先週の土曜日に買っていた次の本を読みました。
*多木浩二(たき・こうじ)
『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読』岩波現代文庫、2000
これまで、ベンヤミンの「複製技術時代の芸術作品」という論考についてはあまり満足できる解釈に出会っていなかったのですが、これは、非常に面白く、私がずっと考えてきたことにつながる問題をずいぶん明白に言語化してくれています。短い本なので、論点が提示されただけで、十分に展開されていない部分はありますが、それにしてもきちんと論点を提示したメリットは大きいと言えます。
丸善のブックニュースで、ディドロ・ダランベールの百科全書がDVD-ROMで入手できることが分かりました。値段は、\15,800。この値段だと非常にありがたい。ボーナスが出たら買うつもりです。
昨日あげたアカサタナ順の邦語所持文献目録の数を記しておきます。
ア行:著者数401,総冊数702
カ行:著者数296,総冊数473
サ行:著者数265,総冊数463
タ行:著者数219,総冊数356
ナ行:著者数123,総冊数226
ハ行:著者数154,総冊数318
マ行:著者数187,総冊数307
ヤ行:著者数124,総冊数289
ラ行:著者数111,総冊数141
ワ行:著者数 22,総冊数 49
総数:著者1902,冊数3324
2年ぶりにリサーチの部屋の邦語所持本リストを更新しました。ついでに、このホームページの全体の容量を見てみましたが、6.74Mになっていました。これは、ちょっと予想を超えました。たぶん、『化学史研究』のサイトがそれなりに容量を使っているのだと思います。リムネットの場合、10Mまでは無料で、10Mあれば当分大丈夫と思っていましたが、後2年ぐらいで10Mは突破するかも知れません。でもたぶん、2年後には、フリーのホームページスペースが倍ぐらいになっているのではと期待しています。
選挙速報はやはり面白い。結局朝方まで見てしまいました。なかなか微妙な結果ですが、自公保連立で絶対安定多数を取った以上、連立政権の勝利と言っていいと思います。しかし、このまま連立を組んでいると、保守党と公明党は明らかに議席をへらし続けると言う結果になったと思いますが、どうするつもりなのでしょうか?
これで、月曜日は寝不足が決定しました。
起きたらすぐに選挙に行って来ました。近くの小学校ですが、投票のため人が並んでいて驚きました。これまで選挙で並んだことはなかったせいです。去年引っ越しして新しい選挙会場になったせいかもしれません。
雨の中、新宿の高島屋に行って来ました。うまくホームをたどると外(屋根のないところ)に出ることなくたどり着けるので便利です。隣の紀伊国屋書店も東口の本店に比べるとそれほど混んでいないので使いやすい。文庫を2冊、普通の人文書を2冊、買って帰ってきました。
今日は、また雨に戻りました。学会等で完全にただただ机の上に積み上げている書類を片づけようと思っています。
今日は、ゼミのコンパの日。まだ場所を決めていませんが、学生達と近所の駅(巣鴨)で捜せば何となるだろうという思っています。→何とかなりました。
空いてる時間に少し作業をして、オリコン(オリジナル・コンテナ)を合計で15個研究室の前に積み上げました。これは、他の先生方にプレッシャーを与えているようです。私は、量の見積もりをまずしたかったのですが、研究室の中にオリコンを積み上げていくと明らかに作業スペースが途中でなくなります。作業スペースの確保が、梱包(西ヶ原の研究室)と開封(移転先の研究室)の両方でポイントになるかと思います。
今日学校に行ったら、引っ越しの時に使うオリコン(オリジナル・コンテナの略。引っ越しを担当する日通の用語)が来ていました。まずは、大きさを確かめるために部屋にもって帰り、部屋にたまっているいくつかの荷物をいれてみました。普通に荷造りしたら明らかに作業スペースがなくなります。捨てるものは捨てる、という方針を徹底する必要があるようです。
ずっと、仕事が続いていましたが、今日は外に出る仕事はなく久しぶりにのんびりできました。
学会から帰ってきたら、子ニャンコたちはどこかに出かけたままで行方不明、キャットテールはもとの半分ぐらいまで復活していました。植物は強い。
このホームページの他の部屋もかなり手直ししています。
名古屋で行われた化学史学会から無事帰ってきました。開催スペースの愛知芸術文化センターというのが非常に便利な場所でした。まず、名古屋の中心地栄駅のすぐ近くにあり交通の便が非常によい、ついでなかに図書館、レストラン2、喫茶店1、美術館1、その他の施設が入っており、何かと使いやすいものでした。部屋代も非常にリーズナブルで名古屋で何かをするには絶好の場所だと言えるでしょう。
来年は、私の東京外語で年会を引き受けました。私もまだ見ていない府中新キャンパスでの開催になります。懇親会会場や設備には実は若干心配が残っていますが、できたてほやほやのキャンパスで開催するのも悪くないかと思います。
今日夕方(5時)から学会で名古屋に行っています。日曜日には帰ってきますが、その間このサイトの更新はお休みします。金曜日は、理事会と評議員会。土曜日は、総会。日曜日は、私自身の発表です。
