大きいちびが朝方ちょっとしたことで泣いて、ちいさいちびが目覚めてしまいました。朝の5時。仕方ないので、居間に連れていき、1時間ほど抱っこしてやると眠ったようなので、寝室に連れていき、そっと布団におき、何とか成功と思い、居間を片づけようとドアに手を触れた途端、「おとうち」。もちろん、まだこんなにはっきりと発音するわけではありませんが、それらしき音を出します。仕方がないので、腰も痛くなっていることでもあり、隣に横になってとんとんしてやりました。ずっと手の届くもので遊んでいましたが、約20分ほどでことりと眠りに落ちました。今度は疲れたので、下を片づけるのは後回しにして私も寝ました。それで、私は7時半に再度目覚めました。ちびどもはよく寝ています。とうとう2002年の最後の日。
ニューマン&プリンシーぺ『火で試される錬金術:スターキー、ボイル、とヘルモント派化学の運命』の注と文献表だけ全部読み通しました。この日記の25日付けには、「2次文献に関しては、めざましく新しいものはありませんでした。」と記しましたが、もちろん、私がまだ入手していなくて入手すべき本&論文は、結構ありました。研究手続きの公開の意味でそのリストをアップしておきます。入手の難しそうなものもありますが、何とか全部入手しようと思います。
インターネットが普及していなかった頃は、こういう文献の所在を調べ、その文献の置いている図書館まで出かけてコピーを取るのは、もっとも基本的で、しかもそれなりに時間を手間がかかる仕事でした。インターネットが普及したあとは、所在調査はかなり簡単になりました。ですが、最後の最後は自分で足を運んで捜す必要が残されています。「足で稼ぐ」部分が、研究のなかから消えたわけではありません。
1994年にはじめてイギリスに留学した時は、日本でどう探しても見つからなかったいろんな文献がロンドン大学の本部図書館を探すだけでかなり見つかったことに喜んで、時間のある割合をそうした文献の複写に費やしていました。いわゆるゼロキストになっていたわけです。大半は、ロンドン大学の本部図書館と、ワールブルグ研究所図書館と、インペリアル・カレッジ図書館(科学博物館の図書館と共通)の3つで間に合いました。ただし、あまりにゼロキストになってしまうと、収集家に転じてしまう恐れがあります。短い期間の留学ではそのバランスをとるのはかなり難しいのではと思われます。関連するので、『モルフォロギア』第24号(特集:錬金術と科学)にも触れておきます。特集の記事は全部読みました。(著者のK氏に特別な感情は全く持っていないのですが)「ニュートン科学における錬金術研究の意義」は、かなり不思議な文章です。具体的に指摘する方が、アカデミズムの倫理にかなうと考えるので、具体的に書きます。
まずこういうテーマで何かを書こうと思ったら、必ず読んでおくべき基本文献がレファーもされていません。20年前ならまだしも、現在において、基本的に見るべきは、ニューマン、プリンシーぺ、クレリクチオの研究です。故ドッブズは、有名なニュートン錬金術の研究書(邦訳『ニュートンの錬金術』)で、ニュートン錬金術のピークの一つを「鍵」(ケインズ手稿18)という短い論考に求めました。この「鍵」が実は、エイレナエウス・フィラレーテス=スターキー(Eirenaeus Philalethes=George Starkey)の論考に他ならないことを、ニューマンは1987年に十分な証拠を示し立証しています。(スターキーがボイルに宛てた手紙に、ニュートンの「鍵」の全内容が含まれていることを見出した。ISIS,78(1987),pp.564-574 )であるのに、K氏は、これだけではなくニューマンのスターキーに関する研究を全く見ず、ドッブズの見解を採用しています。とても不思議なことです。
また、ハートリッブ・サークルに触れられていますが、「このハートリッブが1662年に死に、数年後には中心メンバーのケネルム・ディグビー、ル・フェーブルが相次いで亡くなって、グループは崩壊していく。」(p.8 上)という記述も非常に不思議です。ケネルム・ディグビーもル・フェーブルもハートリッブと通信はしていましたが、ハートリッブ・サークルの中心とはとても言えません。ハートリッブ・サークルに関する重要な先行研究をまったく見ていないのだと思われます。
私は、日本語で「論文」と呼ばれるものには、基本的に2種類あると踏んでいます。ひとつは、ともかく研究の上に書かれた「研究論文」。もうひとつは、研究という手続きを経ないので書かれるエッセイです。日本語で書かれた「研究論文」にもけっこうよいものはあります。ですが、日本語の世界の不幸は、そうした日本語の「研究論文」は平気で無視して、(大半は邦訳された)西欧の古い概説書等に基づき、「論文」と称するものを書く不思議な伝統が存在することです。あまりにひどいものは、英訳して、西欧の学者に判定を書いてもらおうかと思うぐらいです。
ひとりで7時過ぎ。ともかく暖かいコーヒーを飲んでから、ゴミ出し。年内最後のゴミ出しで、いろいろ片づけをしたので、6袋。いつもの倍以上です。やっと小さいちびの風邪が収まってきたようです。昨日も一度戻しましたが、咳はほぼ収まってきました。
去年結婚式に出席した坂田夫妻が九州から殻着きの生ガキを送ってくれました。坂田夫妻、どうもありがとうございます。テレビでカキの殻をはがすシーンはよくやっているので、簡単だと思い、早速、殻をあけようと試みました。工具添付という非常に親切な荷物だったので、その工具を使い、殻あけに挑みました。これが、難しい。半分は簡単にあきましたが、きっちりしまった殻はなかなか工具を差し込むことができません。結局、指に3カ所ほど切り傷を作り、かたい殻はあけるのをあきらめました。焼きガキ、蒸しガキ、鍋で堪能しました。
ちびと妻が7時。15分遅れで私、そして8時前に全員起床。[ウイルス]
