今日は一日中、自宅の机に向かい、大学の委員会の仕事をしていました。アンケートの整理・分析作業ですが、アンケートの回答をひとつのファイルにまとめると、645kになりました。純粋のテキストファイルで、この大きさのファイルは普段はあまり接することのないものです。昨夜から、雨です。久しぶりの普通の雨です。結構朝方は気温も高く、いつもは朝一番に入れる暖房も今日はつけないままです。→日中気温が全く上がらず、夕方からいつも通り暖房を入れました。本格的な春、まだ遠し。
2月はあっと言う間に終わってしまいました。昨日は、春一番が吹いたのだそうです。
アクセスカウンターが1万を突破しました。2.27に記したお祝いを真剣に考えてみます。(たぶん、新年度の開始のあたりになり、時期がちょうどよいと言えます。)今日は、杉花粉症が目に来ています。気温が上がったのはよいのですが、結構かゆい。引き出しから去年買った目薬を取り出して使っています。
下の2.26で記した芝野耕司『インターネットがわかる本』を読み通しました。インターネットが今のように成功する以前に、上からのネットワークの試みがあったこと(1. OSI = Open Systems Connection ; 2.IBMのSNA = System Network Architecture )、しかしその試みは失敗し、インターネット(TCP/IP)が成功した理由の分析は、大変興味深いものでした。TCP/IPの成功理由、=OSI の失敗理由を著者がまとめているのをほぼそのまま引用しましょう。
最初にあげられている理由は、広く普及する技術一般の要諦だと思われます。2番目と3番目の理由はコンピュータ・ネットワークの成功の秘訣でしょう。 - 目的実現のため最小システムを開発・利用すること
- 利用者環境の整備・準備
- レイヤ間の独立性を最大限確保すること
おそらく、今月中にアクセス・カウンターが1万を突破すると思います。あんまり意味はありませんが、たとえば、11111番目のお客さんには何かプレゼントをしても良いかなと考えています。ここのページからはあまりわからないと思いますが、私は、鉱物のコレクションをしています。(置く場所がなく、整理できていませんが。)夜仕事で疲れたとき、緑色の鉱物(エメラルドやペリドット等)は心を落ち着けてくれる働きがあると古代から言われています。それを少しお分けしてもよいかな、と思っています。2冊買ってしまった本をお譲りしてもよいかな、とも思っています。(和書なら古本屋さんが買ってくれますが、洋書はほとんど買ってくれないのに、ある種の洋書は、結構入手に困ることが少なくないので、そういうのも良いかなと思っています。)
吉本秀之 (hide.yoshimoto@jcom.home.ne.jp)お送り下さい。その際、送り先、希望する鉱物(アクアマリン、ペリドット、ガーネットからひとつお選び下さい)を記入下さい。すぐに発送します。
→→→(2001.3.7)11111の数字を示しているスクリーン・キャプチャ(スクリーン・ショット)の画像ファイルを
なお、スクリーン・キャプチャ(スクリーン・ショット)は、マックでは、Command + Shift + 3 の3つのキーを同時に押せば取れます。ウィンドウズではどうするのか知りませんが、類似の機能があるはずだと思います。
→→→(2001.3.15) 新しい『総合文化研究』が非常に面白く価値あるものになりました。(本当にネイムバリューだけではなく、内容的にも非常に面白いです。)しかしながら、残念なことに売り物ではないので、一般の方には簡単には手には入るものではありません。11111アクセスカウント記念プレゼントのオプションのひとつに設定します。鉱物ではなく、こちらを選択してもらっても結構です。筆者の取り分から一部お送りします。ちょっと暇なときに、Googleでいろんな単語を入力して遊んでいます。昨夜は、「科学思想史」と入力してみました。 272件が検索にかかり、1位森匡氏@神戸大学、2位斎藤憲氏@大阪府立大学、3位成定薫氏@広島大学、4位私(吉本秀之@東京外大)、(以下略)でした。2位の方、3位の方は同じ大学院の出身者(先輩に当たります)なので、当然という感じですが、ちょっとショックなのは、1位の森匡さんという方を僕が全く知らないと言うことです。272件は見ていませんが、100件以上を見てみて、ああ、あの方はここにいるんだという方もいましたが、結構全く知らない方も多く、どう考えたら良いのだろうと思います。(分かったらここに発表します。)また、かつて私のところで卒業論文を書いた学生のページというのも発見しました。こういうのは、懐かしいものです。
「科学史」という単語も入力してみたのですが、こちらは、多すぎてなかを見る気がしませんでした。
まあ、試しにと思い「化学思想史」も入力してみました。福井県立大学で、この名前の授業が開かれているようです。(1名の学生だと、入力ミスも考えられるのですが、2名の学生の時間割に出ていたのでたぶん現実にあると見てよいでしょう。)誰がやっているのか、専任の方の授業一覧を見たのですが、不明。非常勤の先生が担当されているのかも知れません。また突き止めたくなったらリサーチしてみます。
2月は残すところ、今日を入れて3日。何とか〆切のある仕事は締切に間に合わせています。お正月からこれまでにこなした仕事を量的にまとめておきます。400字詰め原稿用紙で数字は出しています。1.脳死問題書評10枚。2.新しいボイル全集のエッセイ・レヴュー40枚。3.スピノザ協会講演要旨22枚。下の教育的仕事(40枚)、大学の委員会の仕事(?)をあわせるとかなりになります。昨日の情報処理センターの所員会議で、来年度情報リテラシ教育の私の担当分(第2回と第3回)をとりあえず提出しました。各、原稿用紙20枚強になりました。今後、かなりの加筆・修正作業が必要になると思いますが、ともかく、一通り出来るとほっとします。