子ニャンコにやられたキャットテールですが、子ニャンコの届かないところに移してやったら(物干し台にかけてやったら)幾分か復活しました。全滅かと思ってあきらめていたのですが、植物はそう簡単には全滅にならないようです。
昨日、教授会の前に、引っ越しの説明が日通の方々よりありました。部屋が本で埋まっている先生方に関しては、まだまだ問題(特に梱包と開封のスペースの問題)が残されていることがわかりました。私自身は何とかできると思います。
研究室の片づけをしていたら、古い試験結果が出てきました。参考までにアップしておきます。
1989年度試験結果
1990年度試験結果
1991年度試験結果
1995年度試験結果
1996年度試験結果
1998年度試験結果
昨日のことです。子ニャンコ3匹が我が家のベランダをねぐらとして発見したようです。その最初の犠牲者がせっかく復活したキャットテールです。キャットテールの赤い穂先が子ニャンコの絶好の遊び相手となってしまい、壊滅状態に近い。梅雨の雨が続き、洗濯物を干すこともあまりありませんから、当分放っておこうと思います。ちび3匹が身を寄せ合って昼寝する姿は何ともかわいいですし。
このホームページのブックマークが生きているかどうか全部を確かめてみました。私の予想より遙かに多くのページが引っ越しまたは行き先不明になっていました。少しの間、それを表示したままにしておこうと思っています。
全部で131のリンク中
引っ越したサイト 15
行き先不明のサイト15
消失したもの 4
約4分の1が引っ越したか、行き先不明か、消失したかです。ウェブの足の速さを非常によく示していると思われます。(なお正確には、サイトそのものは存続するが、サイトのディレクトリー構造が変わってリンクがたどれなくなったものもありますが、それは上の数字にはカウントしていません。)参考のために、古いブックマークも当分残しておきます。
『化学史研究』のページにアップした 2000年度一般講演要旨「化学史研究、インターネット、データベース」(改訂版) の改訂版を作るときに、リンクが生きているかどうか再度全部確かめてみました。4カ所が引っ越しをしていました。ウェブの世界は、本当に足が速いです。
自分のためのポータル(ブックマークス)も実はリンクが切れているものがあります。作り直しを考えています。(少しずつの改訂は行っていま。)
日経BP社が出している雑誌に『日経netbrain』という雑誌があります。昨日買ってきた読んでみたところ、この雑誌のサイト 日経netbrainは、ホテルを予約する、地図を捜す、時刻表を調べる、電話番号を調べる、郵便番号を調べる等々日常生活での調べものに大変便利であることが分かりました。
最近は、(若い世代にはほとんど読まれていないどころか存在も知られていないと言われる)総合雑誌を割とよく読んでいます。日本をめぐる社会情勢があまりに不透明でわかりずらいためまとまった論考を読んで勉強しようと思ってのことです。今日も本屋さんで『文芸春秋』『中央公論』『世界』を買ってきて、関心を引いた記事だけを読んでみました。
まず、『文春』ですが、私と同じ年齢で私の気に入っているジャーナリスト日垣隆さんの記事「ニュースにならない死に方・考」を読みました。これは、死亡者数の統計を冷静に読み解いたもので、いかにマスメディアが伝える事故報道のイメージと社会統計の実態がかけ離れているかを教えてくれます。
ついで、『文春』では、「家を買うなら三年お待ちなさい」(増田悦佐)。私は不動産の広告や人々の不動産にまつわる行動が不思議でなりません。私の住んでいる地区で無料で配ってくれる『むさしのリビング』という土曜発行の週間新聞を、地元の情報を知るために結構愛読していますが、なかでも、「北見久美子の家計応援課」という他人の家庭の家計簿分析のコラムを愛読しています。私の目には、みなさん、自分の収入に対してかなり無理なマンションや一戸建てを購入しているように見えます。家を手に入れたはいいが、家計に全く余裕がなくなるという選択肢を選ばれている方が多くてびっくりします。無理のある家計に対する北見さんのアドバイスは、基本的に、1)旦那さんのもっている車を処分しなさい、2)生命保険を見直しなさい(私には何でこんな高い生命保険に多くの方が入っているのか理解できません)、3)奥さんも働きなさい、です。
ある世代以上(私もその世代に属しますが)には、昭和時代の日本社会の体験に基づく右肩上がりの経済成長神話、不動産神話、持ち家信仰があり、今ははっきり社会的条件が変わってしまったのにもかかわらず、まだまだそうした神話や信仰に行動が左右されているヒトが多いように見受けられます。日本社会には明らかに虚偽で動いている部分があり、一生を左右する部分でそういう虚偽の手に落ちてしまうというのは何だろうと思います。(たぶん、一生を左右する部分だからこそ虚偽に弱いのだとは思いますが、・・。)