大学のアドレスに来るメールは、半分以上がウイルスです。大学のトップページに連絡先としてe-mail addressが明示してありますが、それはトップページ管理のためのMLです。私は、その一員なので、そこから多くのウイルスがやってきます。昨日の土曜日は、7つ連続してウイルスでした。最高は、連続14つぐらいウイルスメールが続きます。ウイルスメールばかり続くと、たまに大切な連絡のメールを見逃してしまいます。私の環境では、まずウイルスに感染することはありえませんので、その点は安心ですが、自宅ではまだダイアルアップで接続しているので、大きな容量のウイルスメールにはうんざりです。菊地原洋平「パラケルススの植物観に見る形態と象徴」『モルフォロギア』第24号(2002),pp.47-67 をやっと読み通すことが出来ました。非常に良くできた論文です。科学史家にもルネサンス研究家にも必読文献です。ルネサンスの豊かな森から、ごく一部だけを切り取り、ひからびた・ゆがんだ死物標本を作ってきたような、これまでの科学史記述やルネサンス思想史研究に根本的な見直しをせまる迫力があります。フーコーを読んでもルネサンスはわかりませんが、この論文を読んでもらえれば、ルネサンスにおいて重要だった概念の結節力のありようがわかります。
なお、『モルフォロギア』は、「ゲーテ自然科学の集い」(代表者:芦津丈夫・下村喜八・高橋義人の3氏)という会合がナカニシヤ出版という出版社から年に1冊発行している雑誌です。私もバックナンバーをいくつか持っていますが、大学の研究室に行かないと、具体的にどれを持っていたかは不明です。
モルフォロギア
第24号
ゲーテと自然科学
特集 ≪錬金術と科学≫
金子務「ニュートン科学における錬金術研究の意義」2-
高橋義人「ゲーテと錬金術」16-
村本しょう司「ユングと錬金術」28-
菊地原洋平「パラケルススの植物観に見る形態と象徴―西欧近代初期における錬金術と本草学への一考察」47-
≪論文≫
田中岩男「神話と自然―ヘレナ劇の誕生」68-
大杉洋「霧、雲、そしてヴェール―ゲーテ『ファウスト』第二部における「覆い」」93-
森岡正芳「生命・体験・行為―ゲーテを源泉とする心理学」108-
≪翻訳≫
田中光「ヤコービ「スピノザの学説に関するモーゼス・メンデススゾーン宛の書簡」(4)」121-
中島芳朗「ゲーテ「光学論考・第三巻 色彩を帯びた影について」(3)」134- ≪書評≫
美留町義雄「ヘルダー(嶋田陽一郎訳)『ヘルダー 旅日記』」139-
神尾達之「河本英夫『システムの思想』」141-
ウェブで調べがつく範囲で『モルフォロギア』の過去の号をリストします。
7号:「ゲーテとパラケルスス」;パラケルススとゲーテの哲学/ゲーテの自然研究と現代
8号:「世紀転換期におけるゲーテ像」;世紀末におけるモルフォロギー/シュプランガーのゲーテ受容
9号:芸術としての学/精神のモルフォロギーとしてのゲーテ
10号:造形的思想の脈絡/ゲーテの螺旋表象
11号:形態学とは何か/東洋への逃亡---ゲーテ『西東詩集』の一考察(講演)
12号:ゲーテ自然学の豊かさ/ゲーテの色彩神学について
13号:ゲーテと近代生物学/受容史の鏡の中のゲーテ的自然観/清らかな泉
14号:ハイデッガーのゲーテ論/モルフォロギーの展開/要素と形態
15号:天文台におけるヴィルヘルム・マイスター/オストヴァルトの『色彩論』とゲーテ
16号:「三木成夫の思想」;ゲーテ、クラーゲスと冨永半次郎(序説)/ゲーテ『植物のメタモルフォーゼ』に学ぶ(講演)
17号:「ノヴァーリス」;ノヴァーリスとゲーテ/変容の舞台・舞台の変容
18号:「ゲーテとロマン主義哲学」特集
19巻:「ゲーテとニーチェ:その自然観をめぐって」
20号:「<ファウスト>とゲーテ自然科学」
21号:「ゲーテとその時代」&「ゲーテと近代科学」
22号:「形態学と進化論」
23号:「ウィトゲンシュタインとゲーテ」
なお『思想』1999年12月号も「ゲーテ自然の現象学」という特集を組んでいます。
立岩真也『弱くある自由へ:自己決定・介護・生死の技術』青土社、2000
ローリー・B.アンドルーズ『ヒト・クローン無法地帯:生殖医療がビジネスになった日』紀伊国屋書店、2000
『散歩の達人:青山・表参道』(2003年1月号)
以上、3冊を、ちびどものあいまを縫って近所の本屋さんで買ってきました。
今日はゆっくりめで8時半過ぎ。正午に羽田に着く便でおじいちゃん、おばあちゃんが来ますから、ちびどものお正月の開始という感じになります。→3時過ぎにおじいちゃん、おばあちゃんは無事つきました。ちびどもは大喜びです。科学史の部屋の整理を始めました。冬休み中には一定のレベルまで整理できると思います。
読売新聞にクローン人間誕生の記事が出ていました。ラエリアンという新興宗教団体のフランス人ボワセリエ氏が、12月26日、アメリカ人女性のクローン女児に成功したと発表したという記事です。記事にもあるとおり、発表だけではほんとうかどうか、何とも判断が付きません。
朝方ちびが咳をして、少しですが戻しました。ちびは戻してもいたって元気で、5時から7時半まで下の居間に連れていって相手してやりました。寝るかと思ったので、そのうち2時間弱は抱っこしてやっていました。さすがに腕が痛い。お腹が空いて、ミルクを飲んだら、すぐに寝ました。→本日は、のべ3時間近くちびを抱っこしていたことになります。病気になるとかかる手間がぐんと増えます。[住所録更新]
年賀状は、9割方仕上げました。→日常的には電話をかけることがあまりないので、10年ぐらい前に作った住所録をそのまま使っていましたが、今回の年賀状作成にあわせてチェックしてみると9割方住所が変更になっています。つまり、まだ生きて使える情報は、全体の1割前後ということになります。自宅で住所のほとんど変わらない方の情報だけが生き残っています。さすがに、年明けにでも住所録の更新をしなければ、と思います。明日、おじいちゃん、おばあちゃんが田舎からやってきて、年末年始我が家に滞在します。昨日2箱、今日2箱、おじいちゃん、おばあちゃんの荷物が届きました。掃除も何とか間に合ったようです。ちびどもは何か荷物が届くと大喜びで、玄関に駆けていきます。そしてどんなに重い箱でも運ぼうとします。