所員会議の時、隣席になったセンター長(芝野先生)から、新著『インターネットがわかる本』(オーム社、2001、1500円)を一部頂きました。半分は読みました。非常によくわかる説明になっています。詳しくは読み通してから紹介します。
後、重要な仕事は、やはり大学の仕事で、自己点検委員会の担当分(チームに分けて分担作業をしています)の報告書作成の締切が3月16日です。これも、ぎりぎりですが、何とか間に合うように出来ると思います。
本日は、入試です。共通一次(センター試験は昔共通一次試験と言いました)がはじまって、共通一次の時には雪になるというジンクスがあったように思います。今は、入試の時に寒くなる、あるいは雪になるという傾向があるようです。
(なお、私は、共通一次世代ではありません。私の二つ下の学年から、共通一次ははじまりました。)
→今日は現実にはそれほど寒くなく、ちょうどよい試験日だったと言えるでしょう。多磨墓地の駅で、駅に着いてから駅を出るまでに5分以上かかりました。改札を自動化しないと解決できない問題です。
とうとう来ました。あの、花粉症が。一昨日の夜、ちょこっと出かけた後、鼻水が出るのでどうしたのだろうと思ったのですが、昨日、外出していると鼻水が出る、目が痒いという症状が出て、杉花粉症だとわかりました。去年は楽でよかったのですが、今年は仕方がないようです。よほどひどくなれば薬を使いますが、免疫系の薬は極力使いたくないので、目薬とティッシュを大量に消費することになるでしょう。科学思想史の優秀答案に対して、授業の部屋でコメントを書いておきました。概評は、この欄の2月17日の部分を見て下さい。
ここ数日すっかり春めいてきました。昨日は、本当に暖かく、春の格好で動いていました。今日も、朝方は天気も良く、いい日です。(天気予報では、夕方から雨です。)
成績表の転記も一応終わりました。後は、再確認後に教務課に提出して、本年度の授業はめでたく終了ということになります。
今日こそは、会議に煩わされることなく、採点に集中できるかと思っていたら、予算委員会があるのを忘れていました。とほほ、です。
→委員会は委員長の腕前で、迅速に進行し、予定より早くうちに帰ることが出来ました。ということで、何とか、「科学技術と社会(総合科目 III )」の採点だけは終了しました。成績報告書への転記が残っていますが、ともあれ、ほっとしました。(試験結果の講評は、今月末にはここで発表できると思います。)
今日は午後から今月2回目の教授会。2月、3月は、入試判定、卒業判定があるので、教授会の開催が普段の倍になっています。25日は、前期入試。まだまだ忙しい日が続きます。LI>2001.2.20
→会議が終わったのは、7時半。内容と比べれば早かったほうですが、・・・。
→よく日程表を見ると、3月には、教授会は3回あります。仕方がありませんが、気が重いのも事実です。
昨日の試験は無事終了しました。大至急採点して、結果を教務課にかえす必要があります。やれやれ
→深夜に起きて、採点を進めています。何とか〆切には間に合わせます。
→朝の4時から7時ぐらいまでで4年生の採点は終了しました。今日大学に出たときに提出します。
今日は、午前中に本年度最後の試験があります。
「科学技術と社会(総合科目 III )」2月19日(月曜日)2限 106&107教室
この採点を終えて春休みといきたいところですが、入試や会議等まだまだ仕事が続きます。これから相当の量をこなす必要があります。
西荻のメインストリートには、ゲームセンターが三店並んでいました。そのうち、一番とりやすいUFOキャッチャーを設置してあったお店がなくなっていました。店頭にどうするのかの張り紙がないので、一体、何に変貌するのか不明です。世の中を覆っている不況のせいでしょう、最近はお店の入れ替わりが激しく、びっくりすることが再々です。
去年でしょうか、『スパ』で四方田犬彦氏が書いていましたが、伝統あるレストランも閉店になる事例が続いているようです。ちゃんとしたお店がつぶれるのにはさみしいものがあります。
確かに2月はすぐ終わる気がします。後わずかしか残っていない、という感じです。2000年度「科学思想史」優秀答案。
最優秀答案:有井結子(2年生)、小田島舞(3年)、田中明恵(3年)
優秀答案:上條真弓(2年)、田中良平(2年)、福久悦子(2年)、中岡英太郎(2年)、森崎梨絵(2年)、宮崎文彦(3年)、小早川しそう(3年)、赤塚紀彦(4年)、中川雄一郎(4年)、吉川利加(4年)
個々の答案に対するコメントは、授業の部屋の方で行います。ここでは、一般的なコメントだけ行っておきます。私が外大に着任してもう12年以上経ちます。一巡したと言えるでしょう。この12年間に、バブルがあって、バブルが崩壊して、日本社会は失われた90年代を体験しました。
私が外大に着任して一番驚いたのは、思想や表現の世界で独自の世界を切り開くことの出来る力をもった学生の割合が高い、ということでした。経済や政治の世界でばりばり活躍しそうな学生は、もともと私の目にとまるところにこないという事情もあるのでしょうが、あまり見あたりませんでしたが、たとえばよい文章を書く(ことのできるであろう)学生の割合はとても高いと思われました。それは、日本のどこの大学と比べても遜色がないと言えるレベルでした。
最近、そういう学生の割合が少し減ってきたような気がしますが、でも、まだ相当だと言ってよいでしょう。
ちょっと気にかかるのは、授業をよく聞いて、話した私もびっくりするぐらい的確に内容をまとめた答案がめっきり減ったという点です。そういう学生は実務能力が高く、仕事を頼むのに最適です。そして、どういうところでも仕事の出来る人間は必要ですし、重要です。
ともあれ、よい答案に出会うと、授業を頑張った甲斐があったと、気持ちが元気になります。上に名前を挙げて表彰した諸君は、社会に出てもちゃんと通用します。自分が頑張るにふさわしいと感じられる場所を見つけるのは、誰にとっても簡単なことではありません(30歳になるまでに見つかったら幸せでしょう)が、なければ作る、ぐらいの気概でやってくれる人が道を開く人となるでしょう。
