ひとりで5時20分。最近では珍しく、ちびどもよりも早く目覚めました。→朝から、本格的な雨降り。湿度100%というと大げさですが、体感では、その程度に感じる朝です。昨日の駒場は、けっこういろんな収穫がありました。
まず、駒場商店街にコピーをとってくれるお店があることを思い出し、全冊コピーを取ろうと思っていて、でも自分では面倒だなと感じていた本を預け、夕方までに丸ごとコピーをしてもらいました。1枚10円でやってくれるので、しめて1340円となりました。200頁あまりの本でした。
判子を押した後は、図書館で教材のコピー。&アグリコラの邦訳の解説部分のコピー。動いている最中に、ふと、今捜してる本はおそらくオルデンブルグが『王立協会紀要』に紹介しているはずだと思いつき、出版年度の直後の号から捜しはじめると、10分もしないうちに必要な記事を見つけました。予想とおり、紹介していました。Numb. 94 (1673) にありました。
それで、検索の仕方を少し工夫しなければいけないなとわかったので、早速科哲事務室におじゃまして、EEBO で検索をかけると、目的の本がありました。EEBO は、解像度を選択できます。以前低い解像度でダウンロードして、100枚以上が使い物にならなかった苦い体験があるので、今回は、150%の解像度でダウンロードしました。目が弱くても、たとえば、A3 用紙に印刷すれば、たぶん誰にでも読むことができる品質になったと思います。蒸し暑い一日でしたが、授業が終わった後、注文していたコピーを受け取り、資料ゲットの満足感とともに帰宅することができました。今日は会議の日ですが、ありがたいことに会議の予定がありません。ちょうどよいので机の上の片づけをはじめました。学会発表以来のいろんな書類が地層をなしています。午前中に終了するかと思いましたが、雨が上がり、青空の見えた午後2時現在も机の表面が見えていません。
著者本人から次の本を送ってもらいました。いつもありがとうございます。
小松美彦『自己決定権は幻想である』洋泉社新書Y、2004
ちいさいちびが起きて、5時半。ほかはみんなもうすこし寝ていたかったのですが、下に行こうと起こしてまわりました。今月は、ここまで、65枚。1学期のなかでは6月は一番忙しいので、まあ、妥当な数字でしょう。
昨日大学に BSHS NEWSLETTER No.74 (June 2004) が届いていました。そこに、「21世紀のボイル」という記事がありました。ロンドン大学バークベックカレッジのマイケル・ハンターが主催するボイル・プロジェクトの新企画です。ボイルの作業日誌はすでに2001年からホームページ上で自由に利用できるようになっていますが、MSそのものの高解像度の画像をアップしてくれるようです。詳しくは次のページをご覧下さい。
CELL
Robert Boyle Home Page
The Robert Boyle Workdiaries Project
Perseus Projects at Tufts Univesity
おおきいちびがまた熱をだしました。夜中一度寒がって、それから汗をかきました。寝苦しいようで、5時に起床。あきらめてつきあいました。熱をはかると、38度。本人はしっかりしていますが、子どもの風邪はこういうふうになりがちです。妻はあすまで休ませると言っています。3コマの授業を終えて帰ると、ちびどもが元気に走り回っています。ふたりそろって4時間も昼寝をしたということです。おおきいちびは前から焼き肉、焼き肉と言っていたので、焼き肉やさんに連れていくこととしました。駅前の牛角。明らかに店員さんの数が足りずに、ちびどもには待ちきれない状態となりました。焼き肉といっても、ちびどもがあまり食べません。自分で焼けるのが楽しいだけです。お肉(鶏肉)をほんの少し、野菜をすこし、冷麺を少しだけ食べていました。ちいさいちびが飽きてきたので、早々に退散。
昼寝がきいたのでしょう、やっと普通の精神状態にもどっていました。ふたりとも咳はまだ少し残っていますが、まずまずいつもの性格にもどっています。ご本人から次の本を頂きました。ありがとうございます。
和田忠彦
『声、意味ではなく:私の翻訳論』平凡社、2004
すっきりとした清楚なたたずまいの本です。
おおきいちびが夜熱をだしました。こちらにころころ寝返りをうって近づいてくるのを触ってみると全身が熱い。熱を測ると38.7度。冷えぴたを数カ所にはってやりました。3時間後には、39度を超えていました。寝苦しそうでした。一度、鼻血をだしていました。しかし、朝には、37度まで下がっていました。
昨日はなした幼稚園のお母さんは、下の子がなおったと思ったら上の子が熱をだしたり、終わりがないのよね、と言っていましたが、まさにそのようになってしまいました。幼稚園は振替休日で月曜日も休みです。この、日曜日、月曜日、ゆっくり休ませてやります。ちいさいちびは先に起きていましたが、おねえちゃんと私が起きたのが6時。朝は雨が降っています。
朝割りと早い時間に雨があがったので、気分転換を兼ねて、近所の図書館&駅前のマクドナルドにちびどもを連れていきました。帰ってくると眠そうにしていたので、何とかふたりとも昼寝をしてもらうことに成功。ちびどもの風邪は寝てくれるとよくなります。ちいさいちびの咳は相変わらずですが、おおきいちびの熱はほぼおさまったようです。
ちいさいちびは咳がおさまらないくせに、大量のミルクを飲みました。危ないな、と思っていたら、寝付いたあと、クジラのようにふきだしました。今年のように気候の変化が激しいと、ちびどもには過酷です。同じような目にあっている乳幼児が一定数いるようです。