ひとりで6時40分。ちいさいちびは、昨日から再度風邪気味で、鼻水を流し、結構咳をします。寝苦しいようで、一定間隔で起きて、ぎゃーぎゃー言います。妻は今朝また医者に連れていくといっていました。→妻がちびを医者に連れていく間、私は大きなちびを連れて吉祥寺に買い出しに行きました。マックでちびようの簡単な朝ご飯をとったあと、寒いというので204円で売っているレッグウオーマーをマフラー用に買ってやり、いろんなお店の開店時間の10時まで本屋さんで本を見て、三浦屋でおつけもの、ユザワヤでインクカートリッジ、スケッチブック、ファイルボックスを買って帰りました。西荻の駅に着くとちびが歩けないと言うので、道中の半分はおんぶしてやりました。買い物の量が割と多かったので、ちょっと大変でした。予想とおり、我々が帰り着いても、妻達はまだ帰っていませんでした。風邪を引いている子どもが多いのか、行っているお医者さんがとくに流行っているのかわかりませんが、たっぷり2時間はかかります。
ちいさいちびは、昼飯を買いに行ったモスバーガーで戻したということです。ちびは、咳き込むと簡単に戻してしまいます。→就寝前にも、咳き込み、大量に戻してしまいました。ちびの服、抱っこしていた妻の服、カーペットがすごいことになりました。疲れたようで、着替えさせたあと、抱っこしてやるとすぐに寝付きました。お姉ちゃんもほぼ同時に寝付きました。今年は寒いので、冷たい空気が咳を誘発するようです。お姉ちゃんにはこういうことはなかったのですが、まあ面倒を見てやるしかありません。年賀状を今日中に8割方仕上げます。去年は妻と手分けして全部手書きしましたが、さすがに疲れました。今年は、ちびのデビューです。確かにちびの写真が年賀状には一番手軽です。
ちいさいちびと妻が7時前。大きいちびと私が、7時15分。年賀状作成に手をつけました。普段あまり使っていないPhotoshop とIllustratorと格闘しています。もっともありきたりのパターンで、ちびの写真が主役ですが、大きいちびの写りのよい写真がなく、苦労しています。満足度6割程度のものは出来ましたが、もう一度、銀塩写真からスキャンした画像を試してみます。(去年田舎で購入したスキャナーは大学に持って行っているので、今日会議に出たとき、その前にスキャンすることになります。)→まずまずのものがスキャンできたので、2003年の年賀状の半分はこれでいくことにしました。
あまり時間はないのですが、昨日届いたニューマン&プリンシーぺ『火で試される錬金術:スターキー、ボイル、とヘルモント派化学の運命』の一部を読み始めています。まずは、注を通して読んでいます。この本の中心部分であるスターキーの実験ノートは、別の本で出版することにしたようです。(『ジョージ・スターキーの実験室ノートと書簡』)2次文献に関しては、めざましく新しいものはありませんでした。
扉の部分には、ラヴォワジェの『物理化学エッセイ』から次の文章が掲げられています。
「我々は、この論考[ヘルモントのOrtus Medicinae]を読み、ずっと近代的だと思っていた無数の事実を見出し驚愕した。実に、ヘルモントはその時代において、我々が今この主題[気体]について知っているほとんど全てのことを述べていると、認めざるを得ない。...これまでボイル氏に帰してきたこの種の発見のほとんど全ては、真実にはヘルモントに属すこと、さらにヘルモントはボイルよりも理論においてずっと先まで行っていること、こうしたことはすぐにわかることだ。」
ラヴォワジェでさえ、ボイルとヘルモントの関係について、こう証言しています。ある時期までの化学史は、事実と時代の文脈をあまりにも無視してきた、と言わざるを得ません。残念ながら、英語圏でもまだその種のものが残っていますし、邦語の世界ではその種のものが支配的です。
ニューマン&プリンシーぺ『火で試される錬金術:スターキー、ボイル、とヘルモント派化学の運命』が、17世紀後半の化学史には必読文献になることは間違いありません。ただし、ボイルの起源を探る部分で、とくにニューマンの分担部分は視野が狭いように思われます。ニューマンがすごく良い仕事をしていることに間違いはないのですが、ボイルがそのなかにいたコンテキストは正確には捉えていないと思います。ボイルの錬金術研究がいわば水銀-イオウ説という中世先祖帰り的伝統に属することは、間違いありませんし、またその点で、ニューマン&プリンシーペのタッグが現在考え得る最強のタッグであることにも間違いはないのですが、しかし、ボイルはもっと豊かな思想家です。私の見るところ、ブルーノ等一部の例外を除き、ルネサンスの思想のほぼ全域をボイルは読んでいます。2時半から5時まで、年内最後の会議。帰ってくると、緊張が解けたせいか、意識が拡散し、頭が少し痛い。家族の中でいちばんはやく就寝しました。
ちいさいちびが騒いで7時。昨日の落下のショックがまだ少し残っているようです。朝の郵便で、次の本がアマゾンより届きました。
William R. Newman, Lawrence M. Principe
Alchemy Tried in the Fire: Starkey, Boyle, and the Fate of Helmontian Chymistry
Chicago: University of Chicago Press, 2002(December)
$40.00
なかなか格好の良い装丁です。章立てはつぎの通り。
序
1章:独特の世界
2章:数、重さ、長さ、と化学における実験:中世からヘルモントまで
3章:理論と実験:スターキーの実験室の方法
4章:スコラ主義、冶金術、と実験室における秘密:スターキーのノートのスタイルと起源
5章:スターキー、ボイル、とハートリッブサークルにおける化学
6章:ヘルモントとスターキーの化学の遺産:ボイル、ホンベルグ、と化学革命
結論
会議がなければ読み始めるところですが、今日は3時から、明日は2時半から、例の会議があります。
今日の会議は、約1時間半で終了しました。ということで、5時には家に帰り着くことが出来ました。駅からの帰り道、明日のパンと『アエラ』『サイゾー』という2冊の雑誌を買って帰りました。コンビニの前には、サンタさんやトナカイの着ぐるみを着たアルバイトさん達が目立ちました。ただのアルバイトであそこまでやらされるのでしょうか。あるいは、やっている側には特有の快感があるのでしょうか。
ひとりで7時。すぐにゴミ出し。ちびどもはよく寝ていますが、すぐに起きるでしょう。[親は疲れるばかりのクリスマス]
