ちびによって7時前。昨夜のちびは大騒ぎ。みんな早めに寝たのはいいのですが、夜中の1時過ぎに小さいちびが起きてしまって、騒ぎます。ずっと寝ていた大きいちびも3時前に目覚め、結局家族揃って夜食(午前3時過ぎの食事を夜食と言うのかどうかは疑問ですが)を食べ、私と小さいちびは4時前後、大きいちびと妻は5時過ぎに寝たようです。やれやれ、とほほ、の夜でした。
今日の講義(科学思想史)は、「microscopic sense →phantasy (fancy) 」というテーマの話をします。ポイントになるのは、エルンスト・ヘッケルの『自然の芸術形態』(1899-1904)という書物です。ヘッケルが編み出した、海中の放散虫等を黒地に白抜き、しかも彩色という形で版画化した作品群です。ほんとうに驚異の作品です。
多くの図版集を見せました。次のものです。
*荒俣宏『世界大博物図鑑』5、蟲類、平凡社 1991
*荒俣宏『ファンタスティック・ダズン』1、水中の驚異、リブロポート、1990
*荒俣宏『ファンタスティック・ダズン』12、怪物誌 (Monster Makers)、1991
*Ernst Haeckel, Art Forms in Nature, Munich/ New York: Prestel,1998
*エルンストの作品より、「7つの微生物」
今回の授業は、最近あまり見かけない荒俣宏への讃歌のようなものです。明らかに、日本における自然誌の地位の向上に、荒俣宏が果たした役割は非常に大きい。
また全体、脱線のような話ですが、古典時代の「脱線形式」と同じく、むしろ脱線の方にもっとも伝えたかった内容が込められています。
ひとりで7時前。ちびはひたりともよく寝ています。小さい方は、元の位置から90度回転しています。大きい方は180度回転しています。会議の日。ちびによって夜始終睡眠を中断されてことによる睡眠不足のせいか、夕方になると目と頭が痛くなりました。夜も予定されていた行事はおいとまさせてもらって、早めにうちに帰り、早めに就寝しました。
科研費の申請書は無事提出しました。数字等を事務の方でチェックしてくれます。間違いはほとんど無いとは思いますが、印刷で格闘していたので、その点への意識が弱くなっていた可能性があります。ともあれ、提出するとほっとします。→02.11.1 やはり一カ所間違っていました。事務の方が連絡をくれました。1枚ですが、書き直しです。
ちびといっしょに6時前。寒い朝。ちびたちの襲撃を受けながら、何とか、日が暮れるまでに科研費の申請書を書き上げました。内容的にはそれほど大変なものではないのですが、お金の申請法は結構悩みます。どこかで、えいやと決断するしかないのですが、それまでは、ああしよう、こうしよう、あるいはこれは自分の首を絞めるから止めようとか、いろいろ考えます。
書き上げた後、実は、印刷で苦労しました。申請書類の書式(フォーム)は、ワードでした。普段ワードは使わないので、別に普段使っているエディターで文章を書いて、それをワードに張り付けるというやり方をとりました。この作業そのものはとくに問題はなかたのですが、印刷が大変でした。2回紙詰まりを処理し、7〜8回プリンターの再起動を行いました。科研費のフォームは、印刷可能領域(余白)の設定が私の普段の設定よりかなり広めにとってあり、プリンターがその処理にかなり悩んでいました。余白の設定はもちろん変えてやったのですが、あまりうまくいかず、最後は、全体に92%の縮小をかけてなんとか印刷しました。(これは、プリンターが古いせいかもしれません。)
ちびといっしょに7時前。→ちびは、大騒ぎをして、ミルクを飲んで、8時半ぐらいにはまた就寝。大学に向かう中央線から富士山が見えました。冬の到来を感じます。大学に着いたときにもまだ富士山は見えていました。お昼過ぎには見えなくなっていましたが、空気がすんできた印です。
2限の授業は、なかば予想していたとおり、法律のところまではあまり話すことが出来ませんでした。個人情報保護法案の問題点をかろうじて話して時間切れ。
2限の授業は、「科学技術と社会」という題目です。この授業のストックは、今日の分をあわせて57回分あります。今年中に60回分を目指します。60回分あれば、2年間丸々授業が出来ます。
かぞくそろって8時。昨夜大きいちびがなかなか寝ると言わず、いつもより1時間程度遅くなったせいです。夜降り始めた雨は朝方上がっていました。ちびは服を汚す、濡らすので一日数回着替えさせます。雨が続くと洗濯が大変なので、晴れてくれると助かります。
授業の準備。昨日は結局、24.5枚まで出来ました。これで1回分はありますが、話の流れ上、残った法律の件もまとめておこうと思っています。(話し手の頭のなかにきちんとした知識と理解があった上で話さないのと、わかっていなくて話さないでは、大違いだからです。)
[よいしょ]
きちんと歩けるようになってまだ1ヶ月もたっていない小さいちびは、歩き始めるとどんどん歩きます。昨日妻が散歩に連れだしたとき、大人の足でほぼ10分かかる場所から自分で歩いて帰ってきました。途中までは手を引いてもらっていたらしいのですが、途中から手を振り払ってうちまで歩いてきたようです。
うちに帰り着いても、階段を立ったまま上り下りしようとします。さすがに一人では出来ないので、私か妻の手を引っ張って、よいしょ、よいしょ、と掛け声を発しながら、一段一段上がっていきます。上がりきると寝室を見に行ったあと、再び階段に戻り、同じく、よいしょ、よいしょ、と声を出しながら降ります。2度ほど階段の上り下りを繰り返して、やっと居間に落ち着いたと思ったら、今度は、ソファーから前向きに飛び降ります。こっちは、こけたり痛かったりしないかとびっくりしましたが、本人は笑っています。一度前向きにこけて泣いていましたが、でも懲りずににこにこしながら、飛び降りをしています。無謀な性格かもしれません。お姉ちゃんの時にはあり得なかった行動です。