先週の学会発表後も、同じテーマに関して、研究は継続しています。ただし、ちびの対応に追われ、ここに記すだけの余裕がありません。7月に入ったら、少し余裕がでてくるのではと勝手に期待しています。
おー、かゆい。かゆさで目が覚めました。4箇所ほど虫に刺されています。
ちいさいちびの怒りの声で、5時20分。何事かと思ったら、虫さされでした。全身に数カ所さされています。とくに右目の真下をさされ、顔面の4分の1ほどが腫れ上がっています。これは、かゆいはずです。この時期にはいろんなトラブルがあります。幼稚園の参観日。ちいさいちびの相手をするために、私も3時間ほど参加することになっています。ちいさいちびは、おねえちゃんが幼稚園に行っているのがうらやましくてならないようで、幼稚園行きたい、幼稚園行きたいと言っています。3歳になってからというので、一応納得していますが、どうして自分は行けないのだという疑問がこころにしみついているようです。
大変な授業参観日となりました。ちいさいちびは、虫さされだけではなく、せっかく直ったと思った風邪がぶりかえしました。あれほど行きたかった幼稚園ですが、30分ももちませんでした。おうちにかえる、とのこと。だれもいないとおおきいちびがさびしがるので、私が幼稚園に残りましたが、猛暑。おおきいちびも昨夜微熱を出して風邪気味だったので、いつもの元気がなく、ともかく先生に言われたことをゆっくりとやっていました。
汗まみれになって、下園したあと、すこし休んでから、ふたりともいっしょに医者に連れていきましたが、ちいさいちびはまわる椅子にのってくるくるまわって大喜び。おおきいちびは怖がって結局聴診器も受けませんでした。
ちいさいちびがミルクと言ったときに、おおきいちびがお漏らし(紙おしめのキャパをこえるおしっこをして)するというタイミングの悪さで、朝、4時。4時は辛いのですが、目が覚めてしまったものをもとにもどすことはできません。
体感の復活度は、8割。もうすこしかと思っています。ちびが幼稚園にでかけようかという直前に雨。雨のおかげで気温は1〜2度下がった感じですが、蒸し暑さは相変わらずです。体調はまずまずなので、ただ机の上に積み上げていた今週持ち帰った宿題を朝のうちに処理することができました。大学の事務関係の仕事です。ただ手間さえかければできる仕事ですが、おなかの調子が悪いときには手をつける気になりませんでした。
朝雨が降り出したあとは、まったく梅雨らしい一日。雨が降ったり止んだり。しかし、1時間降り止んでいることはありませんでした。自転車でちびの送り迎えをしましたが、小雨なので傘をささずに行きました。少しぬれましたが、まあ、このぐらいならば、という感じです。
おそらくおおきいちびは4時半。私はあきらめて5時前。それでも眠気が抜けなかったのですが、15分ほどしてから、やはりちびを連れてコンビニに。ちびの気分転換とまだ寝ているちいさいちびを起こさないためです。
体感では、本日の復活度は4分の3です。→3コマの授業をおえて帰宅しましたが、やはり、4分の1はまだまだでした。おなかの違和感が残っています。この調子だと、100%の回復にはまる1週間がかかりそうです。
おおきいちびは4時半。あきらめて4時45分には起きました。昨日はお粥だったのでおなかが空いてきています。少し回復してきたしるしです。昨日から今日にかけて、『化学史研究』が1万アクセスを超えていました。以前別のサイトでも一度1万アクセスを突破したのですが、サイトを替えてから今回1万を突破しました。まずまずなのではと思っています。
本日は会議の日。1時からの会議は、私が議長をしなければならないので、準備をしておく必要があります。
下痢自体はとまっているのですが、おなかに違和感が残っています。体感では5割の回復です。昨日は3割の回復でした。おなかの違和感がとれれば、たいていのことはふつうにできますが、今日も結局、研究所のパーティは、その前の新しい人々の研究紹介を聞いただけにとどめ、何も口にせず、おいとましました。
4人の新しい同僚の自己紹介&研究紹介を聞きましたが、なかなか興味深く、いろいろと勉強になりました。
ひとことでいうと、ばてました。そういうときは、睡眠も浅くなり、熱を出してうなされているときと似た感じになります。今日は休み休み、動こうと思います。→全身衰弱の上に、下痢。ちいさいちびの風邪がうつったのでしょうか。いずれにせよ、今日は休み休みでなければ、動くことができません。図書館での調査もいろいろ考えていたのですが、ただ本の返却のみにしようと思っています。→お粥以外は食べられませんが、ゆっくりとであれば動けるので、ほぼいつもとおりの時間で駒場に。非常勤講師室の手前で、外大の同僚にであい、ちょっと挨拶をしたあと、図書館へ。少しだけコピーをとって、借りていた本を返却。まだすこし動けそうだったので、1冊の本の解説を図書館で読み、2冊の本を借りてきました。おやつのあと、科哲の事務室で、30分ほどEEBO の検索。だいたい様子がわかってきました。:ほとんど英語の本ですが、たまにラテン語の本も混じります。つまり、Early English の "English" は、ドミナントには「英語」のということですが、一部「英国で出版された」という意味がまじります。存在する著作の全リストを作ろうと思いましたが、そのためには半日ぐらいはかかりそうです。
