ちいさいちびが騒いで、6時前。こちらはもう少し寝ていたかったのですが、ちびが騒いだので、相手をしました。理由はほんとうによくわかりませんが、小さいちびはまだときおり夜中騒ぎます。→台風が、愛知県に上陸したとかで、雨がよく降っています。午後、駒場先端研で編集委員会。→議題が少なかったので、ほぼ1時間で終了しました。その後別の打ち合わせをし、ちょうど5時ぐらいに自宅に帰り着きました。
日韓戦を見る。1対0で韓国の勝ち。試合の山場で、韓国の選手の方がよく動き、ゴールを狙う姿勢がはっきりしていました。その差だったように思います。
明日からは6月。
ひとりで6時。好天気。来週の週末は、神戸で学会。発表があるので、そろそろ準備にかからねば。今日は明日の編集委員会のための準備をします。準備をしていたら、まず、次の号のためのゲラが届きました。現状で61.4 頁になっています。詰めてもらって60頁にするか、あと1点ほど入れて64頁にするかを編集委員会で判断することになるかと思います。
夕方になって、第2号が届きました。目次を 北大ML kagakusi@ml.hokudai.ac.jp にながすのは私の役目なので、そのための作業をして、さらに、『化学史研究』ウェブサイトのためのバージョンを作成しました。雑誌の表表紙には、年会講演の発表者名もタイトルも載せていませんが、ウェブの目次には、雑誌に載っている全ての記事を掲載するという方針でやっていますから、表表紙に出ていない分も作成する必要があります。たいした手間ではありませんが、一定の手間はかかります。今日自宅を離れたのは、5メートル。ちびどもを連れて外出した妻は、暑いといってわりとすぐに帰ってきましたが、私は、部屋のなかだったので、ちょうどよい快適な一日でした。
ひとりで4時前。昨日の最後の会議で話し合った内容が、頭のなかに残っており、ああだこうだといろんなことを考えていたせいです。夢のなかではかなりよい作品、試みが出来ましたが、さて、現実にはどんなものでしょうか。>気がついたらお腹も空いています。昨夜、あまりしっかり食べずに寝たせいでしょう。>この時間帯、空が薄く明るくなり、鳥たちのさえずりが聞こえてきます。毎日このぐらいの時間に起きることができれば、ずいぶん仕事ができるのですが。動画をダウンロードして、速度を確かめてみました。速いときには 200K 近くの速度が出ます。前のアパートでは、同じケーブルでも、最高で110 Kでした。ということで、明らかに前より速くなっています。このマシーンそのものは、1997年購入のものですからマシーンを最新のものに変えればもっとスピードが出るのではと思います。しょうもない希望ですが、1M というスピードを現実に目にしてみたいと思っています。実用上は、100K 程度出れば問題ないのですが、ADSL の速度を見ると、たまに速さ比べに参加してみたくなります。→これは、測定した上での話ではないのですが、ルーターを入れたことでインターネットに繋がる速度が向上したように感じられます。
火曜日にネット上で申し込んだ学会の宿のクーポン券と振込票が届いていました。これで少し安心。(いまどき当日でも神戸なら何とかなるでしょう。)30日までに払え、とあるので、学会参加費とともに明日郵便局で支払います。
今月は、ここまでで400字詰め換算69枚。やはり、3月4月のようにはまいりません。
ひとりで5時前。→ちびは6時過ぎに目覚めました。ということで、今日は朝1時間の仕事時間がありました。→久しぶりに日が射しています。それにつれ、気温がどんどん上がっています。27度近くまで上がったようです。今日は会議の日。たぶん、2時から8時過ぎぐらいまで。→8時45分に自宅に帰り着きました。ちびどもはよく寝ていました。私は風呂に入ったあと、細かい仕事を処理しました。
月曜日に届いた次の本の目次を作成しました。
I. Bernard Cohen and George E. Smith (eds.),
The Cambridge Companion to Newton
Cambridge: Cambridge University Press, 2002
この目次を作成していて、やはり、英文のページを日本語のページと分けて作らないといけないなと思いました。今は余裕がありませんが、たぶん、3ヶ月という時間で出来ると思います。charset=shift-jis の混じらない charset=iso-8859-1 だけからなるサイトです。月曜日に、ブロードバンドルーターを導入したあと、当たり前のことですが、このマシンへの攻撃がなくなりました。Norton FireWall ははずしてもよいのですが、そのままにしています。外からの不正アクセスを防ぐ手段ですが、Norton FireWallというソフトを買うよりも、ブロードバンドルーターを導入した方が安い、という不思議な時代になりました。現時点で、ブロードバンドルーター導入による速度低下はまったく感知されません。
ちいさいちびが昼寝をしている間に、高校時代の同級生から電話がありました。高校の同窓会の設立準備なんだそうです。私は少しも知りませんでしたが、仕事関係で東京に出てきているクラスメイトが何人かいるようです。ずいぶん遠い話なので、日常的には思い出すこともあまりありませんが、どういうふうに暮らしているのだろうな?