クリスマスだからと思い、ちびどもを朝一番で吉祥寺に連れていってやりました。大きいちびの表現では、キティちゃんのところへ行きました。東急百貨店の6階、子ども用品の階です。ちいさいちびが自分の気に入ったおもちゃのところへどんどん行くので、私が小さいちび、妻が大きいちびと分担で面倒を見ました。そろそろ合流してもよいかと思い、ちいさいちびを子どものプレイ広場に連れていき、おねえちゃんに合流させました。小さな滑り台のついている組立式遊具がそこに置いてあり、35センチぐらいの高さの台とそのうえに35センチぐらいの高さの鉄棒上のものがあります。地面からは70センチぐらい。ちいさいちびは、たぶんお姉ちゃんのまねをしたのでしょう、あっというまに、その鉄棒上のものにお腹で乗っかり、見る間に一周して、背中から下のマットに落ちました。生まれてはじめての本格的な落下体験です。やはり、かなり泣きました。お姉ちゃんがトイレで粘っている間、30分ほど抱っこしてやると泣きやみましたが、情緒不安定。すぐに家に帰ることとしました。帰る道すがらも、何度も大泣きするので、疲れ果てて家に着きました。明日、明後日は、会議もあることですし、家の近所でおとなしくしていることにしました。夕食後、ちびを抱っこしているときちびが戻して汚れ、クリーニングに出していたジャンパーをとりに出たついでに、UFOキャッチャーでちびどものお土産をとってやることにしました。700円で3体。白いちびととろ、のぬいぐるみが一番の獲物です。他にはぬいぐるみ1体、ちびようのスケジュールノート1式。まずまずの成果。
ひとりで7時。風邪と思っていたものの半分以上はどうも疲労のようでした。軽い風邪+疲労、ということでした。そういうときには休養が一番効きます。かなり良くなってきました。→と思って、午前中ちびどもを連れて、私のスニーカー、靴下、ちびどものDVDソフト、を買い出しに荻窪に出ると、おおいに疲れました。昼ご飯を食べて帰り着くと、ほとんど小さいちびと同時に昼寝してしまいました。もう少し休まないとほんとうには回復しないようです。[学長室の仕事]
私の学長室の仕事ですが、新聞報道等によって、つぎのようなウェブ記事を掲載していくことが、そのひとつです。
巽奈緒子(1年生)さん、2002年中国語弁論大会優勝
2002年12月14日、京都市左京区の京都市国際交流開会で、「第36回中国語弁論大会決勝大会(朝日新聞社主催、中国大使館ほか後援、日本航空ほか協力)」が開かれました。この決勝大会で、「明るい台湾人と静かな日本人」という演題で話した本学外国語学部1年の巽奈緒子さんが見事1位を獲得され優勝されました。
亀山郁夫教授、大佛次郎賞受賞
本学教授亀山郁夫氏(外国語学部、総合文化講座、ロシア・東欧課程)の著作
『磔のロシア―スターリンと芸術家たち』(岩波書店、2002)に対して、12月19日、第29回大佛次郎賞(朝日新聞社主催)の受賞が決定しました。贈呈式は、2003年1月31日、帝国ホテルで行われます。
この式典には私も出席します。ほんとうに久しぶりにきちんとした格好をすることになると思います。
ちびどもといっしょに7時。前の晩のように、腰痛、肩痛、頭痛等で何度も目覚めるということはありませんでしたから、風邪はぼちぼちよくなっているようです。今日はゆっくり休めると思います。冷たく重い雨が降り続きます。寒さがこたえます。
やっと前に買ってきていた『中央公論』(2003年1月号)を読む時間がとれました。今回期待していたのは、「特集:ICカード―世界とサイバースペースが融合する日」並びに東浩紀氏の連載「情報自由論(7) データの権力、暗号の権力」です。特集では、事実関係はかなりよくわかりました。たとえば、スイカの発行枚数がもう500万枚を突破したというような事柄です。ですが、全体としてどうなっていくかは、ただ個別の事実情報を集めても見えては来ません。そういう場面では、東氏のように、原理的な場所で原理的に思考する必要があります。何となく嫌だという情緒的反応が無意味だというわけではありませんが、しっかり考えないと、本当に反対すべきもの、ちょっと待て、というべきものが見えてこないでしょう。→ 東浩紀氏のサイトを見ると、2月号の原稿は落としたとあります。区切れのよいところで一休みといったところでしょうか。→1990年代の前半、インターネットの普及やユビキタス・コンピューティングの先にこうした風景が待っているとは全く予想がつきませんでした。自由の感覚の浸食が起きています。大変な事態だと言わざるを得ません。
今年こそは早めに年賀状を用意しようと思いましたが、結局、年末ぎりぎりになりそうです。ちびどもの顔写真のはいったもっとも陳腐なものを考えています。
とうとう風邪にてダウン。→朝一番で、お医者さんに行ってきました。ちびどもが通っているお医者さんがたぶん一番近いのですが、なにぶんあまりに混んでいます。少し遠くなりますが、引っ越し以前に通っていたお医者さんまで自転車で行くことにしました。→開始時刻より早くついたこともあって、1番目で診察を受けました。軽い風邪との診断。腰が痛い、肩が痛い、頭が痛い等は、風邪よりも疲労のせいかもしれません。薬をもらってきて、午前中に2度、会議から帰ってきてから1度昼寝をしました。夜も早めに就寝します。2時から会議。1時に昼寝から目覚めて、大学に向かったので、会議が始まるまでは眠気が残っていました。中期目標・中期計画に関する会議ですが、ほんとうに難物です。他大学もそれほど進展しているわけではないことがわかりました。→24日午後3時からも会議を開かざるを得なくなりました。25日の会議は定例でずっと前から決まっており、今年のクリスマスは、中期目標・計画の会議に追われることになります。
一人で6時50分。昨日目の上を怪我したおねえちゃんはやはり爆睡中。→8時過ぎまで寝ましたから、たぶん14時間を超える爆睡だと思われます。
午前中に、昨日持ち帰った宿題を済ませました。明日の会議で検討します。何を書けばいいのかはっきりすれば、作文そのものはそれほど難しくありません。難しいのは、大学全体や大学の部局での意志決定です。昨日の大学院教授会でも、趣旨を理解されていない方の質問で、かなり時間を使っていました。2002年最後の授業の日。3限の講義は、試験問題を配付し、説明してたぶんそれで終了。