ちいさいちびが7時。私が7時半。この差の30分は、ちびがひとりで遊んでいました。ちいさいちびは起きると声を出すので、結構うるさいのですが、こちらに攻めてこなければ寝ていられます。昨日からの作業の継続。授業の準備。私の場合、1回の授業のためには、プリントアウトで6枚程度の講義ノートを用意します。これで、ほぼ90分話すことが出来ます。「情報技術と安全」の第1回目のためには、400字原稿用紙に換算して約26枚(プリントアウトで7枚)のものを準備しています。第2回のためには、現在400字原稿用紙換算で19枚まで出来ていますから、あと数枚分用意すればよいことになります。
1回の授業を構成するために必要な時間ですが、話すテーマが決まっており、必要な文献も読んでいる状態で、丸一日といった感じです。どんなに良くできた著作でも論文でもそのまま話すことは出来ませんから、そこから、幾分か黒板に板書することを前提に耳から聞いてわかる授業を構成するためには、そのぐらいの時間がかかるわけです。
学生の1回の授業で受容できるキャパシティを考えずに構成すれば、おそらくこの1.5倍程度が必要になると思われます。大学ではじめて授業をするということで、張り切ってやったらこのぐらいの数字になるかと思います。冷たい雨の一日。外出せずに、授業の準備をし、ちびどもの相手をしていました。体調のせいもあるのでしょうが、部屋のなかにいても寒かったので、居間の床暖房をはじめて入れました。2〜3時間で、暖房のある部分は暖かくなってきました。
今月中に科研費の申請書も完成しなければなりません。授業の準備が済んだら次は申請書執筆に取りかかります。
ちいさいちびといっしょに7時半。いつまでもつのかわかりませんが、このぐらいだと楽です。28日の月曜日に「情報技術と安全」の2回目の講義を行います。『中央公論』のおける東浩紀氏の連載「情報自由論」によっても、なかなか問題の所在をうまくつかみ出すことが難しいテーマです。日本語のサイトとしては、Privacy Websiteにまとまった情報があります。(ただし、東氏の指摘通り、このサイトの構成はわかりずらい。)
ちいさいちびといっしょに7時。本日の3限「科学思想史」の講義は、「顕微鏡がもたらしたもの:microscopic sense の展開」というタイトルのもと、前成説vs後成説の問題を扱います。今回の授業に使った資料は多いのですが、主として、荒俣宏『目玉と脳の大冒険』筑摩書房、1987;グールド『個体発生と系統発生』仁木帝都・渡辺政隆訳、工作舎、1987;ダンネマン;フォード『シングル・レンズ』;Cohen, Album of Scienceによっています。珍しいところでは、The Golden Gameを使っています。
余裕があれば実体顕微鏡で鉱物等を見せられればと思っていますが、顕微鏡をモニターにつなぐシステムがありません。
ちいさいちびといっしょに7時。今日は、会議の日。→会議と会議の間に時間があったので、東浩紀氏のホームページで、彼の連載記事「情報自由論」のソースとして挙げられているサイトを見て回りました。情報管理社会は、当事者の承認を得ることなく、どんどん進展しています。無数の小さな監視システムによる個人情報の収集は、もうすこしでそれらがつながり、全体となるところまで来ています。住基カードはそのひとつの大きなきっかけとなりえます。
夜中に(夜の1時過ぎから)ちいさいちびが起きて騒ぐので、つきあっています。→結局寝たのは、3時過ぎでした。とほほ。昨日、授業を終わってうちに帰り着くと、妻がほとんど切れかかっていました。ちびどもがずっと騒いでいたせいのようです。雨の日は、外出が出来ないので、そうなる可能性が高い。私は、何はともあれ、下のちびをだっこして傘をさして、散歩に出ました。それまでともかく泣きじゃくっていたちびは、外に出ると途端におとなしくなり、近所を一周して帰ってくる頃には機嫌が少し回復していました。ご飯のあとは、すぐに風呂に入れてやり、まあなんとか、普通の時間に寝かせることができましたが、夜また起きて騒ぎ、散々でした。
ということで、今朝は、晴れていたので、何はともあれ外に連れだし、遊ばせてやることが第1課題となりました。ちびはふたりともおおいにはしゃいでいました。とくに下のちびが目を輝かせてあっちにふらふら、こっちにふらふら歩き回っていました。したのちびはうれしくなると、くるくるする習性がありますが、始終くるくるしていました。およそ3時間で連れ帰りましたが、したのちびは帰りの電車に乗る前に昼寝にはいり、大きいちびもうちに帰り着いて、再度自転車の後ろに乗せて、買い物の出た帰り道、後ろの座先にのったまま昼寝しました。大きいちびは最近あまり昼寝をしないので、今日は遊び疲れたのでしょう。あまりに気が早いのかも知れませんが、ちびどもの机を捜しています。私は世に出まわっている学習机が嫌いです。どうしてあんなものが広まっているのか理解できません。今のところ、妻は、2階の東向きの部屋が2人の子どもの勉強部屋と決めているようです。窓のしたに、ふたりの机を並べる計画のようです。ということで、ほぼ形態は決まっているのですが、なかなかぴったりのものがありません。新築ならば造り付けにしてもらうことも可能だったのでしょうが、そうではないのでちょうど良いものを見つけてくるしかありません。というふうに思っていたら、『新潮45+』のグラビアページに村上隆氏の部屋が出ており、そこにうつっている机がぴったりだということに気付きました。もちろん、ちびの机なので急ぐわけではありません。しかし、そうこうするうちに、私の部屋の窓のしたにも同じものを置くことが出来ることに気付きました。ということで、遠からず時間のある時に、机探しにまわってみようと思っています。
ちいさいちびといっしょに7時15分。今日は、2限、3限、4限と授業。
昼食後、生協で次の3冊の雑誌を買いました。『理戦70』2002年秋号(特集:原発震災がやってくる;反グローバリズム・ガイダンス)、『週刊東洋経済』10月19日号(特集:本当に強い大学)、『科学』2002年10月号(特集:環境・健康とリスク)。『理戦70』はよくわからない雑誌ですが、生協に山積みされています。故廣松渉の関係者がやっているのでしょうか。一般読者には抵抗のある雰囲気の雑誌ですが、内容的にはかなりわかりやすく書かれており、有用です。『週刊東洋経済』は、がっかりしました。もう少し期待したのですが。『科学』は未読。