ちびが起きて、6時。昨夜いつもよりかなり遅くまで起きていたために、朝は少し辛い。→ちびが幼稚園に出かけてから、妻のノートパソコンもルーターに接続しました。ほとんど何も設定することなく、インターネットに繋がりました。前に調べたときには、JCOM の場合、ルーターとの相性がけっこう問題になっていたので、少し心配していたのですが、新宿のソフマップのお兄さんがJCOM推称のルーターを見つけてくれたおかげで、ほとんど苦労なく3台がインターネット常時接続環境にはいりました。といって、いつも使っているのは私のマックだけで、残りはたまに使う程度ですが、ともあれ、我が家にあるパソコンは全部繋がりました。
そのついでに、6月7日8日の日本科学史学会年会の宿の予約をネット上で行いました。ずっと直接電話で予約するくせがついていたので、ネットでの予約ははじめてです。クーポンが郵送されてきて、それに郵便振替でお金を払い込んで、手続き完了という方式のようです。→メールで申込完了の知らせが来ないのが、ちょっと不満。アマゾンのようなオートコンファームが必要でしょう。今日は大きいちびの幼稚園のピクニックの日。やはり楽しみなようです。気がかりは雨です。→雨は、朝出る直前に上がりました。ピクニックと言っても、3歳児ですから、幼稚園のお庭で、ご飯やお菓子や果物を食べるということらしい。→うさぎのお面をつけて、喜んで帰ってきましたが、顔はとても疲れています。遊びすぎるとまだまだ疲れるということのようです。
ちいさいちびは、ちょうどやんちゃざかりです。今朝も、ガラス製のお菓子入れをひとつ割ってくれました。何でもぽいをするので、ガラスが割れるのは仕方ありません。ということで、掃除に追われまくっています。
そのちびがずっと狙っているものがあります。眼鏡です。私がいつも眼鏡をかけているので、はずすとすぐに取ってきてどうぞと言います。たまに油断していると、眼鏡のフレームを歪めてしまいます。昨日青山の眼鏡屋さんで歪みを直してもらいましたが、5月に入ってからかなりの期間ゆがんだままでした。
ひとりで6時半。ちびはすぐに起きました。ということで、朝ひとりで仕事の出来る時間はなし。ここんところ、そういう状況が続いています。2限の講義は、SARSについて。その後は、いつも世話になっている眼鏡屋さん(学生時代から使っている表参道の眼鏡屋さん)に直行しました。近くのものが見づらくなっていると感じていたからです。診断は、左目の乱視が進んでいるが、右目はほぼ同じ状態とのことでした。近くのものが見づらいのは老眼ですが、すこしだけ近くのものが大きく見えるようにしてもらいました。出来上がるのはおそらく6月上旬。
都心にでることは最近ほとんどないので、帰りは、新宿のソフマップによりました。マック専門店で、ブロードバンドルーターを購入するためです。JCOMに対応している機種というこちらの要求に対して、お店のお兄さんはかなり苦労して、メルコ(バッファーロー)の機種を捜してくれました。実効スループットが26.2Mのものです。価格は、\4179。ルピーポイントがあったので、実際に払ったのは、\1787。実効スループットで倍近く、あるいはもっと出る機種もありましたが、我が家の環境では、あまり速くてもマシーンがついていかないので速度的には問題ないと思います。あとは、JCOMに機種の登録をして、実際に設定する作業が残されています。それは、ちびどもが邪魔に来ない時間帯に行います。→ちびどもが寝静まってから設定作業を行いました。最初、ルーターにping が通らずどうしたものかと思っていましたが、Manual.pdf を読むと再起動せよという指示があったので、再起動するとそれだけでインターネットへの接続が無事完了しました。びっくりするぐらい簡単でした。ということで、ちびどものマシンも接続してやりました。これで少し私のところに邪魔にくる頻度が減ってくれればと思います。→実質出費2千円以下で複数常時接続が出来れば、我が家では大満足です。うちに帰ってくると、次の本が届いていました。5月16日にアマゾン.comに発注したものです。10日で着いたことになりますから、昔と比べると隔世の感です。
I. Bernard Cohen and George E. Smith (eds.),
The Cambridge Companion to Newton
Cambridge: Cambridge University Press, 2002
索引を含め、500頁の大冊ですが、紙が薄いのか、あまり厚さを感じません。ひとまずは、次の2点を読みます。
William Newman, "The Background to Newton's Chemistry",pp.358-369