本日の朝日新聞に、亀山郁夫氏の『磔のロシア:スターリンと芸術家達』(岩波書店、2002)が大佛次郎賞を受けたという記事が出ていました。亀山先生、おめでとうございます。大学の総合文化研究所というところでいっしょに仕事をする機会が多いので、前もって受賞の内定を教えてもらっていましたが、実際に新聞に出ると、お、でているじゃん、と実感できます。
ひとりで7時。と思ったらすぐに大きいちびが起きてきました。会議の日。午後3つの会議。会議はまだまだ続きます。→会議はほんとうは4つありました。ですが、2番目の会議と3番目の会議は完全に重なっていたので、結局出ることが出来たのは、3つです。最後の会議は、一応6時前に終了したので、7時前には家に帰ってくることが出来ました。また宿題をどっさり持ち帰りました。明日中にこなさないといけません。
帰宅すると、おおきいちびは就寝中。右目の上に、箸がささるという怪我をしたということです。箸をもったままこけて、右目の上に刺さったようです。最初はひどく腫れて、ひどく泣いたようですが、眼球の部分には影響がないようで一安心。たぶん、痛かったのと泣き疲れでよく寝ているのだと思われます。昨夜は、5時半ぐらいに寝て、11時過ぎに目覚め、妻が大変な目にあいました。寝る時間帯がずれると親は大変です。
ちびといっしょに7時半。暖かい朝。昨夜家に帰る道すがら、コートのボタンを閉めなくてすんだので、寒さが緩んだことを実感していましたが、今朝それが確信にかわりました。これまでの寒さになじんだ体には暖房もそれほど必要ないぐらいです。→喜んでいたら、北風が強く吹いて、明日からまた気温が下がるようです。[漬け物好き]
ちびどもは、漬け物が好きです。あの味は、大人向きであって、ちびようではないとちびが生まれるまでは思っていたのですが、どうも、ちびはけっこう一般的に酸っぱい漬け物が好きなようです。今朝も、ちいさいちびはお姉ちゃんが起きてくるまでの間、らっきょうをやっつけ、赤蕪のつけものをやっつけました。らっきょうはのこり5つぐらいだったのですが、かじってはぽい、かじってはぽいをして、きれいさっぱりなくなりました。赤蕪のほうは、残り10個ほどだったのですが、7〜8個をやはりかじってはぽい、かじってはぽいをしました。これはおねえちゃんもお気に入りなので、お姉ちゃんは起きて降りてきてその様子を見て、泣きそうになりましたが、まだいっぱいあることを思い起こさせて、何とか説得しました。明日までにこなさないといけない昨日の宿題をやっています。学内で作成した資料、機構に提出した資料の読み直しです。何度読んでも何を書けばよいのかよくわからない箇所が残りますが、それは会議で相談するということにして、ともかく書き進めることを優先しています。
ちびといっしょに7時半。ちびどもの寝息は普通になりました。朝の寒さは少し緩んでいます。授業が3コマ。夜の6時から会議。→風邪をひいたまま、6時からの会議はきつい。1時間ぐらいで思考力が切れました。会議は、8時半で終了。私の担当は3項目ありましたが、1項目は完全にはずしてしまい、もう一度資料をみながら作文しないといけません。それが水曜日のお昼まで。→帰宅して風呂に入ったらふらふら。すぐに寝ました。
かぞくそろって7時前。おおきいちびの風邪はずいぶんよくなっていました。前の日の夜の轟音と比べると、鳥のさえずり程度まで、いびきの音は下がっていました。→ちびどもの風邪はだいたい直ったようです。私は、良くなることも悪くなることもないまま推移しています。ともかく今週中は、ダウンしてしまうことなくがんばり通そうと思っています。日中は少し気温が上がるようですが、朝は0度前後ということで、寒い。
今分担して作成しているのは、中期目標・中期計画というものです。2004年の法人化を控え、99の国立大学はどこもこの中期目標・中期計画の作成に追われていると思います。もちろん、旧7帝国大学のように、ほぼ中期目標・計画が出来上がっているところもあるようですが、他は、相当頭を悩ませながら作成作業に取り組んでいるはずです。今年は、大学評価機構の評価を受ける書類も分担執筆しましたが、そもそも何を書くのかが難しい。単純に向こうの指定してくる様式や書式にあることばが分かりづらいことが多いのです。(機構側や文科省は、第1に旧帝大のような大きな総合大学、次いで理工系を含む大学を念頭において文書を作成しているので、東京外大のように文化系の単科大学の場合どうしてもその特殊性の説明に一定の紙幅を割かねばならなくなります。)
総合雑誌の2雄『中央公論』と『文芸春秋』の最新号は買ってはきているのですが、まったく読む余裕と暇がありません。もちろん、風邪を引いているのもきいています。
ひとりで7時前。昨夜は、途中から鼻がつまり、大変寝苦しい夜でした。隣に寝ている大きいちびは、やはり鼻がつまってしまってはいないけれど、かなり苦しい状態で、ずいぶん大きないびきをたてていました。1時間ほど息が出来なくなるんじゃないかと、見守っていました。ちびがやっとおれたので、朝方ちびを近所のお医者さんに連れていきました。風邪を引いているちびはいっぱいいて、すごく混んでいました。ちびは1時間ぐらいはかしこく待っていたのですが、その以上になるとおかあちゃん、おかちゃんと言うので、妻に電話して、来てもらいました。結局、診察が終わってお医者さんを出るまでに、2時間近くかかりました。3人兄弟全員風邪にかかっている家族も来ていました。
学会の編集委員会・理事会・忘年会の日。忘年会は風邪の状態によっては、おいとまさせてもらうつもりです。→それほどきつくなかったので、忘年会はつきあいました。青山の中華料理屋で、満腹するまで飲み食いして、一人当たり3千円。みんな安いと驚いていました。いまどきですから、あまり高いと客がはいらないということで青山界隈でも、安くなっている店は安くなっているのでしょう。→帰り道、ちびたちのために、紀伊国屋で少しお土産を買いました。帰り着いたときには、ちびは2人ともすやすや寝ていましたが。
ひとりで7時。ちびどもはよく寝ています。予想通り、昨夜から今朝にかけて、44444アクセスを通過しました。
総合科目II「表象文化とグローバリゼーション」2003年1月授業内容をアップしました。
夕方の6時から会議。→風邪を引いたまま、夜の仕事はけっこうきつい。集中しているとその場は持ちますが、その後がしんどい。帰ってくるとぐったりします。