ちびどもといっしょに7時半。ゆっくりとした朝。朝ご飯のあとすぐに、明日の授業の講義ノート作成に入りました。情報技術による、セキュリティ化と個人の自由やプライバシーとのトレイドオフ(相克)の問題を扱います。明日の分は、3時ぐらいまでで出来ましたが、その次の週も同じ話題を続ける予定なので、もう少し調べものがあります。
主たる資料は、これまでの蓄積と、中央公論における最近の東浩紀氏の連載「情報自由論」です。[モンスターズ・インク]
最初かけたときはあまり見なかった「モンスターズ・インク」ですが、今日の昼間かけたときちびどもは気に入ったようです。ディズニーといっても、製作はピクサーで、ピクサーには子どもとアニメーションとCGのことがほんとうによくわかっている人がいます。CGを使うならこういうふうに使ってほしいものです。 [感動なきDVD]
DVDプレーヤーを買ってきて10日経ちました。DVDはまったくビデオの代替です。ビデオプレイヤーをはじめて買ったときには、これで、これまで見ることのできなかったいろんな映画が見られるという感動や期待があったのですが、DVDではそういう感動がまったく生じてきません。DVDでなければ見られないというソフト(コンテンツ)がとくにないせいです。(もちろん、人によってはそうしたものがある方もいるかも知れませんが、私にはありません。)ただし、ホームシアターは遠からず導入するつもりです。
ちびによって6時半。本日は、お昼過ぎに神田で編集委員会。→編集委員会は予定通り進み、3時にはうちに帰り着きました。ちびどもは公園の砂場であそんできたので、上機嫌でした。
夕食前あたりから雨。夕食前にちびどもが昼寝してくれたので、ゆっくりと編集委員会から持ち帰った宿題を果たすことができました。
天気予報より1日早く、夜半雨が降り始めました。ちびといっしょに7時。[永遠の謎]
朝ちびを1階の居間に連れてきて、朝ご飯の準備をしていると、チュパチュパを口にしています。降りるときには口にしていなかったと思ったのですが、あまり気にしないことにしました。
妻と大きいちびが降りてきてから、チュパチュパは2階にあるとの発言。ということで、1ヶ月ほど前に行方不明になっていた小さいちびように買ったチュパチュパが1ヶ月ぶりに出現したことになります。とくに寝付かせるときにチュパチュパは必需品なので、無くなったときにソファーも動かし、居間は隈無く捜したはずでした。ですが、どう頑張って捜しても見つからなかったので、あきらめてお姉ちゃんが昔使っていたもので代用していたのですが、今朝それが出てきたのです。ちびにはちびの置き場所というのがあるのでしょうか、親の想像の絶する場所にしまい、またそこから1ヶ月ぶりに出してきたものでしょう。どこにしまったのか、ほんとうに知りたいと思いますが、ちびはまだしゃべれないので、これは永遠の謎です。『サイゾー』『新潮45+』『マックパワー』『日経ゼロワン』の4冊の雑誌を近所の本屋さんで買ってきて、ほぼ読みました。
ちびによって6時半。ちびは、夜中中、30分おきぐらいに起きて泣いたので、夜明け前に妻がダウン。予防接種の注射を受けた夜は、このパターンになることが多い。しゃべれないので、どう具合が悪いのか分かりませんが、気分でも悪いのでしょうか。昨日、ISISを発行している国際科学史学会から、2002 Guide to the History of Science ,9th editionというのが届きました。学会の会員名簿、ならびに世界の科学史の研究センター、博士課程、図書館、博物館、雑誌がリストアップされています。確かめていませんが、名簿以外は、ウェブでも見られると思います。
昨日大学に行ったときに、新しいBJHSを受け取りました。目次は、科学史MLにも流しましたが、 科学史の部屋に集約しています。
少し前の寒さがウソのような暖かい日が続きます。日射しのあたる場所では暑く感じます。そのせいでしょうか、ずっと続いていたちびの鼻水が止まっていました。
[力持ち]
うちのちびどもはけっこう力持ちです。小さいちびは、この前、階段の上下についている足下灯をはずしてしまいました。以前から、少しずつひっぱていたのですが、この前とうとうはずれました。私ははずれないものだと思っていたので、ちょっとびっくりしました。はずれてしまうと、普通の電源コンセントをかなりきつくくっつけているだけでした。お家を建てた方には必要だったのかもしれませんが、うちの家族には不要なので、今後はコンセントとして利用することにします。
不思議ですが、階段の下がちびのお気に入りの場所です。
ひとりで6時。昨夜ばてて一番先に寝たせいです。ちびどもは6時半ぐらいには目覚めるでしょう。→ちびどもは7時前まで寝てくれました。計算結果。今月にはいって、変に物欲がわいてくるな、と思ったら、先月が押さえすぎでした。使用可能額の半額も使っていませんでした。その反動で、買い物欲が生じてきてもののようでした。
本日は、講座会議と大学院教授会の日。講座会議は会議の運営役(講座総務委員)をやっています。→大学院の会議では、2件採択されたCOEプロジェクトについての説明がありました。今年度中に1億1千万程度の予算を使わないといけないということでした。純粋の文化系でこれは結構大変な課題です。担当者はこれにかかりきりになる、ということでした。関東地区の他大学の反応は、冷たい、あるいは厳しいものだったということでした。
会議から帰ってきて、夕ご飯のあと、日本対ジャマイカ戦を見ました。まずまずでした。アンダー21よりはずっと安心してみられましたが、サイドバックが攻撃参加したときの守備の支援はもうちょいでした。単純にいえば、攻撃に出過ぎです。サイドバックもバックスも攻撃参加することはよいのですが、その際の守備の支援が甘かった。→17日付けの新聞によれが、小野は熱を出していたとのこと。俊輔もかなり体が重いように見受けられました。