東京でも台風の接近が感知されます。日が変わったちょうど今は風はおさまっていますが、10時ぐらいには日本に台風が接近しているな、というような風が吹いていました。この土日、大学のアドレスには、20通以上のウイルスメールが届きました。しかも、意味のあるメールはたった1通で、残りすべてがウイルスメールという惨状。大学の誰かのアドレスがウイルスに冒されたのかもしれません。
おおきいちびが起きて、5時過ぎ。台風のせいでしょうか、朝方わずかに雨が降り、その後は曇っています。
台風がこんなに影響するとは思っていませんでした。ずぶぬれになりながら、帰宅すると、連日の仕事で疲労困憊。
おおきいちびが起きて、6時。夜中におおきいちびが低いうめき声をあげて暴れていました。しきりに足をかいています。足の中指を蚊にさされていました。確かに、これは、かゆい。
おそらく昨日から夏日。よるも気温がそれほど下がりませんでした。今日の学会は、朝の最初に司会。ちいさいちびが風邪をひくと、お母さんにくっついたままになります。そのせいで、おおきいちびは暇。一緒に学会会場に来たいと言います。うーん。→おおきいちびは朝方、お外に行きたいと泣きましたが、おとうさんがお昼に帰ってきて遊びに連れていく、ということで話をつけました。ということで、9時前後に学会会場に到着し、私が司会を担当する3名の方々の予稿を予習していました。講演会場にはいると、芝前会長がパワーポイントで悪戦苦闘されていました。おそらく10分近く悪戦苦闘して、何度か機器とパソコンの再起動をかけ、年会開始5分ぐらい前にやっとパソコンの画面がプロジェクトされるようになりました。私の担当した3人の一般講演はなかなかに興味深いもので、質問がなかったときの準備をノートにとっていましたが、まったく必要ありませんでした。むしろ、いくらでも議論が続きそうな雰囲気があったのですが、時間割があるので、3人で5分延長という形で、次の司会者に引き渡しました。
約束は約束ですから、それからとってかえし、駅前でお弁当を買って、帰宅。おおきいちびはいまにでも飛び出しそうな雰囲気でしたが、昼ご飯だけは食べて、ちいさいちびが寝そうになってからでかけました。行きたい場所はというと、動物園。真夏の暑さのなか、動物園まで歩いていき、まずは、お餅(団子のことです)。それから、ウサギ。(モルモットやウサギにさわれるコーナーがあり、そこでウサギやモルモットを抱っこして、餌をやることができます。)次に、遊園地。乗り物のあるコーナー。いっぷくはアイスキャンデーを食べて、それから公園。つまり、滑り台やブランコのあるコーナー。
これがちびどもの定番のようです。
この暑さのなかですから、さすがに疲れたようで、帰りは、2回おんぶしてやりました。やはり、途中で夕食を買って帰りつきました。ちいさいちびは、まだ直ってはいませんが、すこしましな顔になっていました。後一日という感じでしょうか。さて、明日からまた通常の授業。夏休みまであと一ヶ月というところまで来ました。夏休み前の、残る行事は、7月29日東京医科歯科でのMMA講義。MMAとは医療マネージメントの修士コースで、今年東京医科歯科大学に新設されたものです。私よりも年長の、相当のキャリアのあるお医者さんが受講します。けっこうびびっていますが、自分の力以上のことはできないので、7月に入ってから、準備にかかり、できることを話します。
おなかがすいて、夜半に目覚めました。化学史評議員会でいただいた夕食は、食べやすい和食でしたが、私には量的に足りなかったようです。
ちいさいちびは、軽い下痢を繰り返していました。何度か繰り返すと、お尻が痛くなるようで、いたい、いたい、と言っていましたが、一応寝てくれています。
おおきいちびが起きて、6時。夜中なんども起きたので、眠いのですが、仕方ありません。朝ご飯を調達するために、昨日と同じく、おおきいちびを自転車の後ろに載せて、コンビニに。ちびはおなかがすいていたようで、いっぱい買い込んでいました。さて、今日はいよいよ発表。→私は、午前中の3番目の発表でしたが、1番目の方の発表のちょうどなかごろに会場に到着しました。話を聞きながら、OCH で見せるコピーを整理していました。発表20分、質疑応答10分、つまりひとりの持ち時間30分ではとても話しきれない読み上げ原稿を用意していたので、予想とおり、発表で30分をほぼ使い切り、レッドカードをもらいました。
学会会場の受付においていた次の学会出版物を買って帰ってきました。
化学史学会編
『20世紀の日本の化学技術―21世紀が見えてくる―』
TIC、2004、定価3000円。最後のシンポジウムの途中で会場を抜け出して、6時前に家に帰り着きました。すると、2階からおおきいちびが降りてきて、夕ご飯を食べていないと言います。なかば予想していた事態なので、駅前で買ってきたお弁当を食べさせ、私はおやつに買ったものや冷蔵庫のものを夕食にとりました。その間に、ちいさいちびが39度くらいの熱をだしたこと、せっかくお医者に行ってもらってきた薬を飲んでくれないこと等の状況を、ちびから聞きました。ご飯をすませると、おおきいちびは寝るというので、一緒に寝室に行って寝かせ着け、寝入ったのを確かめてから、私は、シャワーを浴び、洗濯物を取り込み、干されるのを待っていた洗濯物を干し、それからこうして机に向かっています。やはり本格的な風邪でした。
よる、なにかあしもとが冷たいなと思ったら、おおきいちびが私の布団でおもらしをしていました。寝るときにはまだおしめに替えていますが、昨夜は替えるのを忘れていました。仕方がないので、私の布団を一式全部交換しました。おおきいちびが起きて、5時50分。今朝は昨日のような肌寒さを感じません。朝ご飯の調達に、ちびを連れて、コンビニに。ニモのDVDの発売日でした。私が買う約束になっていたので、それも買い物かごへ。朝から多くのものを買ってきました。