ちびといっしょに7時半。また4時とかに起きそうだったのですが、妻が寝かせつけてくれました。風邪がなおったとたん、やたら元気で、応対に困ります。総合科目II「表象文化とグローバリゼーション」試験問題をアップしました。
家を出る直前、かなり以前に注文した次の書物がアマゾンより届きました。
Stuart Clark,
Thinking With Demons: The Idea of Witchcraft in Early Modern Europe
Oxford: Oxford University Press, 1997
800頁を超える大著です。本日の科学思想史の講義は、ベンヤミンの「複製技術時代における芸術作品」の観点をもとに、20世紀の芸術の動きを見直すことに主眼が置かれました。論点だけ記すと、1)複製技術の典型は、実は写真ではなく、印刷術であるということ、2)写真そのものは、出発点においては複製技術ではなかった。ネガポジ法の完成で一応複製技術でもあるようになったが、現実に写真が大量複製に用いられることはほとんどない、3)(ミメーシス論)アリストテレスの昔から、ars は natura を模倣(ミメーシス)する、とされてきた。そのミメーシスには、像、と遊戯、という2つのモチーフが潜んでおり、20世紀の芸術は、美しい像の追求よりも、遊戯性を追求するものになるだろう、たとえばとくに映画において、というベンヤミンのビジョンの正しさ。
大コンパは、総勢13人になりました。吉祥寺の焼き肉やさんを幹事さんが選んでくれたので、飲むより食べる会になりました。ほぼ予定通り終了し、私は10時前に家に帰り着きました。ちびどもはもうよく寝ていました。
ちびによって7時前。ちいさいちびは風邪から回復したようで、とても元気です。大きいちびは、鼻水がすごく、鼻の下がまっかです。私は喉と鼻をやられて、寝苦しくなるとほんとうに寝苦しい。昨夜は、ちびどものいびきが寝室の床を鳴らしていました。教授会の日。→風邪の調子によっては、6時でおいとましようと思っていたのですが、まずまず耐えられたので、最後まで、といって6時半までつきあいました。多磨駅に到着したのは、私が最初でした。最初の電車に間に合ったのは、他にはおひとりでした。明日は、ゼミの大コンパですが、まあなんとかつきあえそうです。
風邪を引いてらっしゃる方が結構目立ちました。私は、ともあれ、20日まではダウンせずに頑張るつもりです。
菊地原君が、その「パラケルススの植物観に見る形態と象徴」の出ている『モルフォロギア』第24号(2002)を送ってくれました。ありがとうございます。今すぐ、読んでコメントする余裕はありませんが、冬休みにはいったらその時間が持てると思います。
ひとりで7時半。ちびはすぐに起きるでしょう。>ちいさいちびは、朝の3時半ぐらいに目覚め騒いでいましたが、妻が何とか寝かしつけてくれました。大きいちびもその声で目覚めたのですが、ミルクを飲んで寝ました。寝ている最中、喉の調子がかなりよくありませんでした。印刷所への出張校正の日。飯田橋まで出かけます。→早めについたので、駅前のゲームセンターで15分ほどちびどものおもちゃをゲットしていました。風邪のせいでしょう、細かい集中力に欠け、1500円でやっと2つゲットしました。小型ラジオと音に反応して動く7〜8センチのキティちゃんです。→引き出しから、単4電池を探し出して、ラジオに入れてみました。ちゃんと使えます。ちびどもは気に入っていました。(キティちゃんの方は、単5ならびにそれより小さい規格のよくわからない電池2本なので、まだそのままです。)
「2002年度科学技術と社会」試験問題
2002年度「科学思想史」試験問題
以上2点をアップしました。例年のものをいくつか入れ替えました。風邪にてダウン。ぐったりして、日が暮れると同時に、風呂に入り、寝床に潜り込みました。本当にダウンしてしまわないように、ぼちぼちやっていきます。
ちびが起きて、4時半。外は一面の雪景色。まだまだ降りそうです。→天気予報によれば、今日の最高気温は5度。昨日にも増して、寒い一日になります。ちびは、そこいらじゅうを荒らし回ったあげく、6時40分に寝付きました。ああ、やれやれ。こちらももう一寝入りします。→30分だけ、寝ることが出来ました。30分でも眠ることができると全然違います。→結局最高気温は、2.8度でした。記憶のある限り、もっとも寒い12月の1日でした。雪のせいで、交通機関も相当乱れ、授業に遅れた人もかなりいたようです。→この冬はじめて研究室に暖房を入れました。新しい建物は、密閉がよいので、普通の寒さだと暖房の必要を感じません。しかし、今日ぐらい外の気温が低いと暖房が必要でした。→ともあれ、4時半起きは、効きます。今日の2限の授業「科学技術と社会」は、試験制度の歴史からはじめ、エコールポリテクニーク設立までを話します。科学技術教育と言うことでは、エコールポリテクニークがもっとも大きなターニングポイントのひとつです。
今日の朝日新聞の夕刊に、私の故郷の村の記事がけっこう大きく出ていました。メディアに村の名前が出てくるのは、ほぼ2つの話題に限られています。梅と備長炭です。今夜は梅と健康という話題でした。ちびどもには、おじいちゃん、おばあちゃんの田舎が出ているよ、と教えました。
大きな物音のせいで、ひとりで5時半。ちびどもはよく寝ています。新聞配達の時間。→喉が少し風邪気味。明日からは今年一番忙しい週なのに、少しやばい。→大きな物音は、ちびどもの部屋に掛けていた絵が落ちたものだと分かりました。
気象庁予報で最高気温が7度の寒い日。ちいさいちびの風邪は、薬のせいで、少し快方に向かっているようです。と思ったら、おおきいちびの風邪が悪くなりました。喉の調子を壊したようです。様子を見て、明日お医者さんに連れていく予定です。ちびどものiMacと私のマシーンをハブを介して10Base-Tで接続しました。久しぶりの作業だったのですこしばかり時間がかかりました。iMacは40Gのハードディスク、こっちは2つの内蔵あわせて25Gぐらいですから、iMacは私のデータのバックアップに使えます。
今期の授業の試験問題を作成中。すべて12月中に公表の予定。完成したときにはまずウェブにアップします。