採点は順調に進んでいます。
→「科学思想史」の採点は一通り終わりました。採点は、いつも集中してやります。3コースに分かれる前は、今の数倍の量を採点したことがあり、終わるとよれよれになっていました。頭のなかの脳神経がいくつか切れるような感覚を味わったこともあります。(もちろん、全くの比喩表現です。)再確認のうえ、優秀答案はこのページで表彰したいと思います。
今日は、お昼から試験があります。次の通りです。
「科学思想史」2月15日(木曜日)3限 101教室
直前かけこみで自由レポートを送って見える学生諸君が結構います。
試験が終わったら採点です。
→試験は無事終了しました。おそらく、160人近くが受験したと思われます。
→4年生の答案の採点は終了しました。(4年生に不可はなし)よく書けていた答案が目立ちました。3年生、2年生の分は、この週末に終えます。
いろんな雑誌がパン屋さんの特集をけっこうよく組んでいます。
パンの仲間に入れるのかどうか知りませんが、私は、ナンも好きです。ほとんど何も付けずにただむしむしと食べてもおいしいと思います。名前は何というのか知りませんが、アラブの酵母を入れていないパン(?)も好きです。ああいうシンプルなものの方がおいしく感じられます。今日は、会議が4つあり、終わると夜の9時でした。ああ、しんど!です。大変寒い日でした。
「近所においしいパン屋さんがあるといいな!」
定期購読している『カーサ ブルータス』の最新号(2001年3月号)が、フランス人を呼んでまたまたパンの特集をしています。見えたのは、フランソワ・シモンというジャーナリスト。前回(1999年)の特集は、特に、パン業界の人に「黒船」のような波紋を投げかけたのだそうです。
日本人の大半の方とは意見が分かれると思いますが、私は、シモンさんを支持します。日本のパンは、菓子パンばかりです。種類は多いのですが、ほとんどが菓子パンで、ちゃんとしたまっとうなパンの割合が少ない。まっとうなパンというのは、いわば日本のご飯として食べられるどっしりしていて中身の詰まっているパンです。小麦やライ麦などの粉の味が香ってくるものが、おいしいと感じられます。菓子パンはすぐに飽きてしまいます。変に工夫を凝らした菓子パンならば、私はむしろ何にもないコッペパンの方がおいしいと思います。
これは、9割方は、パン屋さんの責任というより、日本人の舌や食習慣の問題でしょう。買っていく方の9割以上の方が、いろんなものが多くくっついた菓子パンを買って行くなら、パン屋さんはそれを作るしかないでしょう。雑誌の記事を読む限り、ちゃんとしたパンを作る技術をもったパン職人さんはけっこう居るようです。
あんパンもカレーパンもおもしろい工夫だと思います。でも、パンをしっかり味わって食べれば、そう、お米そのものがおいしいように、小麦は大変おいしい穀物で、その味を素直に引き出したパンが一番だと私は思います。
このページの整備がかなり進んでいます。古いページでまだ画像を放置してある部分がありますが、もしかしたら、そういう画像の一部は、お蔵入りさせるかもしれません。いろいろあるアイディアのストックから、実現できているのは一部です。新しい方にかけるのがよいかなと思っています。今朝の新聞に、ヒト遺伝子の解析結果が出たとの記事がありました。国際研究チームの出した結果が、3万〜4万個、セレラ社の結果が2万6千〜3万9千とのことです。人間のDNAの塩基数は、約30億個で、そのなかで意味のある情報(遺伝子と言えるの)が3万強ということになったわけです。(この数はショウジョウバエの2倍程度。)遺伝子に関してはよく「人間の設計図」というすごい説明をする啓蒙記事が多いのですが、今回の記事(朝日新聞)は、正確に「たんぱく質の設計図」と記述していました。
古いページ(RimNet)から移転してきました。新しい情報は、完全にシンクロしています。数年前の情報は、こちらでは整理して示したいと思います。(整理は、これから行います。)
本日は、午後から化学史学会理事会&編集委員会でずっと東大先端研(駒場)に行っています。6月に外大で開く年会について本日の理事会でおおよそを決めてもらうつもりです。
こちらで考えた案をほぼ了承してもらいました。詳しくは、化学史研究のページに載せます。
理事会・編集委員会の帰りに、東大先端研の橋本さんから、『UP』(東大出版会の広報誌)をもらって帰りました。表表紙のうらに、橋本さんの「東洋人の見た「機械の劇場」」というエッセイがでています。
この同じ『UP』に「シンポジウム サイエンス・ウォーズから考える(金森修・佐倉統・茂木健一郎)」という記事が出ています。第22回サントリー学芸賞並びに第26回山崎賞を受賞した金森さんの『サイエンス・ウォーズ』(東大出版会)を記念してのシンポだと思われます。シンポの全文は、近日中に『UP』HomePageに掲載されるそうです。簡単に『UP』が入手できる環境にない方は、ホームページをご覧になられるとよいのではと思います。
日清SPA王のペペロンチーノが気に入っています。コンビニ等の店頭在庫管理がPOSシステムによって厳密に行われるようになると、少しでも売れ行きが芳しくないものはすぐに店頭から消えてしまいます。ペペロンチーノはずっと店頭では見かけませんでしたが、今日ampm にあったので、つい、2つ買ってきてしまいました。私の学生時代と比べるとこうしたいわばカップ麺の味の進化は著しいように思われます。昨日の5限、「20世紀表象文化の世界」の試験がありました。登録者数500人という授業です。試験を受けていたのは、ざっと、400人超といった感じでした。よい答案に出会うと授業を頑張ったかいがあったと感じられます。さて、今年は、どういう答案に出会えるでしょうか?