大学の引っ越しの打ち合わせのために大学に行って来ました。いろいろ前途多難で座礁しなければいいのだがと強く思います。学生達(外語祭実行委員会)が移転先に行って来た写真を壁新聞に貼りだしています。普段、ポスター等をじっとみている学生の姿というのはあまりみないのですが、この写真はじっと見ている学生が多いようです。
私はともあれ、本当に授業が問題なく行えるかどうか、細部のチェックのために現地に行って確認したいと思っています。
非常に暑い日でした。授業をやっていても、もう少し薄着にするんだったと思ったほどです。夕方から雨が降り出し、気象庁はまだ発表していませんが、これで梅雨入りだと言えるのでないかと思っています。
引っ越しの説明書が配布されていたので、研究室の片づけのペースを幾分か加速しようと思っています。結局、パソコン関係の雑誌は、ほとんど捨てることにしました。『日経マック』の一部だけ残します。
以前アパートの台所を寝床としていたニャンコたちが今夜また帰ってきていました。家族で動いているときには親猫が子猫たちを呼ぶ声でわかります。1週間ほど顔を見なかったのでてっきり別の場所に寝床を定めたものと思っていましたが、今夜帰ってきたところをみると放浪しているようです。(単純に寝床を何カ所か移動しているだけだと思いますが。)
ひとまず、東工大での1日2件の発表が無事すみました。成果は、遠からずこのサイトでお見せできると思います。
ゼミの時に少し、5大学連合の話題を出したら、東工大でも大騒ぎになっているということでした。全く人騒がせな学長さん達です。
授業の帰り道、新宿によって次の本を買ってきました。
*ユング
『ユング・コレクション6 結合の神秘 II 』池田紘一訳、人文書院、2000
*室井尚(むろい・ひさし)
『哲学問題としてのテクノロジー』講談社選書メチエ、2000
*好村富士彦(こうむら・ふじひこ)
『遊歩者の視線:ベンヤミンを読む』NHKブックス、2000
最初の本は、I がでて5年後の出版です。ユング晩年30年間の錬金術研究の「最後の著作」です。ユングは物質的プロセスにはあまり関心を持っていなかったわけですが、科学史家が読んでも十分面白く参考になります。ただし、大変な世界であることにかわりはないのですが。
夕方どこかに寝床を捜した[台所裏のこねこ]の1匹が、また台所裏に来ていました。今回は遊びに来たようです。もう塀の上を歩けるようになっており、塀の上でにゃーにゃー鳴いていました。
6月6日に、東工大で2つ発表をします。一つは、大学院の授業で「錬金術と初期化学」について1回限りで話します。どこで話しても錬金術の話題は、やはり特有の難しさがあります。もう一つは、火曜ゼミと呼ばれるゼミナールで、インターネット上のデータベースの話をします。この週末は、その準備に費やされます。
そのせいで、今年は毎年楽しみにしているミネラルフェアに出かけることが出来ません。残念です。
(注:以下の情報は古いものです。新しいものは、スケジュールの部屋に置いています。2000.6.14)
本当にやっと大学の引っ越しの日程がわかりました。
移転先の研究講義棟(研究室と教室が全部はいる2連の建物)は、8階建てです。8階から順番に引っ越していって、最後は1階部分というやり方にしたようです。
8階:8月11日、16日〜18日、21日
7階:8月21日〜25日
6階:8月28日〜9月1日
5階:9月1日、9月4日〜9月7日
4階:9月8日、11日〜12日(一部例外)
2階:9月18日〜22日
なお、1階〜4階が教室部分、5階〜8階が研究室です。
現場に出向いて見てきた先生の話によれば、部屋にはもう表札もきちんとつけられて、完成と言ってよいようです。私も一度早めに見てきたい気がします。近所を通るICUの方は、きれいな建物が建っていると報告してくれています。
連休中の5月4日の早朝大学に呼び出された事件の結果が、5月27日付の日経新聞夕刊に掲載されていました。連休中にも関わらず、朝8時前に大学の研究所に出勤した教授が、泥棒さんをつかまえたという話ですが、警察の調べによりその泥棒さんは、過去8年間にわたり総額700万円以上を盗んでいたことを自白したということです。彼は、律儀な性格のようで、その様子を克明な「泥棒日記」につけていたようです。びっくりですが、この「泥棒日記」は可能であれば読んでみたいと強く思います。(もう少し詳しい紹介は、時間のあるときにまた)錬金術に関する邦語文献リストを新しく作成してアップしました。Lecture室においておきます。
久しぶりに、夜11時すぎにインターネットに接続してみました。速度の遅さに驚きました。私は普段最も込み合う夜11時過ぎから夜2時ぐらいまではインターネットをほとんど使っていません。だいたい昼間に使っています。
大学のLAN環境でも、遅くなるときは非常に遅くなり、今日の昼間は70bpsという数字を見て、使うのを止めました。普段早いときは、100kbpsぐらい出ています。早いときの1000分の1ではだめだなというところです。ちなみに、私の使っているリムネットはLANのような数字が出ることはありませんが、非常に安定していつも8kbpsぐらいの速さは出ています。iijとかだともっと速いのかも知れませんが、このホームページもありますし、当分これでいいかと思っています。