風邪をひいているちいさいちびが3時半に起きて騒ぎます。仕方がないので、妻と交代で居間に連れていって遊んでやりました。3時半〜4時半が妻、4時半から5時半までが私です。その後、ミルクを飲んでやっと寝ましたが、1時間前後でまた目が覚めて、今度はお姉ちゃんを起こしてしまいました。ああ、やれやれ。→そのちびは、9時半過ぎにやっと寝てくれました。風邪なのにほんとうに元気なちびです。→ちびがあまり外に出たがるので、お昼過ぎ、ほとんど雨が止んでいるのを確かめてから、重装備で外に連れてやりました。寒い空気がよくなかったのでしょう、10メートルも行かないうちに立ち止まり、咳をし、かなりの量を戻してしまいました。すぐにうちに連れ帰り、ちびを着替えさせたあと、おおきいちびといっしょにバケツに水を入れて、戻したものを流しに行きました。風邪がしっかり直るまでは外出は控えなければならない、ということでした。アマゾンより次の本がやっと出版されたとの連絡が入りました。
William R. Newman, Lawrence M. Principe
Alchemy Tried in the Fire: Starkey, Boyle, and the Fate of Helmontian Chymistry
Chicago: University of Chicago Press, 2002(December)
$40.00
メールを受け取ってすぐに発注しました。ニューマンのものも、プリンシーぺのものもこれまでほとんど読んできていますが、どういう新しい内容が入っているのか、楽しみでもあり、心配でもあります。今の家に引っ越してそろそろ1年になります。去年のこの時期は、新しい住居を探し、家を購入する手続きでてんてこまいでした。2001年は、そういうわけで、人生で一番我が家の財務状態を把握するための計算をした年ですし、家を購入したので当たり前ですが一番大きなお金を払った年でした。2002年は、12月末の家の購入を受けて、(税金等のために)人生で2番目に計算をし、(リフォーム等のために)2番目に大きなお金を支払った年です。2003年からは定常化すると思います。
国家公務員の俸給表は、人事院2002年度勧告にPDFの形であります。ここから私の給料がどういう計算結果として出てくるのかはわかりませんが、わかる方にはほぼ手取額までわかるのでしょうか。>私立大学は、大学ごとに違うので一般的には言えませんが、どこかで俸給表が公表されているのでしょうか? 単純な好奇心として知りたいと思います。(聞いたところでは、国立とほとんど違わないところから、同志社のように国立よりも大幅に給料のよいところまで、かなりの差があるようです。)国立大学はどこでもそうでしょうが、東外大も2004年4月からスタートする法人化にそなえて、大量の書類作りに追われています。来週はそのための作業にずっと追われることになります。(受け取った資料だけでも、10センチ幅のファイルボックスがほぼ埋まりそうです。)
読売新聞に、 産科婦人科学会が不妊治療での他人からの胚提供を認めないという見解を出したという記事があります。10月から朝日と読売を読み比べていますが、生活に密着した記事では、読売の方に面白い記事が多いという印象をもちました。(読売新聞では、憲法改正と、教育基本法の改正が、すでに国民の合意のように扱われているのには、驚きました。朝日新聞を読んでいたら、まずそういう印象をもつことはありえません。他でもそういう印象はありません。読売新聞は、第2自民党にでもなりたいのかしら。)
おおきいちびといっしょに7時半。妻と小さいちびは、それより30分〜1時間早かったようです。ちびどもの風邪はあいかわらず。したのちびは変な咳をするので、きょうお医者さんに診てもらいます。→ちびがふたりとも風邪を引いていると、親は大変です。大きいちびは、普段は(ちいさいちびとの関係を除き)そんなことはあまりないのですが、ごねる頻度が数倍します。小さいちびは、ちょっと思いとおりにならないとすぐに大声で泣き叫びます。まあ、大人だって、体調が悪いときや気分が悪いときには、不機嫌になりやすいので、まして、子どもにおいては、というのはよくわかるのですが、当事者としては冷静にそうした対応がなかなか出来ません。昨日うちに帰り着いたとき、妻は、半分切れかかっていました。わかってはいても、あまりぎゃーぎゃー言われると、ついかっとなる、ということです。
[総合雑誌]
『論座』と『現代』を買ってきました。『論座』の、30人が各自3冊ずつ選ぶ「今年の収穫:私が選ぶ3冊」を読みました。科学史関係の書物が入っていないのが少し寂しいかもしれません。科学論に広げれば、佐倉さんがテリー・バーナム&ジェイ・フェラン『いじわるな遺伝子』(NHK出版)と、哲学者黒崎、ならびに小説家瀬名秀明氏の著作を取り上げています。[ピーターパン]
夜ちびどもといっしょにピーターパンを見ました。非常に不思議なストーリーでした。ディズニーの脚色のせいか、もともとの原作のせいか。恐らく原作からおかしいのだと予想されます。(きちんとした研究書を捜せば、ある程度の解説は出ているでしょう。)1点だけ挙げれば、ウェンディはそもそもネバーランドに行くことが出来ないと思われます。ファンタジー=魔法の条件からいって、そこはキーポイントになると思われます。ウェンディがピーターパンといっしょにネバーランドに飛んで行ったので、妖精のティンカーベルがウェンディに嫉妬して邪魔をしたり、人魚達がやはりウェンディに嫉妬したり、はたまたインディアンの子女リーにウェンディが嫉妬したり、ということがストーリー転換の要点である、という不思議なことになっています。