→半分近く採点をしました。予想していたよりずっと面白い答案が多くて、よかった、と思いました。特に優秀な答案は、このページで勝手に表彰することも考えています。
→私の担当分はすべて採点しました。欧米第二課程の手塚雅美さんの答案がMVPです。私の採点基準は、非常に簡単で、自分でどのくらい考えたかを評価しています。そうは言っても、もう少し詳しい基準も作っています。1)独自の構成力、2)独自の視点、ないしテーマ、3)授業内容の理解力。一番高く評価するのは、独自の視点から独自のテーマをみつけ、構成力を含めてひとつの完成に達しているもの。私はけっこう100点をつけますが、それは、こうした答案に対してです。(もちろん、ものすごくよく勉強したことがわかるもの、他人の話を耳を傾けてしっかり聞き、自分なりの理解をしたものもちゃんと評価しています。)本日は、教授会の日です。会議のことを考えると気が重くなるので、あんまり考えないようにしています。
科学史と文化史で増殖させている「隠れた紀要論文」ですが、いろんなカードバインダーにばらばらに入っていた邦語論文のカードをひとまとめに出来るという副次効果が働いて、長い間放置していたカードの整理が進んでいます。(パソコンを本格的に導入するまでは、カードシステムを使っていました。我が家の本棚で、棚4つ分ぐらいのカードバインダーがあります。パソコンを本格的に導入したのは30歳を過ぎてからなので、20代の勉強成果の相当割合はカードに蓄えられています。残りは、普通のファイリング・ノート。カードをくりながら考えるのも、考えるリズムという点では悪くありません。)ケーブルテレビのインターネットですが、世の中が混み合う時間帯、夜の11時過ぎから12時くらいまでは、反応が結構遅くなります。一度相手先につながってしまえば、ファイル転送ははやいのですが、相手先につながるまでに最大10秒程度かかることがあります。結局、この時間帯は避けるのが賢明ということになるようです。
近所の本屋さんでやっと畑村洋太郎氏の『失敗学のすすめ』(講談社、\1600)を入手しました。たとえば紀伊国屋書店のような大きな本屋さんに行く時間がうまくとれず、近所で何とかならないかと思っていたのですが、下の2.6の「八重洲ブックセンターでよく売れている」と言う記事で自信をもって近所の本屋さんに探しに行きました。出来れば、来年度の授業に使おうと思っています。
科学史と文化史に、ワールブルグ研究所とヘルツォーク・アウグスト図書館のことを載せました。載せるにあたっては、Googleで日本語サイトも調べています。ワールブルグ研究所についてはもう少し詳細な情報が出ているかと思ったのですが、案外内容のある紹介は少なかった。ヘルツォーク・アウグスト図書館については予想よりずっと紹介が多くありました。日本のゲルマニスト(ドイツ語学者)の方々が、よく訪れるようです。ヴォルフェンビュッテルというドイツの小都市の美しい様子を見るなら、 ヘルツォーク・アウグスト図書館の写真をお勧めします。以前も書きましたが、検索サイトは当分は、Google、できまりといった感じです。最近、goo 、のヒット率は異常に低く、Google、に慣れると、goo 、はとても使い物になりません。パソコン系の雑誌の評価でも、詳しい方は、Google、のようです。
稲葉洋一「フィリピン臓器移植「530万円の明細書」」『現代』2001年3月号、pp.38-47を読みました。日本で臓器移植法が施行される直前にフィリピンで腎臓の臓器移植を(詐欺にあいながら自費で)受けた方の手記(インタービュー構成)です。
1月15日に紹介した畑村洋太郎氏の『失敗学のすすめ』(講談社、\1600)が八重洲ブックセンターでよく売れている(ジャンル別売れ行き第1位)のだそうです。
総合雑誌の記事より。寄生虫博士として有名な藤田紘一郎の「親の抗菌志向が子どもをだめにする―アトピーやぜんそくの元凶はキレイ好きだ」『正論』2001年3月号、pp.298-307が面白く有用な観点を提供してくれています。人間の身体には、何兆(数字は適当です)というバイ菌が住み着いています。そうしたウイルスやバイ菌のレベルから見ると人間の身体は一つの生態系=環境と言えます。個人個人の同一性を守ってくれている免疫系もいわばバイ菌やウイルスがあってこそ活性化されます。最近の日本社会に現れた過度の清潔好き(むしろ私には、イメージとして汚いものに対する過度のタブー反応に見えます。そしてそのイメージとしての「反・汚い」がテレビコマーシャルにあふれています。)が、その生態系のバランスを壊し(一種の環境破壊)、免疫力を低下させている、これが藤田さんの基本的な診断です。かなり前、バリ島でコレラにかかった日本人が出現して、騒ぎがあったことを記憶していますが、実はそのときコレラにかかったのは日本人だけだったそうです。(1ヶ月に200人がかかったとあります。)その原因を藤田さんは、日本人の免疫力低下に求めています。