ちびが起きて、全員6時45分。寒さは少し薄らいでいました。→ちいさいちびが起きてすぐに見つけたキティちゃんとお姉ちゃんが奪い取ったせいで、朝から大騒ぎです。→むしろ暑くなりました。『化学史研究』のページに、金沢で開かれる2003年度年会の比較的詳しい情報を載せました。会場は、金沢大学のサテライトとして使われることの多い金沢市西町教育研修館ということろです。懇親会の会場は、そこから歩いて1分の場所にある兼六莊。兼六莊はホテルも兼ねていますから、宿をここに取ると非常に便利です。
計算を続行中。学会の編集委員会の費用を計算してみました。これまでに予算の半分強を使っています。ほぼちょうどよいぐらいの使い方でした。
ちびが起きて騒いで、全員6時半。昨夜のアジア大会イラン対日本は、2対1でイランの勝ち。守備の最終ラインで2度ミスを犯し、それをつかれて2点を入れられました。このレベルで、最終ラインのミスは致命的です。ですが、前半は、この大会でもっとも良い試合をしていました。後半も2回の致命的ミス以外はよい試合をしていました。優勝できなかったのは残念ですが、よい課題を持ち帰ったと言えるでしょう。(正確なパスの出せる阿部がセンターバックというのは、よい形だと思いました。結果論ですが、2失点はともに、センターバックを青木に変えてからのものです。また森崎は最後までバランスを取るために、走り回り、自チームのためにゲームを落ち着かせるように気を配っていました。)
リビング武蔵野に、北見久美子の家計応援課というコーナーがあります。毎週土曜日に配られる小新聞のこのコーナーを愛読しています。
このコーナーに掲載されるいろんな方の家計簿を見て、無茶な生活設計をする方が少なくないな、と思います。家を買いたいという相談が割と多く取り上げられていますが、ほんとうに買った場合ひどい無理をすることになる、というのが常識的に明らかな場合が結構目立ちます。また夫の方に、一家の生計の全体に関するバランス感覚が欠けており、明らかに分不相応の車を買っている場合も目立ちます。生計をはじめとする生活の基本パターンが、日本が右肩上がりの経済成長を続けていた頃の発想から抜け出ていない、そういう方がまだ相当数残っているようです。もちろん、ある種の層はそれで全く問題ないでしょうが、平均的な給与所得層はそういうわけにはいかないと思います。
もちろん、生命保険の金額が一般的に高すぎることは、北見さんが繰り返し繰り返し指摘されています。ちびどもは昨日、一昨日とよく遊んで疲れていたようです。1時頃少し外に連れだし、近所の公園で遊んでやると、帰ってきてふたりともすぐ寝付きました。
ちびどもといっしょに6時半。妻が起きるまでの2時間、大騒ぎでした。ちびに運動させるため、ご飯のあと、井の頭公園の動物園に連れていってやりました。ちびは、動物よりも動物園内部の公園部分が気に入っています。ちいさいちびはたいていそういう感じでした。ということで、いろんな乗り物のある遊園地部分に小さい子ども連れは集まっていました。私は目の回る乗り物は苦手なので、ベンチで休んで小さい方のちびの面倒を見ていました。2時間もしないうちに小さいちびが眠そうになったので、帰ってきました。
ちびたちはよく動くとよく寝てくれます。うちのなかにいても機嫌が良くなるので、2時間程度は外に連れ出すのが家庭の平和につながります。家を購入して約10ヶ月たちました。今一度、家計の状態を点検しました。
購入以前は、月10万円のアパートに家族3人で住んでいました。購入後は、月11万千円強のローンを払っています。地代が月2万円。ということで、単純計算すれば、月13万円のマンションに住んでいるのと同じことになります。しかし、単純計算では行かない点があります。
割と大きいのは、住居手当で、2万7千円あったものが、2千5百円に減っています。これは負担増の方に働きます。逆に、住宅ローン減税というのもあり、所得税からおそらく1万6千円程度が減額になります。これはもちろん負担減に働きます。他に、予想していなかった固定資産税・都市計画税というのも新規に発生し、これが月8千円弱です。また、家には関係しませんが、昨年10月に2番目のちびが誕生したことによる手当増も幾分かあります。全部を計算すると、結局、月3万9千円の負担増になります。
2番目の子どもが生まれたときに、最低もう一部屋増のところに引っ越すしかない、それには、月14万は覚悟しないといけない(場合によっては15〜16万にいくこともありえる)と思っていたので、一応そのときの計算数字のなかにおさまったわけです。
来年からはこれにちびの幼稚園代が付加されます。ちびの意見を聞いて、妻は結局一番近くの幼稚園に決めたようです。小中学校は、とくに私立に行かせるつもりはないのですが、いろんな場合をシュミレーションすると、教育費の負担がかなり大きくなる場合もありえます。
ちびが起きて6時。今朝も寒い。
ちびたちを運動させないとうるさいので、午前中に家族揃って荻窪に出かけました。西友の屋上でちびどもは喜んで遊んでいました。その間に私は、ビデオプレーヤーと液晶テレビのビデオ2入力端子をつなぐケーブルを探しに、荻窪のラオックスに出向きました。昨日買ったDVDプレーヤーをビデオ1入力端子に接続すると、何とビデオの方が接続できなくなり、結構悩んだのですが、我が家の液晶テレビ(たぶん一番出ているシャープの液晶)はビデオ1入力端子はふつうのピンジャックですが、ビデオ2入力端子はよく見ると、イヤホンによく使われているミニジャックだということがわかりました。急いでマニュアルを探し出して読むと、それ専用のケーブルが発売されているとあります。ラオックスにはそれぐらいはあるだろうと思って出向いたわけです。しかし、そういうケーブルはラオックスにはありませんでした。ともかく、その種のケーブルのあるコーナーを隈無く見て、ピンジャック→ミニジャックの変換アダプターなるものがあることに気付きました。ほんとうに大丈夫かどうかは少し悩んだのですが、1個360円と安いのでかまわずに2つ買って帰ることにしました。→それで大丈夫でした。