ほぼ1時間でちいさいちびが起床。おおきいちびがニモをもって2階にあがりました。すると、上から妻の悲鳴。DVDのおまけについていたニモのフィギャーをちいさいちびがお手洗いにポイしてしまったようです。ちょうど水を流している最中だったので、哀れニモは外界にでて数分で行方不明に。配水管の詰まりが心配です。明日から、化学史学会。今日は、その前日の作業として、理事会と評議員会があります。場所は、年会会場の東京海洋大(品川)。
その明日の発表ですが、新しい謎、疑問、解決すべき問題が出現したので、直前まで作業をしていることになりそうです。現時点ではうまく表現できませんが、何かがひっかかります。そういうときには、デカルトの方法の4番目、枚挙法が有効です。つまり、しらみつぶしということです。それで、新しい発見がありました。全部のしらみをつぶすためには、1ヶ月ぐらいの時間は必要です。会議の最中に、10台近いサイレンの音。どうも、東大の火事のようでした。東大病院の火事を報じる新聞
10時前に家に帰り着きました。ちいさいちびは出かける前に一度もどしたのですが、どうも夏風邪をひいたらしく、10回ももどしたとのことでした。ちびが着替えた服がそこいら中に散乱していました。おなかもこわしたようで、夜半、下痢。おしめからにじみ出していました。さすがに風呂場で全身を洗ってやって、また着替え。
おおきいちびが5時に目覚め、5時15分に起きました。昨夜少し遅かったのでもうしばらく寝ていたかったのですが、仕方ありません。今朝は、涼しいというよりも幾分か寒く感じます。少し疲れがたまってきています。腰に張りを覚えます。まあ、でも、午後の3つの授業を無事にすませました。
おおきいちびといっしょに6時。本日も快晴。一昨日、昨日とほぼ同じ。→天気予報によれば、今日は昨日ほど気温が上がらないということです。ありがたい。昔のことばではまさに皐月晴れの一日になりそうです。会議の日。今日は大学院のコース委員会。1時からスタートします。どのくらいかかるかは全く不明です。→あとに別の会議が控えていたために、予定通り2時半で終了しましたが、今年11月に教授会決定すべき改革案件だというのに、資料がなにも提示されていないという信じがたい会議でした。会議終了後何人かの先生方と話しましたが、何をどうしたいのかよくわからない、という声ばかりでした。
時間的にはちょうどよいので、大学の引っ越し(2000年夏)以来放置してきた研究室の片づけに着手しました。たぶん、1時間以上頑張るとばてるという計算で、1時間以内でできる範囲を片づけました。段ボール箱に入っている本がまだたった一箱ですが、あります。他ならない、アダン&タンネリのデカルト全集です。必要なときにはいつでも取り出せるようにしているので、その箱には手をつけませんでした。
驚いたのは、ポットのお湯を捨て、乾燥させると底に、大量の白い粉がでてきたことです。俗にいう、カルキでしょう。その量を見ると、こんな水を飲んでいて良いのだろうかという素朴な疑問に襲われます。水道水における塩素殺菌の必要性は理解はしているのですが、白い粉の量には、人をびびらせるものがあります。
一時間でもやはり、汗まみれになりました。土曜日の学会発表の準備ですが、読み上げ原稿が400字換算で30枚弱まできました。もちろん、30枚を読み上げる時間はありませんから、一部はスキップします。それにしても、作業を進めて、新しく見えてきたことも少なくありませんが、同時に、疑問や解決すべき問題がかなり生じてきました。その点に関しては、発表後も作業を継続することになります。
おおきいちびといっしょに5時40分。快晴。ほぼ昨日と同じスタートです。
部屋のなかにいると、気持ちのよい日ですが、一歩外にでると、朝から日射しの強さを感じます。そろそろ夏至なので、当然のことですが、真夏の強い日射しです。時間をみつけて、土曜日の化学史学会の発表準備を進めています。今はボイルのテキストを読み直していますが、レジメを作成したときから少し考えが変わってきました。
ちいさいちびの昼寝の時間に重なったので、私が幼稚園におおきいちびを迎えに行き、帰ってすぐに駒場に出かけました。判子を押したあとは、図書館に直行し、土曜日のために必要なコピーをとりました。ついで、生協で、定例のフィッシュ・バーガー+アイスティのおやつをとったあと、科哲事務室におじゃまをし、コンピュータを借りていました。結構苦労しましたが、残っていた引用箇所をひとつ確定することができました。ちいさいことですが、ほっとします。時間はあまりなかったのですが、EEBO で検索をかけてみると、確かにかなりの本があります。これは使えます。
その後すぐにゼミ室に。今年の学生諸君は、体育会系が多数派だということが判明しました。打ち上げは、運動会でもやろうかという話になりました。
おおきいちびといっしょに5時40分。快晴。→ちいさいちびは、7時前まで寝てくれました。やっと、しっかり寝てくれたという感じです。下に降りてくると、おねえちゃんの食べかけのご飯を自分で食べはじめました。調子が悪いときには考えられなかった行動です。→妻によれば、今日は、3食ちゃんとご飯を食べたということです。ほんと、嵐の一週間でしたが、やっとちいさいちびは正常化してくれました。調子の悪いとき、このちびちゃんはすごい爆弾と化します。[1.29の衝撃]