Karin Figara, "Newton's alchemy", pp.370-386
→読みました。ニューマンのものは、彼の主張が簡潔にまとめられています。新しい論点はありませんが、短くまとめられている点が有用です。フィガーラのものは、彼女がドイツ語で発表した「ニュートンの厳密錬金術」の縮約英語版です。マイヤーとのつながりに重点を置いています。短いのに、文献注はしっかり書かれていますから、その点で役に立つでしょう。
おおきいちびといっしょに6時半。つまが6時に出来上がるようにセットしていたパン焼き器のタイマーが作動しておらず、ちびといっしょに7時前に買い物に出かけました。ついでに必要なコピーを取ってきました。明日の授業の配付資料です。いつもよりずっと早く起きてしまった大きいちびが昼寝したときに、ちいさいちびが邪魔をしないように、自転車の後ろに載せて近所を一周してきました。西荻スタンプラリーという行事を行っており、子どもがいっぱい道に出ていました。いかにも、たまの休みのお父さんの家族サービスといった姿も目に付きました。30分〜40分の旅程でした。
水曜日の日にもらった昨年度の授業(「科学思想史」木/3)の授業評価結果をやっと読みました。もとのアンケート票とつきあわせながら見ないと意味がわからないので、アンケートと対照しつつ見ました。去年先に文章によるコメントをもらっているので、ほぼ予想の範囲でした。せっかくだから全体の平均値との比較もしてみましたが、これもほぼ予想の範囲。
ちびどもといっしょに6時半。気温の低めの気持ちよい日になりました。昨夜、いつもより遅くまで起きていたので、昼間眠くなります。ちいさいちびの昼寝にあわせて、30分程度昼寝をしました。私の場合、30分程度の昼寝がちょうどよい感じです。5月22日付けの Wired News (http://www.hotwired.co.jp/) に Einstein Archives Onlineのことが出ていました。900点を超える学術論文や手紙などが公開された、ということです。アインシュタインに関するもっとも基本的なウェブです。アインシュタインに少しでも関心がある方は、是非、ブックマークして味読してみて下さい。生のおもしろい資料がいっぱいあります。
ちびが起きて6時45分。金曜日はこんなものです。昨夜ちいさいちびは、目が覚めるたびにぎゃーぎゃーいっていました。寒い朝。月曜日2限の講義(「科学技術と社会」)で、もう少し様子を見ると言った「SARS」について話すことにしました。ともあれ、ウェブにある情報を検索しようとおもって、グーグルで SARS を入力すると、トップにはヤフーニュースのページ(http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/mysterious_flu/)が出てきました。確かに、ニュース系の情報をよく収集し、整理しています。新聞社系のものよりも役に立ちます。個人でもかなりよく情報を収集し、整理されている方がいました。
講義では、エマージング感染症のなかに、SARSを位置づけて話します。たとえば、怖い感染症だというイメージが広がっているエボラ出血熱と比べると、致死率は低いが、死者総数は、現時点で、おそらくエボラ出血熱による総死者数に肩を並べる勢いです。今後の動向はわかりませんが、SARSは、なめてはいけない、本当にこころして対策をたてなければならないエマージング感染症だと言えます。テレビニュースで、あいちゃんが卓球世界選手権でベストエイトに進む場面を少しだけ見ました。彼女は、本当に負けず嫌いの性格のようで、格上の選手とあたると、すごい力を発揮します。見事に強くなっています。ケーブルで実況中継をやっていないかと捜しましたが、やっていませんでした。日本の大学男子で、彼女に勝てる選手は、一体何人いるのか知りたくなりました。
ちいさいちびといっしょに6時半。今日は良い天気です。→大きいちびの幼稚園が、お弁当になって4日目。ちびはまた行きたくないと言っています。今朝も幼稚園に着いたら泣いていました。昨日、去年度の3限の授業の授業評価結果が戻ってきていました。もとのアンケートとつきあわせないと結果がわからないので、結局、読まないで放置してしまいました。まあ、週末の間にはきちんと見てみるかもしれません。
卒業論文ゼミで、学生達と話していて、気付いたことですが、新キャンパスにはネコがまったくいません。私は一度も見たことがありませんし、学生達もないと言っていました。私の住んでいるこの町には、嫌になるほどネコが多くいます。どういう差なのか、もう少ししっかりと考えてみたいと思います。→単純に住民数の問題かもしれません。あるいは、住んでいる住民の層が違うのかしれません。