せっかくDVDプレーヤーを買ったのですから、DVDも見たい(別に中身としては、VideoCDでも全く変わらないのですが)と思い、ディズニーのモンスター・インクを買ってきました。夕食前にかけたのですが、結局、ちびどもではなく私が夢中で見てしまいました。→DVDソフトの値段は、消費税込みで\4,179。妻はパッケージに2枚ディスクが入っているのを見て、おまけをつけるぐらいなら、値段を3千円に下げてほしいと言っていました。ほとんどの方は賛成するのではないでしょうか。ちびどもはよく遊んだので、お昼ご飯を食べてからうちに帰る途中おねえちゃんは寝付き、ちいさいほうはうちに帰り着いてミルクを飲んだあとすぐ寝付きました。ついでに体力の回復していない妻もダウンして、寝ています。
[総合雑誌ii ]
昨夜ちびどもが寝たあとは、総合雑誌を読んでいました。子どもが出来ると、子どもを拉致された親御さんたちの気持ちが痛切にわかるようになるので、なかなかつらいものがあるのですが、今回の小泉訪朝のあとの、メディアの動向にもついていけないものを感じます。
外務省もよくない、政府もよくない、拉致問題をずっと軽視してきたメディアもよくない、その言い分はもっともなんですが、拉致事件を起こしたのは金正日と彼の率いる北朝鮮という国家です。この点が事柄の中心点です。犯罪行為を行った当事者をいつも視野の中心においておかないと、的はずれのつまらない争いになります。
金正日と彼の率いる国家の犯罪行為を本気で追求するなら、日本も韓国も腹をくくる必要があるかと思います。拉致事件の被害者が仮にアメリカであるならば、アメリカは北朝鮮の対外交易を封鎖した上で、被害者の奪還のために軍が出動するであろうと誰かがどこかで述べていましたが、そういう可能性も含めて、取るべき対応策を考えなければなりません。しかも、どういう情報を見ても、今の北朝鮮という国家体制は、あと20年は持たないわけで、現体制の崩壊(いまでも半ば自壊しているでしょうが)後のシナリオを、考え得る可能性に対して複数用意しておかなければなりません。もちろん、日本、韓国、アメリカが中心となるでしょうが、中国、ロシアとも歩調をあわせる必要があるでしょう。
メディアではあまりそういう論調を見かけませんが、アメリカが攻撃しようとしているフセインのイラクよりも、明らかに北朝鮮の方が、国外で国家機関が行ったテロ行為・犯罪行為の点ならびに自国民に対する非人道的行為の点で、ずっと「テロ国家」です。そういう国家を放置してきた国際社会の責任と隣国としての日本の責任というのも考える必要があるでしょう。
ともあれ、賽は投げられました。ものすごくタフな交渉が続くでしょうが、また結末がどうなるかは見通せませんが(韓国にほんとうに今北と統一したときのあらゆる混乱とマイナスを引き受ける覚悟があるのかどうか不明)、今北朝鮮と呼ばれている土地に正常な国家が誕生し動き始めるまで、日本政府は泥をかぶりつつ頑張るしかないと思います。
それに、現体制が崩壊したあとは、日本は北の土地の国家再建を支援しなければならないでしょうが、旧宗主国として植民地主義的にならずに国家再建を支援するという、今すぐには具体的な形が想像できない困難な仕事が待ち受けています。
もちろん、やりきれない展開のひとつとして、日本は現在の危機を脱することが出来ず国家として衰退を続け、北朝鮮は飢餓の国民をかかえたまま国際社会から見捨てられてずっと存続するという煉獄状態もありうるでしょう。
ちびが起きて、5時。→大きいちびは8時ぐらいまで寝てくれました。小さいちびは9時半過ぎにやっと寝てくれました。妻の風邪はあいかわらずです。
妻が風邪を引いて、これで家族全員が風邪にかかったことになります。これだけ急激に気温が下がると、風邪を引いている方は多いのではないでしょうか。
妻は夕方には少し動けるようになりましたが、回復とまではいきません。でも起きていられるようになったので、下のちびが寝ている間にと思って、吉祥寺のラオックスに DVD プレーヤーを買いに行きました。妻の妹が送ってくれたちびようのVideo CDが数多くあるので、それを見るためです。サムソンの1万3千円のものを買ってきました。昔の値段と比べるとほんとうに安いと思います。→一日2人のちびの面倒を見て、プラスアルファでいろいろすると、ばてます。午前中うえのちびが寝た間は、学会の編集委員会の仕事をしていました。ひとりだとけっこうプラスアルファでできることがありますが、乳幼児が2人になると余裕がなくなります。→妻とちびたちは9時前に就寝。うちのなかにいるとちびどもの機嫌が悪くなるので、日中、意を決して(5時起きなので少ししんどかったのですが)ちびどもを外に連れ出しました。1歳になったばかりの下のちびは、舗装のよい外の道路に出ると、とたんに勢い良く歩き始めました。少々転んでも全く気にせずにどんどん行きます。2ブロックぐらい歩きました。数字では50メートルぐらいでしょうか。足を肩幅の倍ぐらい開いてのよちよち歩きですが、ともかく前に進みます。まだまだ進みそうだったのですが、その先は、車が良く通る道路になり、危険ですので無理矢理連れ帰りました。怒っているので、今度は公園に連れていきました。公園ではあまり歩こうとはせず、滑り台を下から登って降りる、というのをおねえちゃんといっしょに繰り返していました。成長するときは、いっきに成長します。
[総合雑誌]
おおきいちびといっしょにお昼ご飯のおかずを買いに出たついでに、中公と文春を買ってきました。当然ですが、両誌とも、北朝鮮の問題がメインとなっています。
一人で6時半。秋らしく寒くなってきています。妻が風邪の症状。こういうときに限ってちびが騒ぎます。→授業終了後急いで帰ると、妻は風邪で完全にダウン状態でした。38度程度の熱があり、頭が痛い、体がだるい、と言っていました。ちびどもがおとなしくしてくれればよいのですが。
先週末に近所のおうちをまわって、私道利用許可というのをもらいました。これは、私道上にたっている電柱にケーブルを同設する許可をNTTに申請する際、私道の所有者あるいは全利用者の許可が必要だと言われていたものです。やっとケーブルに復帰しようという気になったわけです。NTTの許可が降りるのに1ヶ月以上かかるということでしたから、復帰できるのは11月の半ば過ぎになります。そうなれば、ほぼ1年ぶりぐらいの復帰と言うことになります。たぶん、ネットのスピードは ADSLの方が出ていると思いますが、電話とテレビがありますから、そのことを考えました。