さて、「1.29の衝撃」ですが、2004年6月10日に朝日が報じた合計特殊出生率です。2003年度(平成15年度)の合計特殊出生率が、とうとう1.3を割って、1.29となったというものです。お役所はつねに自分たちの立場を守るために、合計特殊出生率を高めに見積もってきています。日本だけの話ではありません。国連の機関でもそうです。私は、現実の数字の推移を冷静に見れば、お役所の推定値よりもかならず低い数字になるだろう、と言ってきましたが、その通りとなりました。しかし、現実に1.29という数字をこれほど早く見ることになるとは予想していませんでした。今日の授業では、新聞に出ていた次の数字の紹介からはじめようと思っています。
2003年に生まれた子どもの数:112万人。過去最低。
2003年の死亡者数:101万5千人。
2003年の自殺者数:約3万2千人。過去最悪。
2004年男性サラリーマンの1ヶ月あたりの小遣い額:3万8千3百円。
こういうふうに、人口に関する数字は、ここんところ、最低、最悪を更新し続けています。どの統計の推計よりもはやく、日本の人口が減少していくことをこうした数字は意味しています。
→学生諸君にある種の驚きを与えることはできたようです。そう、人口減+少子化+超高齢化社会という未曾有の事態が急速に日本社会を襲いつつあります。年金ももちろん問題ですが、影響はもっと広範囲にずっと深くまで及びます。少し気温が上がったようですが、ずっとよい風の吹く気持ちのよい一日でした。研究室のなかにもすがすがしい風が吹き抜けました。
かぞくそろって、5時40分。雨がどかどか降っています。忙しい1週間だったので、疲れがたまっていたのでしょう、昨夜は爆睡してしまいました。いつもの仕事に加えて、火曜1限の講義、2回の夕食会がありました。ともかく、気分転換と思い、正午過ぎにちびどもを外に連れ出しました。ちいさいちびは朝2時間昼寝をしたので、まあ、外に連れだしても大丈夫だろうと判断したものです。ちびどもの用語では「きてぃちゃんところ」に行きました。遊んでいるとおなかが空いたというので、駅前のマクドナルドでおやつを食べました。ユニクロで少し買い物をしようと思い、新星堂にはいると、新人グループがライブをやっています。何と早く帰りたいと言っていたちいさいちびが、そのライブの演奏を聴きたいというので、終わるまで10分ほど聞いていました。おねえちゃんの方は、音が大きくてうるさいと思ったようですが、ちいさいちびは満足していました。帰ろうとすると、セールのワゴンに「猫の恩返し」が入っているのをめざとく見つけます。1050円の値段。それならいいかと思い、「猫の恩返し」を買って帰りました。
帰り着いて、ちびどもがその「猫の恩返し」を見始めたので、やっと、まとまった勉強の時間をとることができました。土曜日の発表に反映するかどうかはわかりませんが、新しい見通しが得られました。明日2限の講義ですが、「1.29の衝撃」というタイトルで行います。これで、どのくらいの方が何を話題にするのかわかってくれるのでしょうか?
ちびどもが目覚めて、5時40分。今朝は少し寒く感じます。昨日ずっと降っていた雨は朝方は止んでいます。『腐敗と再生―身体医文化論3』のゲラのリードを仕上げました。240字前後なので、ほんとのポイントだけまとめました。
風邪のせいで、この5日間まったく食べ物を食べなかった(ミルクばかり飲んでいました)ちいさいちびがやっと少しですが、ご飯を食べるようになりました。嵐の5日間でした。後知恵で言えば、嵐の原因の中心は、睡眠不足でした。おねえちゃんの幼稚園の下校に時間にあたり、2日間ほど、昼寝の時間が半分以下しかとれなかったのでした。
おおきいちびはおそらく、5時半。私は6時前。昨日の高橋世織先生の講義ですが、私には、どのように執筆するかの話がとくに印象に残っています。高橋先生自身、いまでも一切パソコンを使っておられないとのことです。宮沢賢治は、机に向かって原稿用紙に作品を書いたのではなく、たとえば、野原にスケッチブックを持参して書く、あるいは、毎年毎年国会図書館におもむき納本した自分の本に書き込む等々文士のイメージとは全く異なる仕方でたくさんたくさん執筆した、とのことです。私も通常はパソコンに向かっていますが、たまに、真っ白な紙に2Bの鉛筆で、線を引いたり、簡単な図を書いたりしながら、イメージをラフスケッチします。その時点で、そのとき書くものの出来映えがほぼ決まっている気がします。
気持ちがよいので、窓をあけて、机に向かっています。と、お隣さんとの壁の上に動くものが。黒いちび猫でした。妻によれば、3匹ちび猫が近所で誕生しているとのこと。私が見ていても全然気付かずに遊んでいます。と思ったら、親黒猫が怖い顔をして、ちびを通り越していきました。
来週末の化学史学会ですが、会場担当者に問い合わせたところ、OHPではなく、OHC(書画カメラ)が設置されているとのことでした。ということは、OHP シートに印刷する必要がないということです。ということで、私の OHP デビューは持ち越しとなりました。今後は OHC の方が普及していくはずなので、もしかしたら、OHP デビューは永遠にないのかもしれません。
ひとりで4時半。やはり、わずかでもお酒を飲むと、早く目覚めます。前に、先月行った学会発表の要旨をウェブに公開しました。次のものです。
「ロバート・ボイルの読書/引用/執筆」『日本科学史学会51回年会 研究発表講演要旨集』p.48
ついでのことに、来週末東京海洋大学品川キャンパスで行う学会発表の講演要旨もアップしました。
「ボイルの鉱物学思想の起源と展開」『化学史研究』第31巻(2004)第2号、p.139.