この日本人のイメージとしての汚いもの・異物排除の風潮は、いわば国全体としての「ひきこもり現象」と言ってよく、明らかに日本の活性を低下させていると思います。こうした方面では、イメージではなく、バランスの取れた科学的知識こそが大切です。1月13日に「スピノザ協会」で行った講演をきっかけに、本棚の本が見えるようになったきました。要するに、2重においていた前の本を片づけて、後ろ側にあった本来の本が見えるようになってきました。一昨年引っ越した後、ばらばらだった配置も少しずつテーマごとに並ぶようになってきています。私個人に関して21世紀の新しいことの2番目は、このことです。他の方からすれば、馬鹿みたいな話だとおもいますが、私個人にとってはかなり大きなことです。
科学史と文化史の部屋の内容の充実をはかっています。しっかりした有用な情報をまとめていくつもりです。21世紀になって1ヶ月が過ぎました。何が新しくなったのかと思って、まわりをいろいろ見回してみても、21世紀を感じさせてくれるものはあまりありません。予感させてくれるものもあまりないと言った方がよいでしょう。我が家に関して言えば、ケーブルテレビの常時接続環境になったことが、21世紀の最初の新しいことです。ダウンロードは、本当にはやくなったと思います。(ISDN のおよそ10倍程度の速度が出るので、当然といえば当然です。)
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、このページの日付の更新は、世界で一番早く日付が変わる場所を基準にしています。日付変更線は、日本より3時間先です。ということで、日本では午後9時になったときに、日付変更線の西側では、新しい日がはじまります。このページは、それにあわせて、日付を変更しています。もちろん、そのときに変更する余裕があればの話です・・・。
昨日の5限の授業をもって2000年度の私の授業はすべて終了しました。後は、試験だけです。(といって、試験の採点も枚数が多いとなかなか大変なのですが。)
アクセスカウンターを設置してから1年が経ちました。1年間のカウントは、8603です。一日平均では、約23カウントになります。これは、当初の予想より多かったと言えます。いろいろページを見ていると、どういうテーマを選べば、カウントが多くなるかはだいたい目処がつきますが、このページは商売をしているわけではないので、そういうたとえば1年で10万カウントを越えるようなページは目指しません。(途中で、たとえばラーメン道に目覚めて、あるいは僕の数少ない得意なゲーム=ピンボールの実機の情報収集に目覚めて、そういうページが出来てしまうおそれもなきにしもあらずですが、今のところは目指していません。あまり情報が多いとは言えませんが、地味な分野だと言われる科学史に関して、基礎的情報や面白い情報をしっかりコレクトしていきたいと思っています。)
たとえば、科学史と文化史の部屋に昨日登録したローゼンタール文庫に関しては、私は重要で面白い文庫だと思いますが、日本語サイトで検索をかけても1件も検索にかかってきません。私のサイトはそういう珍しい魚がかかるサイトにしたいと思っています。
アクセスカウンターをつけて(2000.2.1)、もうすぐ1年目になります。本日の最後の時間で1年間の通算がでます(31日午前の予想としては、8600程度)。最初の数年間は、このページはカウンターを付けていません。カウンターをつけてから、見やすさを考えて、手直しを繰り返しています。情報そのものの整理が追いついていませんが、たぶん、情報の整理が最終的にきれいにできることはないと思います。
小さなベランダにまだ残っている雪(ザラメ上の氷になっています)をやっと処理しました。わずかにおいてある葉っぱたちの上にどさっとのっかっているのをどかしてやりました。植物は生命力が強いのでいくらかは生き残ってくれると思います。先週末に実は頑張って、3本の原稿を仕上げました。さすがに、ちょっとくたくたになっています。一番短い一本は提出しましたが、残りはもう少し手直ししてから提出します。
今日の授業で、今年度の授業はほぼ終了しました。聞くところによれば、今週が語学の試験の山場にあたるのだそうです。今日受け取った情報によれば、私の授業に関しては、「科学技術と社会」の試験は2月19日(月曜日)106&107教室、「科学思想史」の方は、2月15日(木曜日)101教室、です。大学はそろそろ試験の季節です。学生諸君はほとんど試験に気を取られています。自分の過去を振り返っても理解できることですが、気にしすぎの人もちらほらと見かけます。
昨夜から雨に変わり、雪はずいぶんとけたようですが、それでもかなり残っています。昨夜は、雪とけでどさっと落ちる水・雪の音が結構うるさかった。今週末は、ずっと、原稿書きに専念していました。おかげで、何とか締め切りに間にあう形で提出できそうです。
朝起きたら、雪で一面真っ白です。雪はまだ降っています。昨日の夕方外出して帰ってくるとき、予想以上に寒くなっていたので、ああ、これは雪の可能性もあるな、と思っていたら案の定でした。雪は、週末に降ります。
どうも関東から東北の全域にかけて、本格的な雪降りのようです。雪は、お昼過ぎもどんどん降っています。これだけ本格的に降雪は東京では実に久しぶりです。