来年うえの子を幼稚園に入れるため、妻が近所の幼稚園の調査をしています。公立は4歳からで、3歳からだと私立になります。私立の場合値段が気になりますが、うちの一番近所の幼稚園だと、月平均で2万5千円程度になるということです。
ちいさいちびといっしょに6時40分。
寝ている間に4万アクセスに達していました。
昨夜は、アジアカップの日本対中国を見て、すぐに寝ました。寝たのは、疲労による体調不良のためです。アジアカップは、1対0で日本の勝ち。タフな試合を勝利したので、チーム力はかなりついてきたと思います。ただし、相手のボールを奪ってすぐのサポート体制には相当問題がありました。ボールを奪った選手、そのまわりの選手がもう一息余裕をもってボールを受け渡しする必要がありました。何でもかんでもワンタッチがよいわけではありません。こういうのは、リズムの問題で、相手が準備していない場面で一息早くプレーする、相手が早く来ている場面で一息二息遅らせる、そういうことが必要です。(もちろん、それが自由に出来れば世界的に通用する選手ということになります。)
寝ている間の腰痛がまだ続いていますから、単純に風邪がなおっていないということかもしれません。ちびどもも、元気にはなりましたが、鼻水がなかなかおさまりません。今日は、教授会の日。お昼ご飯を食べてから出かけます。→教授会だけなので、カバンを持たずに出かけました。教授会は、一昔であれば大紛糾する問題を扱いましたが、みなさんあきらめているのか、順調に進み、6時前に終了しました。私は、多磨駅5時52分の電車に間に合い、6時17分には家に帰り着きました。たぶん、教授会に最後までいて、5時52分に間に合ったのは私だけだと思います。帰るときは脱兎のごとく。
明日の科学思想史の講義は、顕微鏡を扱います。ヴァイグル『近代の小道具たち』(青土社、1990)のほかに、B.J.フォード『シングル・レンズ』(伊藤智夫訳、法政大学出版局、1986)を使います。この本は、あまり科学史の世界で注目されているようには見えませんが、非常に良質のドキュメンタリーとしても読めます。私は自信をもって、お勧めします。
なお、顕微鏡史の本も、たとえば『顕微鏡のすべて』(地人書店、1977)のように、ありますが、初期の顕微鏡に関してはあてになりません。これはプロパーの科学の人が書いた本にはよくあることです。おおまかに言って、19世紀以降に関して割と信頼できても、歴史がほんとうにきいてくる18世紀以前は怪しいというパターンになります。
ちいさいちびが起きて騒いで、全員6時。ずっと騒いでいたのですが、妻の膝に乗せてもらってやっと落ち着きました。どうも甘えたかったようです。→&夜しっかりと寝なかったので眠かったようでもあります。新聞に、これまでのウェブキャットに新刊情報を付加したウェブキャット・プラスが10月7日国立情報学研究 所により発表されたとありました。使い勝手は試していませんが、こういうのが増えていくのはよいことです。
個人的な希望ですが、ガリカのミラーサーバーを、国立情報学研究所や国会図書館が用意してくれるとよいと思っています。志のある大学図書館がやってもよいと思います。もちろん、日本独自の貢献もそれに付け加われば文句なし、です。昨日多磨駅を降りたら靴の様子がおかしくなっていました。調べてみると、靴底がはがれています。雨が降れば足の裏がべたべたになりますが、とりあえず晴れている間は問題がないので、そのままにしておきました。今日、全体的に調べてみると、他の箇所もほとんどはがれそうです。買ったのは恐らく2〜3年前で、そろそろ寿命かと思い、新しい靴を買ってくることにしました。
靴を買ったついでに、次の2冊を買ってきました。
福本英子『人・資源化への危険な坂道:ヒトゲノム解析・クローン・ES細胞・遺伝子治療』現代書館、2002
アシモフ『アイザック・アシモフの科学と発見の年表』(小山慶太・輪湖博共訳)丸善株式会社、1996
ちいさいちびが起きて、全員6時40分。夜半、強い風が吹き、雨が降りました。ちょっとした嵐のようです。→日中にかけて、強い雨風が続くようです。2002年度の冬学期は、スタート日が台風、最初の月曜日が強い雨風というかたちではじまりました。→うちを出る9時過ぎには止んでいました。「科学技術と社会」(講義)の後期初回。講義そのものは無事に出来ましたが、台風一過のあとのような暑い日で、その暑さですこし疲れました。3限の学生は、私をみて、よれよれですね、と言ってくれましたが、ほんとうに暑くてよれよれでした。
この講義のために、『現代思想』10月号、特集:アメリカを知れ、のいくつかの記事を読みました。役に立つ観点や情報はありましたが、全体としては満足のいくものではありませんでした。一言でいえば、狭い、ということです。
学生から指摘されてはじめて気がつきました。来週は、月曜日(体育の日)、木曜日(両外語戦による臨時休業)と私の授業日が両方とも休みです。ありがたいことはありがたいのですが、はじまったばかりですので、11月の外語祭まで休みなく、授業が出来た方がつながりがあって、いいのですが、こればかりは仕方ありません。
ちいさいちびといっしょに6時半。ちびは起きてすぐにうんちをしました。うんちを片づけてから、試しにと思い、ちいさいちびを自転車の後部に乗せて、郵便を出してきました。ほぼ大丈夫でした。帰ってくるとまだ乗っていたかったようで、ぎゃーぎゃー抗議をします。しかたないので、暗渠に沿って散歩して帰ってきたら、お姉ちゃんが下りてきました。お姉ちゃんもすぐにうんち。ちびはふたりとも健康な朝でした。昨夜、アジア大会の日本対ウズベキスタンを見ました。1対0で日本の勝ち。まずまず、チームになってきたようです。ウズベキスタンの方に決定的なシーンはなかったので、点差よりも安心してみていられましたが、守備はもうちょいです。
[総合雑誌]
今月号の『論座』と『現代』を昨日買ってきて、読もうと思った記事は、ほぼ読みました。とくに小泉訪朝の特集はしっかり読みました。&お金にまつわる記事もしっかり読んでいます。「小泉構造改革」は、一体日本をどこに連れていくことになるのでしょうか?