ちびがさわいで5じ。→昨日からちびがうるさくなったのは、風邪を引いたせいだとわかりました。昨日、夜の会議からうちに帰り着くと、おおきいちびもちいさいちびも鼻水を流していました。これは荒れる夜になりそうだと思ったら、案の定、深夜ちいさいちびが泣きやまず、最後はもどしてしまいました。そのせいで、おねえちゃんが目覚め、何時間も寝付きませんでした。何とか寝付いたちいさいちびが今度は5時に目覚め、仕方がないので、私が1時間半ほど遊んでやったらやっと寝ました。鼻水で鼻がつまって寝苦しいので、すぐに目が覚めるようです。親まで風邪を引くと収拾がつきませんから、こちらは注意しないと。今日の3限の講義「科学思想史」は、写真の発明後から始まり、映画の開始までを話します。比喩的に語れば、映画は、カメラ・オブスクーラのなかでゲーテが目を閉じたところからはじまります。主として使ったのは、先週と同じく、ジョナサン・クレーリー『観察者の系譜:視覚空間の変容とモダニティ』、タイムライフが昔出した『光と視覚』ならびにキトラーの諸著作です。→映画の原理を少し丁寧に説明したら、用意していた内容の2割程度を話す時間がなくなりました。立体視の問題と、19世紀前半の映像装置の流行と視覚研究の基本チャートです。
ひとりで6時半。最近、どういうわけか下のちびが夜中中うるさい(2時間おきぐらいにぎゃーぎゃー泣く)のですが、今は静かにしています。[おもらし]
大きいちびは、昨日、プリンターのセッティングをしているとき、ちょうど部屋に入ってきて、なんか嫌な予感がしていたら、髪のリボンをつけてくれと言います。よくわからないので手間取っていると、おしっこ、と言ってその場にもらしてしまいました。夏場にパンツに変えてからほとんどお漏らしはなかったのですが、昨日は、疲れていたようです。ちびの言葉では、頭のリボンをつけてもらってから、お手洗いに行くつもりだったということです。こういう部分にこだわりのある子なので、仕方ないですね。[Push Everything]
したのちびは、いま、手のとどくボタンやスイッチは見つけ次第、何でも押します。昨日設置したiMacは、マウスを押すと赤く光るのでそちらに気をとられ、本体スイッチにはまだ気付いていません。しかし、プリンターの方は、全面に明々白々なスイッチがついています。ただ押すだけならば、とくに問題はないのですが、ちびは、ボタンと見るや間髪をおかず何度も何度も押します。買ったばかりのものが壊れやしないかと心配でなりません。ガスファインヒーターのスイッチも、適当に押しまくり、せっかくあった(子どもがでたらめに押して事故につながるのを防ぐ意味でついている)ロックスイッチが半分きかなくなりました。やれやれ。とてもほっておけませんから、いまはちいさいちびにはついて回っているので、事故になることはありませんが、機械は壊れるかもしれません。ちびどもが大きくなるまでに、どれだけ壊されるのでしょうか?
ちびはついでに私の顔面にもスイッチを見つけたようです。何が面白いのかよくわかりませんが、やたら、鼻の穴と口に無理矢理指を突っ込んできます。私の顔面も破壊の危機に瀕しているのかもしれません。W I R E D N E W Sに、11月末に新聞やテレビに出た、お騒がせイタリア人医師セベリノ・アンティノリ氏が来年1月にクローンベビー誕生と発表したことに関するまとまった記事があります。人類初のクローン・ベビー、1月に誕生」の知らせに科学界の反応は? 。関連するニュースにリンクが張られており、ニュースソースとして非常に役立ちます。(新聞は、切り抜こうと思いましたが、忘れてしまいました。)
大学に着くと、次の本が届いていました。
小林傳司編『公共のための科学技術』玉川大学出版部、2002、本体3500円
平川秀幸さん、小林傳司さん、ありがとうございました。今は本屋さんを捜し回る余裕がないので、とても助かりました。会議の日。2時からと、6時から会議があります。
ひとりで7時半。起きてからずっと書類作成に追われています。昨日5限の打ち合わせを受け、明日の2時までに一応の案を作成し、最終的には木曜日または金曜日に提出ということです。(本来は11月末締切だったはずですが、全体に遅れたということです。)
本日の読売新聞の科学のページに、失敗学会設立の記事がありました。『失敗学』で有名な畑村さんを中心に、NPOとして12月9日東大農学部で初総会を開くそうです。詳しくは、失敗学会ホームページをご覧下さい。
ちびたちのために11月25日に発注したiMacが届きました。もう少し時間がかかると思っていたので、びっくりです。ちびどもは自分のものが来たとわかるようで、はしゃいでいました。今年は、これにプリンターをつないで年賀状を作成します。ちびどもが寝ている間にやるしかありません。
ずっと書類ばかり書いていると精神衛生上よくないので、ひといきついたところで、プリンターを予定通り、吉祥寺のラオックスに買い出しに行きました。古いプリンターはそれほどでもなかったのですが、新しいのは少し重く、左手右手と持つ手を変えながら帰ってきました。壊れた前のプリンターと同系列(770C→870C)のもので、接続して印刷してみても実際ほとんど同じ感じでした。→専用紙で印刷してみると、前より明らかに印刷品質が向上していました。
値段ですが、割引と古いプリンターの引き取りがきいて、保証&税込みで、\16,467でした。この値段だと、全体のランクでもかなりよい位置にあり、満足です。&昔と比べると本当に安くなりました。
ひとりで6時半。ゴミの日。2限、3限、4限と授業。5限は、総合文化研究所でうち合わせ。
2限の講義「科学技術と社会」は、中世の大学生活について話しました。大学生活を1)放浪の時間、と2)定着の時間=学寮生活、のふたつの局面にわけ、今となっては両方とも失われたこの時間がどういうものであったのかを講義しました。
脱線では、4年でストレートで卒業するのではなく、留学をするもよし、一度企業で働くもよし、NGOで活動するもよし、ともかく外の世界に触れてから、卒業するのが望ましい、という話をしました。一人での苦労する海外生活を数ヶ月でも送ると、目が覚めます。私は、学生の大半はなかば眠っているように感じます。日本人も多くは、しっかりと目覚めていないと痛感します。
目覚めのための、異文化体験。青年期に一番必要なことだと考えています。
12月に入りました。
ちいさいちびと妻は7時過ぎ。私は、8時前。大きいちびはまだよく寝ています。たぶん9時前でしょう。→9時半でした。かすかにですが、雨が降り始めました。本格的な雨降りになるかどうかは微妙なところです。十分ではありませんが、いろんな箇所の整理をしました。
大学の2003年度木曜日の日程を作成しました。
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