夕方には雪は雨に変わりました。明日は、結構気温も上がるようです。あと心配なのは路面の凍結です。アメリカのアマゾン.COMをはじめて使ってみました。(私は古い人間なので、洋書はずっとイギリスのヘファーズに直接注文していました。現在ヘファーズは、英国最大の本屋さんブラクウェルに吸収されていますが、一応残っています。)注文したものの第1便が昨夜届きました。メナッセ・ベン・イスラエルという17世紀でもっとも有名なラビ(スピノザにヘブライ語を教えた人物)の著作集です。私は、本の形態を予想していたのですが、開けてみると2枚組のCD-ROMで、約70冊の初版本が画像データの形で収録されていました。びっくりです。値段は、特に高くはなかったので、何だか得をした気分です。(一定割合は、ヘブライ語ですので、私には読めないのですが。)
ちょっとした発見です(2001.1.30)。このCD-ROMの内容はすべてウェブ上で見ることができます。rosenthalianaのMesasseh Collection
このローゼンタリアナのサイトは非常に充実しています。
Studia Rosenthaliana 最近の目次
[脳死臓器移植法案改正(2)] 朝起きたら、久しぶりの本格的な雨降りでした。天気予報では雪になるかも、といっていましたが、東京はどうもこのまま雨のような気がします。気温がそんなに低くないのでそう思います。森岡正博「日本の「脳死」法は世界の最先端」『中央公論』(2001年2月号)318-327頁、を読みました。重要な論文です。論点だけを紹介しましょう。
1)脳死→心臓死 には、ずいぶん時間がかかることがある。
175人の脳死患者で、1週間以上心臓は動き続けた。80人の脳死患者で、2週間以上心臓は動き続けた。44人の脳死患者で、1ヶ月以上心臓は動き続けた。最長は、4歳の時に脳死状態になった男の子で、調査の時点まで(14年5ヶ月)心臓は生き続けていた。
2)脳死状態の患者がまるで生きているかのように自分の体を動かす「ラザロ症候」が世界中で数多く報告されている。
3)多元的な死の定義を法律に取り入れようという動きがアメリカで起きている。
必要があって(書評を書かねばなりません)、この秋の国会に提出が計られている臓器移植法の改正案について調べています。インターネットでは、森岡正博氏の「臓器移植法改正を考える」というページが非常によくできています。現行法案も、改正案もすぐに入手できるようになっていますし、リンクも充実していますし、しっかりとした情報に基づききちんと構成されています。私の書評で新しい論点を出すことは出来ないと思いますが、出来上がったら、このページにも掲載したいと思います。出来ました。次の通りです。書評『侵入者』
昨夜11時過ぎにインターネットにつないでみたところ、結構時間がかかりました。ナンだ、みんながつなぐ時間帯は、Cableでも遅くなるんだと言うことがわかりました。夜遅くインターネットに夢中になるのって、身体によくないと私は思うのですが、。。。
それに比べて、朝方の快適なこと!後からの判断ですが、どうも、夜遅くなるのは、回線の混雑よりもむしろ、サーバーの処理能力が追いついていないせいなんじゃないかと思うようになりました。(これは、一番典型的には2000年の i-Modeでしょっちゅう生じていた事態です。サーバーの処理能力が想定以上のアクセス数にパンク状態に陥るというやつです。)
『化学史研究』のサイトの引っ越しはすみました。私のサイトのなかに作ったものも当分残しますが、メインサイトは次の新しい場所:http://members.jcom.home.ne.jp/kagakushi/にします。常時接続環境になる前は、どうしても接続時間が気になるので、開いたページをゆっくり・じっくり読むことはほとんどありませんでした。ざっと読んで、重要だと思ったら自分のパソコンのハードディスク上にダウンロードし、接続を切った後、そのファイルを表示してやはりじっくり読むべきだと判断したらプリントアウトして読んでいました。もしかしたら重要かも知れないという(けちな?)思いが強く起こるので、どうしても多く印刷しすぎます。そして、その印刷したファイルの処置に困る。
ダウンロードも、接続時間に課金されると思うと、つい役に立つかも知れないものなら何でもダウンロードしてしまいます。そして、内容のよくわからないファイルがハードディスク上にたまっていきます。
たぶん、多くの方に当てはまる現象ではないかと思われます。
できうれば、この常時接続環境がそうした「けちな?」思いから私を解放して、自分のハードディスクも机のまわりの印刷物も単純ですっきりしたままでいさせてくれれば、と思います。
もちろん、慣習は無意識に作用するので、やはり、ただだと思って、多くダウンロードしすぎるかも知れません。(個人的には、ただだから見ないと損だというフェイズだけは脱出できていますが、・・・。)
19日にJ-COM東京のインターネット接続サービスに加入して、実は、翌日寝込み、その翌日は終日仕事だったので、せっかく常時接続環境になったのに、ほとんど触れることができないでいました。昨夜、もう一度様子を見ようと思ったら、接続が出来ない。ip address は向こうが割り振ってくれる形式なのですが、その挙動がおかしい。self ping もかからないという理解しがたい状況になったのですが、いろいろ試しているうちに正常化し、何とか接続を回復しました。