ちびの1歳の誕生日。ちいさいちびと妻は6時過ぎ、私と大きいちびは7時過ぎ。
ちびの誕生日なので、9時過ぎから井の頭公園に連れていきました。はじめて足漕ぎ式の鳥さんボートにも乗せました。ちびはすぐにあきたので、子どもの遊び場を転々として、東急のこども階(6階)で昼食をとり、バスで帰ってきました。ちびはそのバスのなかで昼寝に入りました。そのちびが目覚めたあと、大きいちびを自転車の後ろに載せて、ちょっと散歩に出たら、大きいちびが昼寝をしそうになりました。私の背中に頭を数回ぶつけましたが、何とかうちまでは寝込まずもって、うちに帰り着きすぐに寝入りました。自転車に乗せてやるのはいいのですが、昼寝する可能性を忘れていました。去年、1昨年のこの時期何をしていたのかと思い、過去のこのページを読み返してみました。去年は、したのちびが誕生したのでよく覚えていますが、1昨年となるともう怪しい。読み返すと大学の引っ越しの片づけをしていました。そういえば、大学の引っ越しの際の荷造りと荷解きを全部自分でやって、腰を痛めたのでした。最近は寝ているとき、結構腰が痛い。
3年前(1999年)も見ました。そういえば、3年前はアパートの引っ越しを9月にしたばかりでした。粗大ゴミの片づけに手間取り、10月になってやっと引っ越し完了気分になれたことを思い出しました。→ということで、今年やっと落ち着いた秋を過ごすことが出来ています。ここ数年秋は忙しい季節でした。(もちろん、人生そのものが忙しかったのですが。)
ちいさいちびによって全員6時半。→ちいさいちびは最近ごねることを覚えました。何か気に入らないと、思い切りごねて泣きます。親が頭を抱える瞬間です。今朝も起きてからずっと機嫌が悪く、外に散歩に連れ出し、気分を落ち着かせてから、ミルクを飲ませ寝かせつけました。結局眠かったようです。→これで、妻の腰が再度悪化してダウン中。やれやれ。自転車の後荷台に、ちびを載せる補助椅子をつけてもらいました。近所の自転車屋さんで3990円。ちびは楽しいようです。→ちいさいちびが昼寝をしてから、サドルを下げて、妻が大きいちびを載せて行きました。よろよろしていて、見ていて不安ですが、近所で遊んで帰ってきました。
ちいさいちびと妻が6時。私と大きいちびが6時半。
昨夜はちびどもが早く寝てくれたために、映画陰陽師の後半3分の2ぐらいを見通すことが出来ました。夢枕漠の原作は読んでいませんが、岡野玲子のマンガは読んでいるので、少々見ていなくても筋はわかります。なかなか面白いものでした。今朝の新聞に「21世紀COEプログラム」の選考結果が報じられていました。全部で50大学の113計画が選定されたとあります。東京外語は、2件の採択で、大学の規模から言えば、最高成績に近いものがあります。最初の報道ではどうしても、多いところ(旧帝大系、東大、京大が11件、名大、阪大が7件、というふうに)が注目を浴びますが、こういうのはないところ(落ちた大学)も重要です。外国語大学では他に採択されたところはなく、また近隣では、一橋が落ちています。北から見ていくと他に目立つところでは、弘前大学、岩手大学、山形大学、福島大学、茨城大学、宇都宮大学、新潟大学、千葉大、埼玉大学、山梨大学、岡山大学、山口大学、鹿児島大学等々が落ちています。そういうところでは学内で大騒ぎになっているのではないでしょうか。来年の第2期の募集は、理系では物理系と医学系、文系では社会科学系が含まれます。ことし落ちたところは、来年度の応募に向けて、必死にならざるを得ないでしょう。→嫌味な調査をしてみました。○○教育大学で採択されたところはありません。電気通信大学、富山大学、福井大学、静岡大学、島根大学、高知大学、大分大学、宮崎大学、等々も採択がありませんでした。
2学期最初の授業は無事終わりました。3限の授業では、教室備え付けのワイヤレスハンドマイクがスイッチを入れたとたんどうも壊れたようです。急いでワイヤードのものに変えました。この教室はずっとマイクの調子が悪く、苦労しています。
ちいさいちびが騒いで、家族全員、7時前後。なにか気に入らなかったようで、大泣きしました。したのちびが大泣きすると、おねえちゃんまで泣いてしまうので、非常にうるさい。→台風は、ここいらでは、たいしたことがありませんでした。風も雨もあたりませんでした。今日は午前中に会議。→予定通り、午前中で終了。急いで帰宅し、強い腰痛を訴えている妻に、マッサージに行ってもらうため、私はちびどもの相手。妻は7〜8センチの赤い円を背中に3つつけて帰ってきました。ひとりで重いものを動かし過ぎたせいだと私は推測しています。私にも体験がありますが、マッサージのあとはすごい睡魔が襲います。ということで、今度はちびどもを近所の公園に連れていきました。こういう天気の日は蚊がすごく、蚊が来たらちびに走れと指示しつつ、30分程度公園で遊ばせました。大きいちびは、幼稚園の年長から小学校1年生くらいのおねえちゃんが遊んでくれたのがよほどうれしかったようで、うちに帰ってからも、おねえちゃん、おねえちゃん、と言っていました。またおねえちゃんと遊ぶと言っています。
明日からいよいよ2学期の授業が始まります。
