1998年6月
- 1998.6.20
6月19日(昨日)の「誰でもピカソ」における『絶対音感』の扱いは、(ある割合予想していたこととはいえ)失望でした。絶対音感に対して、absolute hearing
(正しくは、absolute pitch)をあてていたのにはびっくりしましたし、最相葉月さんの本の「絶対音感は音楽性にはほとんど無関係」という結論をほとんど大胆に無視して、絶対音感はほらこんなにすごいんだ、というレベルの紹介に止まっていました。テレビだから、仕方ないのでしょうか。
サルスベリの新刊が出ていました。次のものです。
*中野純
『ヒトの鳴き声:ホーミーと牛とマッキントッシュ』
NTT出版、1998、1800円
沖縄の海で鯨にホーミーを聞かせたり、牧場で牛にホーミーを聞かせたり、アフリカのサバンナでいろんな動物たちにホーミーを聞かせたりと、話は大変面白い。しかし、玉木宏樹氏ほどではありませんが、語りは全く「おやじ語り」です。僕より若い方なのに、と思いますが、でもこういうのは仕方ないのですかね。
- 1998.6.13
ワールドカップシフトの最中は、更新がかなり遅くなります。
最近楽しみにしているテレビ番組に12チャンネル金曜9時「たけしの誰でもピカソ」があります。結構面白いです。
この「誰でもピカソ」の6月19日には、4月17日に紹介している
最相葉月(さいしょう・はづき)
『絶対音感』
が出るんだそうです。みなさん、是非、見ましょう。
- 1998.6.5
東京国際ミネラルフェアに行ってきました。(場所等に関しては、「EVENT Room」をご覧下さい。)このフェアで、昨年、ずっとほしかった海百合の化石を買うことができて以来、特にこれがほしいというのはなくなったのですが、結構みっけものがありました。
中国の自然科学博物館が発行した本です。
『澄江生物群:寒武紀大爆発的見證』
です。値段は3200円だったと思います。いろんな場所においてあったので簡単に見つかると思います。最近一部で非常に注目を浴びているあのカンブリア紀の大爆発に関する中国の発掘資料のちょうどよい紹介本です。17世紀ぐらいまではまだ「化石」という考えがなく、「自然の冗談」とか「自然の遊び」とか言われていたまさにそのままの子どもの描いた想像図のような生き物(蠢)が、化石として実際に発見されたしまったのが、カンブリア紀の大爆発です。「中華謎蠢」とか「海怪蠢」とか「灰姑娘蠢 (Cindarella eucalla)」とか、中国語の名称も大変楽しい。
日本語の紹介としては、講談社現代新書に
S.コンウェイ・モリス『カンブリア紀の怪物たち』800円
がありますが、新書なので、図版がちょっとさみしい。
- 1998.6.4
DOS/Vノートパソコン実売価格
6月4日、新宿ビックパソコン館(東南口店)
Sony Vaio PCG-731 \229,800
IBM ThinkPad 380E 49J \184,800
IBM ThinkPad 380ED 5YJ \184,800
Canon Innova 4500DX \227,800
Sharp Mebius MNW30 X13 \247,800
NEC Lavie PC LV 13C \199,800
6月7日(日曜日)まで、12ポイントのルピーバックがつきますから、
結構お得でしょう。
- 1998.6.3
学会に行って来ました。豊橋(愛知大学)で開かれた日本科学史学会です。すごく良い天気でしたので、周辺地帯(たとえば知多半島とか)をまわってきたかったのですが、6月は、仕事が詰まっているので、すぐに帰ってきました。
しかも、6月は「ワールドカップ月間」です。
私は、18歳で東京に出てきて、30歳になるまでテレビなるものを持ったことがなかったのですが、ある年、ワールドカップを見たいがために、中古のテレビを1万円で買ってきたのを覚えています。
さて、スケジュールの調整をどうしよう?
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