達の力量から言って面白いに決まっているものばかりです。昼間は仕事をして、夜のたとえば10時過ぎからは、マンガを読むというようなリズムで夏を乗り切ろうと思っています。私のこのアパートにはクーラーはない(本当はあるけど、1昨年あたりから使わないでおこうと思って、使わないでいます。)ので、夏は、夏のリズムで生活することにしています。

    次は、イギリス留学の前に作った私の持っているマンガリストです。この夏の間にできる限りアップデートして行こうと思っています。
    マンガリスト

  • 1998.8.1"
     アップグレードの誘惑にこらえきれず、本日、秋葉原に出かけて、Power PC 604e/233ドーターカードを買ってきて、研究室の7600/120をほぼ倍のクロック数にしました。ずっと使っていたHDの調子がいまいちおかしかったので、ついでにシステムのクリーンインストールをしました。ファインダーは、確かに、速くなった気がします。時間がなかったので、学内LANへの再接続だけすませて帰ってきました。この604e/233は、マックアカデミーで約3万円(消費税込み)。9万を切った値段で、G3カードを売っていますが、9万は、感じとしては、10万なので、ちょっと躊躇します。3万で、CPUの速度が倍になるなら、悪くはないでしょう。
     PCIスロットの6つあいているPowerMac9600/300 が27万円を切った値段で売っています。電源(一つのマックに内蔵して使える電力の和)のこととかを考えると、こういう大きいタワータイプには魅力があります。
  • 1998.8.1
     梅雨が明けないまま、8月に入ってしまいましたね。
     昨日のフリーメール情報への補足です。
     MailBank(http://www.mailbank.ne.jp/)というところが、メールに特化したサービスをフリーで行っています。ブラウザーは使えない、広告メールが一定の数送られてくる代わりに、電話代以外にお金のかからないプロバイダーと考えればよいようです。ブラウザーを使わない、メールだけという方は、価値があるでしょう。何と言ってもただですから。
    MailBank

     ・Windows と Mac間で、ただでデータ交換する方法。
     いくつかある専用のソフト (ex. COPSTalkIP; PC MACLAN; DAVE 2.0 )を使えば、Windows と Mac間でネットワークを組んで、ファイル転送が行えます。もちろん、フロッピーやMOを使う方法もあるでしょうが、ここでは、両方のマシーンがイーサーネットでつなぐことができる場合だけを想定しています。(ほとんどのマックには、10BASE-Tは標準装備。DOS/V機の方にLAN cardが装着されているとして)Intenet Explorerにおまけで付いてくるPWS( Personal Web Server)を使えば、ただで、FTPサーバが作れます。マックで実際に試したところ、特に難しい点はありません。ローカルな環境で、それぞれに、IP address を振って(たとえば、172.16.x.x )それぞれからそれぞれのIPにFTPでアクセスすれば、ファイル交換(ダウンロードとアップロード)ができます。
     ネットワークでファイルをやりとりするのに慣れてしまえば、フロッピーでもMOでもメディアを使ったものは、面倒になります。私の場合、仕事としては、画像はほとんど使いませんし、普段の仕事マシーンは、全部マックなので、自分の間ではメールでデータをやりとりしています。動くデータの量は、ウェッブブラウザーを使うことを考えれば、何てことはないので、ネットワークへの負荷の点でもかかる料金の点でも全く問題ありません。

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