今週末から来週にかけて、この発表の読み原稿の作成にかかります。私としては珍しいことですが、OHPのシートを用意しようと思っています。ボイルの引用の実際を見てもらおうと思っています。午前中に、次の2冊がアマゾンより届きました。
Barbara J. Shapiro
A Culture of Fact: England, 1550-1720,
Ithaca: Cornell University Press, 2000
Marjorie Swann
Curiosities and Texts: The Culture of Collecting in Early Modern England,
Philadelphia: Univsertity of Pennsylvania Press, 2000
今日は、3限、4限、5限と授業の続く日。→5限は、今日はお休みとしたので、「表象文化とグローバリゼーション3」高橋世織先生の第3回目(最終回)の講義を聞きました。宮沢賢治を対象としてのお話でしたが、非常に面白い講義でした。最初少しざわざわする学生がいましたが、高橋先生が宮沢賢治の詩を朗読されたあたりから、全員が話しに引き寄せられるようにざわざわが止み、終わりは自然と生じた拍手でした。すごくよいリズムでした。その後、高橋先生ありがとうございますの、夕食会。4人でいつもの場所。いろいろ面白い話を伺うことができました。
そう、たまにちゃんとひとの講義を聞いてみるのもよいものです。どの程度実現できるかはわかりませんが、少し他の方の講義を聞く時間をつくろうと思います。
ちびどもが起きて、6時前。ちいさいちびは、昨夜また熱が出ました。やはり38度少し。咳がひどくなって何度かもどしました。昨日は、夕方から突然気温が下がったので、そのせいかもしれません。→目覚めても、やはり、機嫌が悪く、情緒不安定。昨日1限の講義「平成の音楽文化:歴史の表象のために」のレスポンス・シートを昨夜から今朝にかけて、全部読みました。数をきちんと数えていませんが、およそ150弱。150枚を読むのには、少し時間がかかります。しかし、レスポンスは、興味深いものでした。レスポンス・シートの傾向を整理してみましょう。
1.海外での生活体験のある学生の割合が高い。
2.ピアノをはじめ、楽器をならったことのある学生の割合が高い。
3.そもそも J-POP をほとんど聞かない層も存在する。
4.昭和初期の「歌謡曲」に新鮮さを感じる学生の層も確実に存在する。
5.経済的環境も大きい。(自分で、CDを購入することができるかどうか。)
この試みそのものは、割と面白いのではないかと思います。一度案内しておいた上で、学生自身に発表してもらうワークショップの形態で行うと、もっと効果的だと思われます。教授会の日。2時37分にスタートして、4時前後に終了しました。画期的です。その後、総合文化研究所のお片づけとお掃除をして、目処がついたところで、ビール。6時半から吉祥寺で夕食会があるので、私は、5時50分においとましました。
夕食会は、9時前に終了したので、ワールドカップ1次予選、日本対インド戦のラスト1分に間に合いました。インドに苦戦するようではしょうもないと思っていたのですが、7対0で圧勝でした。慶應大学出版会から、『腐敗と再生―身体医文化論3』の初校ゲラが届いていました。2003年春に慶應の身体医文化論ワークショップで発表した「17世紀後半の水銀学派の腐敗/発酵理論」です。まずは、細かい点だけチェックしました。250字程度のリードを作文する必要がありますが、それは、週末にでも考えようと思います。
ひとりで4時。寝苦しい夜でした。じんわり、首まわりに汗をかいていました。今日は、1限に外大で授業。5限で、駒場で授業です。間をどうしようか、考えています。場合によっては、一度家に帰って、一休みしてから再度仕事にでることにします。→8時前に家をでて、8時半に大学に着きました。事務の方は一定割合この時間で出勤されるようです。1限開始は9時ですが、9時前に教室にはいり、今日かけるCDのセッティングをしていました。5枚が一度に収納できるCDプレイヤーが教卓にあり、ちょうど5枚でOKと思ったら、1枚もってくるのを忘れていました。一番かけたかった江利チエミの「テネシー・ワルツ」です。しまった、でした。さらに、坂本九の「上を向いて歩こう」も私のちょっとしたミスによりかけられず。
それでもまあ、学生諸君にはいつもと違う刺激を与えることには成功したようです。とくに、昭和初期の歌に関心をもった学生がいました。→レスポンス・シートもなかなかに面白いものがあります。
せっかくですから、かけようと思った歌のリストを掲げておきます。* 印は、CDを忘れてかけることができなかったものです。
美空ひばり「川の流れのように」(平成元年)
松井須磨子「復活唱歌(カチューシャの唄)」(大正4)
宝塚少女歌劇団花組「モン巴里」(昭和4年)
宝塚少女歌劇団月組「すみれの花咲く頃」(昭和5)
古賀政男「影を慕いて」(歌:藤山一郎(昭和6)
*江利チエミ「テネシーワルツ」(昭和27)
美空ひばり「悲しき口笛」(昭和24)
美空ひばり「東京キッド」(昭和25)
藤圭子「圭子の夢は夜ひらく」(昭和45)
*坂本九「上を向いて歩こう」(昭和36)
*植木等「スーダラ節」(昭和36)
*ドリフターズ「いい湯だな」(昭和43)
1限の授業のあと、すぐに家に帰ってきました。まず、シャワー。教室は蒸し暑く、からだがべたべたしていました。それから、昼食をたべ、ちいさいちびの相手をしてやっていました。明らかに睡眠不足で、機嫌がわるい。そのまま、上の子の幼稚園に出迎えに。その途中で、妻にだっこされたまま、ちいさいちびは昼寝に。私は、駒場にでかけました。今日は、判子を押したあとは、科哲の事務室におじゃまをし、パソコンを借りて、Early English Books Online をはじめてしっかりと利用していました。今年の科学史学会での発表時までに完了することのできなかった調査の一部を済ませることができました。そちらの作業を優先したので、Early English Books Online そのものの様子を探る時間はありませんでした。