最初接続したときには、ftp がかけられず、非常に不思議だったのですが、もう一度J-COM東京のホームページをよく読んでみると、まず、ftp を使用する前に、自分のウェブスペースの有効化という作業が必要だと書いてあります。なんだ!と思い、とりあえずゲットした2つのアカウントに対して有効化を行いました。有効化には30分かかるという表示でしたので、そのまま寝て、今朝確かめると、確かに自分のウェブスペースへのftp が問題なくできました。ほんと、なんだ!です。ということで、3ヶ月から半年ぐらいをかけて引っ越し作業を行いたいと思います。(ただし、このページは、ミラーサイトとして当分は残すつもりです。)
今朝は、まずまずでした。100%とは言えないまでも、まあ、普通の仕事はこなせるようなので仕事に出かけることにしました。
→何とか無事こなせました。おなかの調子は100%とは言えませんでしたが、激しい労働が待っていたわけではなかったので、トイレに行く回数を増やすことで対応できました。
深夜1時ぐらいから、ひどい下痢にかかり、丸一日寝ていました。センター試験の監督業務があったのですが、さすがに休ませてもらいました。疲れで弱っていたところに、軽い食あたりを起こしたようです。(症状は、風邪の時と同じだったので、インフルエンザかもしれません。)
予定通りであれば、本日、J-COM東京のインターネット接続サービスに加入できます。このページは当分このまま残しますが、1年後にはどうするかまだ決めていません。
→工事担当のお兄さんは、夕方5時半過ぎに見えました。すぐ出来ますよ、とのことでしたが、ケーブルの電気状態等の問題で、結局7時ぐらいまでかかりました。今のところ、速度は、64k が出ています。(もちろん、一定の値ではない。)ISDNでは最高8kなので、ISDN の8倍ということは言えます。いろいろ調べていると、NTTのISDNは、明らかにもう時代遅れの技術です。投資がもったいないから、中居君を使ったCMを続けるのでしょうが、そんなことをしている場合ではないと、部外者は思います。
昨日、武蔵境の駅で確かめたところ、1月20日、21日のセンター試験の日は、さすがに西武多摩川線も少しだけ増発するようです。といって、少しだけでして、1時間に3本の時間帯を5本(時刻は、他の時刻と同じ)にするだけですが、それでも、20分待たされるよりずっとましだと言えるでしょう。
ということで、日中はすべての時間帯で、6分、18分、30分、42分、54分というのが運行スケジュールとなったことになります。
学部のシラバスも作成しました。次の通りです。
科学思想史演習 これまでのテーマのリスト
科学思想史演習 2001年度 テーマ
科学思想史(講義)
総合科目III 科学技術と社会
来年度のシラバスを作成しています。締め切りの関係上、大学院の授業を先に作り蒔いたが、学部のものもすぐに作成します。
思想文化論
歴史文化論
去年より続けている『総合雑誌』の購読ですが、よく読めば役に立つ記事がそれなりに発見できます。今入手できるものでは、『現代』2001年2月号の「「失敗学」の権威が合理化、リストラに警鐘」(畑村洋太郎)がすごく勉強になりました。
面白いと思った事項を引用してみます。
「ハインリッヒの法則」:1件の重大災害の背後には29件のかすり傷程度の軽災害が起きており、さらにその背後には300件ものヒヤリとした体験がひそんでいる。
「失敗の法則」=「失敗情報は隠れたがる」;「失敗情報は組織内を上下しない」;「失敗情報は時間の経過とともに減衰する」;「失敗原因は変わりたがる」;「失敗は神格化しやすい」;「事故の多くは情報の連絡ミスから起きる」
自分の身の回りを振り返ってみても思い当たる節がたくさんありますが、問題なのは日本社会が以前よりずっと事故を起こしやすい体質に変わってきている点にあり、なくならない航空機事故や頻出する医療事故、はたまた昨年の雪印の集団食中毒事件は、失敗の教訓が組織として生かされてないことに起因する。よって、こうした事故をなくすためには、組織経営の在り方を見直す必要がある、これが著者の主張で、全くその通りです。
昨晩のスピノザ教会での発表は、聴衆の方々に非常に熱心に聞いてもらえて、なかなか得難い体験でした。講演の最初にお礼をしましたが、94年のロンドン留学時に関心をもって勉強したことが、95年波乱の日本に帰ってきて、忙しさの地層に埋もれていました。それを、掘り起こし、甦らすよい機会をこの講演は与えてくれました。本当に感謝です。
本日は、午後5時からスピノザ協会で発表があります。こんな夜遅くに話をしたことがなく、しっかり食べてから出かけようと思っています。
場所は、東大駒場2号館、3階308号室です。
会場費800円を払えばだれでも参加できるとのことです。
私は呼ばれて話すだけ(運営に関わっていない)なのですが、800円というのはちょっと心苦しいように感じます。
科学史と文化史(17世紀中心)の部屋は、すこしずつ材料を増やしていっています。
発表の準備もだいたいできたので、インターネットで関連情報を探してみました。 Googleは、アカデミックな検索には最適だと痛感しました。ロボット系の検索サイトとしては驚くほど的確に検索結果を引っぱり出してきてくれます。それに比べて、ずっと愛用していたgooは、最近必要な情報にうまくヒットしてくれないことが多くなりました。どうしたのでしょうか?