長い時間が空いたので、科学思想史の講義の授業は明日から新しい流れに入ります。「レンズと視覚」と言うことで、きっちり話すと10回になるシリーズです。望遠鏡と顕微鏡の発明のあたりから、話し始めます。発明の時間的には、顕微鏡の方が先(16世紀末)ですが、話の流れから望遠鏡(1609年)を先に取り上げます。1学期に話していた天文学とのつながりもあります。→この授業の基本的観点は、ヴァイグル『近代の小道具たち』(青土社、1990)に依っています。つまらないことですが、この本の訳者の方は、日本でもっともドイツ語ができるおひとりという評判の方ですが、現代思想の初出では、「フック」を「ホック」と訳されていました。(本の方では直っています。)ドイツ語ばかり読まれていて、英語の発音を忘れられたものでしょう。もっと小さいことですが、160頁の「セオドア・フック」とあるのは、「セオドア・ハーク」です。新宿3丁目の日栄さん(私はずっと「にちえい」さんだと思っていましたが、「ひえい」さんが正しいようです)が、最近のページで私の名前を出してくれているので、ちょっとコメントしておきたいと思います。私が所持本リストをホームページに出しているのは、ほとんど自分のためです。メモリーが非常に脆弱な私の頭脳を補うための体外メモリーとでも言えばよいでしょうか。たまにリストを見返すと、あ、そういえばこういう本があったんだと思い出します。もちろん、とても網羅的とは言えませんが、科学史についてはある種の範囲のものは押さえているので、そのリストをうまく活用できる方もおられるでしょう。そっちは、役に立つことがあればうれしい、という感じです。
→もう1点、昔、同僚の文化人類学者の方に所持本リストをフロッピー2枚でもらって非常に役に立ったということもあります。インターネットが普及するずいぶん前だったので、その種の情報がとてもありがたかった。
別に見られる方にとってはどうでもよいことでしょうけれど、私が買った本のリストをしっかり作成しないといけないな、と痛感したのは大学院に入ってからのことで、ですから22歳以前に買っていた本については、記録を残していませんでした。置く場所に困って、我が家に送り返したものは、両親が家の建て替えの時に処理したと言っていました。また、たとえば学部時代に関心をもってかなり読んだローレンツをはじめとする動物行動学関係のものは、駒場寮に残してきたままになっています。取りに行ってもこちらに置く場所がない、ということで放って置いたら駒場寮が廃寮になってしまいました。惜しいと言う気持ちはたまに生じますが、動物行動学関係のものをもう一度勉強することはないと思うので、普段は思い出すことがありません。(こういうときにだけ思い出します。)
所持本リストではなく、テーマごとに選んだリストは、明らかに一定の層には役に立つと思います。とくにゼミでテーマとして取り上げた分野に関するリストは、役に立つのではないでしょうか。たとえば、視覚論関係の書物は、私の机の後ろの本棚の半分以上を占めていますが、これなんかのリストは関心のある方には有用でしょう。科学史との関係で一冊だけ挙げれば、ジョナサン・クレーリー『観察者の系譜:視覚空間の変容とモダニティ』(遠藤知巳訳、十月社、3200円)が重要な論点を出しています。この書物の題名からはちょっとわかりませんが、19世紀に非常に数多く発明された視覚器機(もちろん、カメラと映画はそのなかの有名な2つに過ぎない)について非常に鮮やかな見通しを与えてくれます。さすがに、東浩紀氏は、この書物をしっかり使っていましたが、こういう基本文献を一切無視して書かれているものも少なくありません。(というか、むしろ視覚論に関してはそれが多数派です。)
もう1点、ベンヤミン・プロジェクトは、同僚の先生方の関心を割と引いたようです。もちろん、ベンヤミンはいまでも非常に面白い観点や見方を与えてくれますが、複製技術そのもののとらえ方において、大きな限界があります。また、ベンヤミンの知見を現在の文化状況に当てはめるためには、ベンヤミンを超え出る必要があります。邦語では私は、多木浩二氏の『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読』(岩波現代文庫、2000)がそのための視点・観点を提示していると思いますが、そういう位置づけを私は見たことがありません。
ということで、こういう点をしっかり書けば、もっと有用なサイトになると思います。ただ、これは、さぼっているというのが実状です。デュエムやマイヤーが科学史の古典だということをご存じない科学史家も明らかに少なくない現状では、ほんとうは正確に具体的に指摘した方がよいのだろうと思います。(デュエムやマイヤーを知っていたら絶対にああいう本やああいう論文は出来上がらなかったであろうと思うものは、結構あります。固有名詞を挙げても良いのですが、私にはその気合いに欠ける点があります。平井さんがそういう点をしっかりやってくれていますから、半ば彼に任した気持ちでもあります。)
しかし、日栄さんのようにしっかり読んで下さっている方もいるようなので、授業情報とかに絡めて、そういう情報も提供していこうと思っています。
44歳の朝。私だけゆっくりめで、8時半。→台風が接近しているようです。先週の火曜日と全く同じ打ち合わせ会議で、2時前にうちを出ました。台風をどうするのかと思っていたら、5限は臨時休校にするという放送が流れました。私がつとめはじめてからはじめてのことです。打ち合わせ会議は、ちょうど4限終了前に終わりました。帰りの電車は、臨時休校で帰る学生達と同じになりました。
ほんとうに久しぶりにサッカーの試合を見ました。アジア大会の日本対バーレーン。結果は5対2で日本の勝ち。攻撃ではよいものを持っているチームです。守備は少し不安なところが残っています。受け身になったときの位置取りが後ろに過ぎるように思われます。(要するに下がりすぎている。)バランスを保って、でも、何歩か前で守備する必要があるように思われました。
その点で、フラットスリーを練習することには意味がある、あったように思います。