かぞくそろって5時半。ちいさいちびの熱は、相変わらず、38度少し。発疹がでてくる種類の熱かもしれません。雨は降ったり、止んだり。お昼過ぎから、かなり蒸し暑くなりました。研究室にはよい風がはいってくるので、クーラーの必要はありませんでしたが、講義をするだけでもかるく汗がにじむ、そういう季節となりました。
心配なので急いで帰宅しました。ちいさいちびの様子はまずまずです。3時過ぎにお風呂に入れたあたりから、熱も下がり、機嫌もなおったということです。今晩様子をみないとはっきりとしたことはわかりませんが、一安心。
ひとりで5時。ふつうに体調が悪いときぐらいまでには回復しています。
朝方に短く雨。10時前あたりから再度雨。まさに梅雨の季節となりました。一日中、うちのなかにいるとちびどもが暴れはじめるので、お昼過ぎに小降りになったのをみはからって、外出。遠くへ行って、雨がどさどさ降られると大変なので、荻窪の駅ビルに。おもちゃやさんなどでうろうろしたあと、おやつを食べて帰ってきました。家をでる前から眠そうだったちびは、5時半には寝付きました。世の中にはこのまま爆睡してくれるタイプの子も多いようですが、うちのちびは1〜2時間でおそらくもういちど目が覚めるでしょう。
昼間からちいさいちびは手が暖かいなと思っていたのですが、夕方寝付いたときに(あるいは寝かせるのに苦労したときに)妻が、ちびには熱があるのを発見しました。38度少し。熱があると、ちいさいちびはほんとうに睡眠が浅くなるので、大変です。明日からまた忙しい日々がはじまるので、私も、今日ははやめに就寝することとします。
火曜日1限の講義「平成の音楽文化:歴史の表象のために」の準備は、ほぼできました。昭和から平成への流れですが、もっとも大きくは、「歌謡曲からJ-POPへ」というしかたでくくれそうです。もちろん、歌謡曲がそもそも日本に成立したポピュラー・ミュージックの形式だったのですが、なんといっても演歌を含みます。
少しトリヴァイアを続けると、私の生まれた年の2月日劇で、「第1回日劇ウエスタン・カーニバル」が開かれ、大成功を収めています。まずは、「ロカビリー3人男」(平尾昌章、ミッキー・カーチス、山下敬二郎)、ついで「3人ヒロシ」(水原弘<後に、守谷浩に交代>、井上ひろし、ヒロシ釜苑<現ムッシュかまやつ>)を生みだしています。日本は昔から「御三家」だったのですね。同年から1959年にかけて、本場アメリカでは「ロックンロールの死」が語られていたのとは、やはり大違いの状況です。
ちびどもが起きて、6時前。快癒とはいきませんが、まずまずです。風邪に起因する寝苦しさはなくなりました。みごとな快晴です。風邪の影響は残っていますが、3時間ならば何とかもちます。3時間を超えるとよれよれになり、一休み。
やっているのは、昨日からの続きで、来週火曜日1限の授業の準備。昭和史の年表を端から端まで読みながらの作業です。トリヴィアの達人になれそうです。
1例:日本で海外旅行が自由化されたのは、オリンピックの年、すなわち1964年昭和39年です。新幹線は、10月10日の東京オリンピック開催にあわせて、急ピッチで建設作業が続けられ、10月1日に開業しています。オリンピックにはなんとか間に合ったわけです。東京モノレールの開業もこの年(9月17日)です。
海外旅行自由化をうけて、日航は翌昭和40年1月「ジャルパック」を発表。4月からパックでの海外旅行が始まりました。外国語ができなくても、海外旅行ができる、そういう仕組みがスタートしたわけです。
私は東京オリンピックの時は6歳で、今のことばで言えば、幼稚園の年長組。アベベと東洋の魔女は今でもよく覚えています。
ひとりだけ、7時過ぎ。風邪はまだまだです。それほどひどいわけではありませんが、咳と寝苦しさが残っています。腰や肩もかなり痛い。(ちびどもは、5時過ぎに起きたようです。ちょっと早すぎます。)
というわけで、朝一番でいつものお医者さんに行ってきました。誰が見ても軽い風邪で、診断は簡単にすみました。5種類の薬をくれました。
妻がちいさいちびを外に連れていってくれたので、『小学館CDブック昭和の歌511』のCDをかけながら、本を読んでいました。元気があるわけではないのですが、咳も頭の重さもすこしよくなってきました。この週末は、来週火曜日1限の「表象文化論」の講義「平成の音楽文化:歴史の表象のために」の準備作業にかかりきりになっています。おそらく、授業にはCDを30枚程度もっていくことになるでしょう。もちろん、かけるのは、10点ぐらいが限度だと思います。
ひとりで4時45分。咳と倦怠感でかなり寝苦しい夜でしたが、でもまあ、眠ることはできました。
今日は、健康診断の日。バリウムはないので、水分をとるのはよいが、食べ物は避けて下さいとのこと。健康診断のおわる、正午ぐらいまでおなかをすかしています。昨日、会議の合間に、那須さんの教えてもらった次のサイトを詳しく見てました。
Eighteenth Century Collection Online
pdf のフォーマットでは、10頁ずつしかダウンロードできません。しかし、ページの画像に対して、検索ができます。昨日試みた例でいえば、ブールハーヴェの『基礎化学』に対して、検索語「ボイル」で検索をかけると、ほぼ10箇所、画像上でボイルの名前のある場所がハイライトされてでてきます。「ホンベルグ」では、2箇所。検索を可能としるシステムについては、説明を見つけることができませんでしたが、ひとつの可能性としては、画像と平行して、e-text 化されているのかもしれません。もし、そうなら、画像と e-text の両方があることになり、研究のためのツールとしては最強の組合せです。今はトライアルで無料ですが、<画像+e-text>の両方にアクセスできるのであれば、たしかにお金を払う価値があります。ただし、いくらぐらいが妥当かということについては何ともよくわかりません。インターネットで検索をかけていると、ジョン・ディーの所持本がマイクロ化されて、販売されている事実に遭遇しました。マイクロフィルム20リールで、50万という価格です。それが、4点と、マイクロフィルム10リールで25万のものが1点、あります。合計で、マイクロフィルム90リール、225万円です。なかなかに興味深いものでありますが、高い!