昨夜、部屋の中を見回していたら、次の本が見つかりました。
*清水禮子
『破門の哲学:スピノザの生涯と思想』みすず書房、1978
買ったこと、故廣松渉氏が話題にしていたことは覚えていたのですが、その他のことは全く記憶にありませんでした。しかし、手にとって開いてみると、自分の文字で書き込みがあり、読んでいたことがわかりました。傍線を付けた部分を読んでいると、一部、記憶が甦りました。今となっては、スピノザの破門の事情等については下のヨベルの書物がずっと正確だと言えると思いますが、本文222頁というまとまりは貴重だと思われます。今日大学に行ったとき、マイモニデスの『迷えるものへの導き』の英訳は持っていたはずだと思って研究室の中をよく見回せば、かなり大部のマイモニデスの注釈書と、中世から近代にかけてのユダヤ人思想についての論文集を見つけました。すっかり忘れていました。94年イギリス留学時に近代ヨーロッパ社会におけるキリスト教とユダヤ教の関係に関心をもち、オックスフォード大学出版会が出している「ユダヤ教文明のリットマン文庫」というシリーズを10冊近く買ったのでした。いつか読もうと思ってそのときは読まなかったので、忘れていたものです。
科学史と文化史(17世紀中心)の部屋をオープンしました。一般の方にも専門家の方にも役立つ情報を掲載していきたいと思います。
本当に久しぶりに駒場に出かけました。図書館に用事がありました。ついでに生協により、次の4冊を買ってきました。
*小泉賢吉郎(こいずみ・けんきちろう)
『科学技術論講義』培風館、1997
*ヨベル、イルミヤフ
『スピノザ 異端の系譜』小岸昭・E.ヨリッセン・細見和之訳、人文書院、1998
*吉見俊哉
『カルチュラル・スタディーズ』岩波書店、2000
*プレガー、デニス;ジョーゼフ・テルシュキン
『現代人のためのユダヤ教入門』松宮克昌・松江伊佐子訳、ミルトス、1992
お気づきのことと思いますが、サイトの入り口を日本語主体に変えました。また、作成しただけでほとんど更新していなかったhobby roomと Communication Roomは、old pagesの方に移し、私の研究テーマに関してのページを新設しました。ただし、ページ作成が追いついていないところもあります。今月いっぱいで新しい部屋に内容を作成します。
朝、ゴミを出すために外に出たら、数センチでしょうか、雪が積もっていました。粗目氷のような積雪で、雪の残る道路は結構歩きづらくなっています。13日の発表のために、ユダヤ教とマイモニデスを調べていたら、イスラエルの紹介サイトに出会いました。ミルトス・ホームページがそれです。ユダヤ教やヘブライ語について知りたいことがある場合にはとても便利なサイトです。雑誌『ミルトス』のバックナンバーもこのサイト上で見ることができ、日本では誤解の淵に沈んでいるイスラエルやユダヤ教、ユダヤ人についてわかりやすい解説を読むことが出来ます。
このサイトの衣替えを進行中です。まず、バックアップと思い、ftp で私の領域にあるすべてのファイルをダウンロードしました。約20分かかりました。このマック上では約8Mの大きさになっています。おそらく、プロバイダーのサーバー上(UNIX)では、6M程度ではないかと思っています。
お昼頃から寒くなってきたと思ったら、雪が降ってきました。雪と言ってもとけかかったかき氷のような雪ですが、ともかく、雪は雪です。大昔学生時代、共通一次(いまのセンター試験)になるとかなり大雪が降っていたのを思い出しました。最近は、成人の日に降ることが多いように感じます。
起きると、朝の9時です。ほぼ12時間睡眠したことになります。おかげで風邪はもう大丈夫のようです。昨日のような頭痛がなくなっているので、今日は普通に過ごせそうです。
軽く風邪気味です。ひどくはならないと思いますが、9時に寝ることにしました。発表の準備は結構進みました。
数日前に、トイレの電球が切れました。今日は、台所の蛍光灯が末期症状を示しています。最近の製品は、信頼性がほぼそろってきているので、ひとつだめになると続けてだめになります。このアパートは、リフォームしたばかりのところに入ったので、少しの間電球を取り替える作業が続くと思われます。
大変なことに気がついてしまいました。21世紀の始まりに出した年賀状には、自分の名前を入れるのを忘れてしまいました。大学の住所、自宅住所、e-mail address 、home page site は印刷したのですが、名前を入れるのを忘れてしまいました。ほとんどの方は、それでも分かってくれると思いますが、あれあれ・・・。
明日からはJRも平日運行になり、ほとんどのお店が開くと思います。動こうと思えば普通に動けますが、発表の準備をしているといろいろ新しい(小さな)発見と再発見があるので当分はおうちにいることになるでしょう。
朝早く(6時半ぐらい)に起きたのはいいのですが、大変眠い。昼寝をしてしまうと思います。
強い風がふいた昨日と比べると風が止んで暖かくなったので、お昼から、大学に出かけて研究室で資料探しをしてきました。見つけようと思ったものは見つからなかったのですが、存在を忘れていた資料が見つかり、まずまずの成果かと思い帰ってきました。武蔵境のイトーヨウカドーは、年中無休で営業していました。従業員の方は大変でしょう。
新世紀おめでとうございます。20世紀の未解決問題はいっぱいあって、でもまずは手近から自分の部屋を救出しようと思います。(資料の片づけのことです)
夜の間に部屋中をひっくり返して何とか必要な資料はだいたい見つけだすことが出来ました。その結果、部屋は惨憺たる状態になっています。やれやれ!