マイクロで図書館に入れてもらっても、けっこう使いづらいので、こういうものこそ、ヴァーチュアル・ライブラリーとして、インターネット上に展示してくれると最大の賛辞をおくることができます。今日は、さすがにばてました。帰り着くと、固定資産税の納税通知書が来ていました。
ひとりで3時半。昨日すこしですが、アルコールを摂取したせいです。しかし、まあ、これで、日本対英国戦(日本時間4時スタート)を見ることができます。→前半は、シュートのこぼれだまをオーウェンに決められて、1対0。→後半は、中村-サントス-小野とグランダーのボールがつながり、日本が1点をゲット。結局、1対1の引き分け。欧州にいても試合にでていない選手は、いまいちでした。朝は、気温が低く、良い天気。→午後、暑くなりました。
昨日駒場でコピーをとったひとつは、J.H.I. の「人文主義と科学再評価」という特集です。
Ann Blair and Anthony Grafton, "Reassessing Humanism and Science", JHI,53(1992), 535-540
Ann Blair, "Humanism and the Commonplace Book", JHI,53(1992), 541-552
Owen Hannaway, "Georgius Agricola, Humanist", JHI,53(1992), 553-560
Anthony Grafton, "Kepler as a Reader", JHI,53(1992), 561-572
Lynn S. Joy, "Epicureanism in Renaissance Philosophy", JHI,53(1992), 573-584
まずは、最初の2点のみ読みました。私が科学史学会で発表した内容、すなわち、最近行っている研究にもっともよく重なる内容です。会議の日。本日は、午後1時から講座会議がありました。会議の時間割がつまっていて、講座会議はほぼ予定通り、1時間で終了。
おおきいちびに咳をうつされたようです。軽く風邪気味。大いなる疲労感を覚えます。こういうときには寝てしまえればよいのですが、逆に睡眠が浅くなります。
先月、吉祥寺の駅ビルで買った次の本ですが、著者の小松美彦氏より郵送していただきました。小松美彦さま、ありがとうございます。授業でつかう予定です。
小松美彦『脳死・臓器移植の本当の話』PHP新書、2004
ひとりで5時半。昨夜、10時ぐらいから雨が降り始め、暑さは去りました。駒場。着いたときにおなかがすこし空いていたので、駅前のマクドナルドでフィッシュバーガー+アイスティーの定番をおなかにいれたあと、非常勤講師室で判子を押し、図書館といういつものルート。学生から東大は、1000台の液晶iMacを完全にネットワークコンピュータとして使うようになった、と聞いていたのですが、液晶iMacが並んでいました。端末のエラーがほぼ0となりますから、なかなかに画期的なシステムです。
3点コピーをとったのですが、今日はじめて図書館のコピー機で並びました。5台ぐらいコピー機があるのですが、どうもその1台に張りつているのが昨日の私の授業にでている外大の院生。お、ちゃんと、研究生活をはじめたな、という感じです。
授業は、カルダーノをやるので、カルダーノ全集を時間のある限り繰ってみました。1663年にリヨンででた10巻本の復刻版(フリードリッヒ・フロムマン、1966)です。おそらくは、もともとはフォリオ版で、復刻版は幾分か縮小をかけています。しかし、それにしてもこの時代の人の多産ぶりにはいつも驚嘆します。
科哲事務室で一瞬パソコンを借りたあと、授業の部屋に。
Anthony Grafton and Nancy Siraisi,
"Between the Election and My Hopes: Girolamo Cardano and Medical Astrology",
in William R. Newman and Anthony Grafton (eds.), Secret of Nature: Astrology and Alchemy in Early Modern Europe (Cambridge, Mass.: MIT Press, 2001), pp.69-131.
なかなかに読みがいのある論文でした。
その後、時間のある学生と、「ルヴェソンヴェール駒場」で夕食。夕食の時間帯で、1800円のコースがあるのは、悪くはないでしょう。日本対マリ戦の後半に間に合いました。最初に先制されたあと、松井-大久保のホットラインがうまく動き、同点に追いつきました。まずまずでしょう。