新キャンパスでは、犬を見ることも少ない。ただし、犬はたまに散歩している姿に出会います。特に、土日にキャンパスに出かけると、犬を散歩に連れ出している方に結構出会います。
ひとりで5時15分。ちいさいちびは一度起きそうになりましたが、また寝ています。お母さん方のお話しする会があるということで、ちいさいちびを連れて妻が幼稚園に行っています。全く静かな我が家。久しぶりのことです。普段かけることのできないリヒテルをかけながら、次の本を読んでいます。
村上陽一郎(対談集)『安全学の現在』青土社、2003
ほぼ半分読みましたが、とても勉強になります。大学院教授会の日。その後、6時半から、別の会議があります。→会議の間が30分ほど空いたので、大学を一周してみました。留学生日本語教育センターと国際交流会館の建築が進んでいます。どちらも鉄骨組がほぼ終了したようすです。グラウンドでは、サッカー部と陸上部だけが練習をしていました。今日は全学休校でボート大会をやっている日なので、学生はぱらぱらとしかいませんでした。
昨日と同じく、ちいさいちびが起きて、5時20分。ここ数日は、梅雨の走りかという天候が続いています。→さすがにこの時間に起きていると、昼寝も早く、今日は11時前にミルクを飲みながら寝ました。よく寝ると機嫌がよいちびです。昨日お昼過ぎにまた少し腰が痛くなりました。今日またマッサージに行くかも知れません。→気分を変えて散髪屋さんに行ったら、休みでした。
5月17日に開始したファン・ヘルモント全集のドイツ語訳の目次作成ですが、ドイツ語の部分はさておいて、ラテン語部分のみ先に完成しました。ドイツ文字は少しづつ解読していきます。
『週刊朝日』と『週刊宝島』を買ってきました。『週刊朝日』は、まったく期待はずれ。データの収集も弱いですし、分析にも見るべき点はなし。『週刊宝島』では、期待しなかった「SARS」特集がよかった。特に、山内一也氏の解説はよくわかりました。そういえば、山内一也さんの「連続講座 人獣共通感染症」のウェブでの行方が不明になっていたので、グーグルで検索しました。次の場所に移っていました。
「連続講座 人獣共通感染症」
ちいさいちびが起きて、ミルクと言ったので、5時過ぎ。ちびはミルクを飲んで寝るかと思いましたが、そのまま起きました。少し眠いようで、機嫌が悪い。今日は早く昼寝するでしょう。
今日から、大きいちびは弁当がはじまります。幼稚園の終了時間もそれにあわせて、11時40分から2時にのびます。お弁当を持っていくのでちびはピクニック気分で喜んでいます。→帰ってくると、男の子とけんかしたと言っています。本人の話では、どうも、軽く突き飛ばされたようです。その後は先生に遊んでもらったらしい。
大学の 総合文化コースの更新作業を行いました。準備は、かなり前に済んでいたのですが、更新作業をするのを忘れており、今日日中に行ったものです。
夜半に一度目覚める。寝る前に水分を取りすぎたせいです。→夜半仕事をしていたせいで、7時半。大きいちびがさきに起きて、小さな声で何かぶつぶつ言って、遊んでいました。昨日は寒かったが、今日は少し暖かくなりそうです。→と思ったら、やはり寒い。普通は寝ている時間帯に仕事をすると、当たり前ですが、翌日眠くなります。以前買ってあった『ブラックジャックによろしく』(佐藤秀峰、講談社)3巻までを読みました。話題になっていることをかすかに知っています。続きも読みたくなって、近所の本屋さんで、4巻と5巻を買ってきました。見る時間はありませんが、テレビドラマになっていることが評判を呼んだのでしょう。
ひとりで6時半。週末は、疲れのせいで少し遅くなります。週はじめにBHの平井博士から送ってもらったファン・ヘルモント全集のドイツ語訳の目次と格闘しています。まず、ひげ文字。昔一度ひげ文字を読んだことがありますが、それ以来触れていないので、結構苦労します。K は大文字小文字ともになかなか難しい。次いで、編集。ドイツ語訳は、英語訳と違い、大幅にもとのラテン語版を編集しています。目的の一部は、対照表を作ることですが、いちいちつきあわせないとどことどこが対応するのかわかりません。この点に関する詳しい情報は、科学史の部屋をご覧下さい。
外大の卒業生の方から、55555を通過したというメールを頂きました。
暑かったせいなのか、心配事があるせいなのか、夜中一度目が覚めてしまいました。若干情報整理の仕事をしました。→そろって7時過ぎ。大学のサーバに作成したミラー(授業関係中心)も昨日、更新しました。入り口はもっとも簡単な作りにしています。
普段テレビを見る余裕はほとんどないのですが、偶然、ケーブルテレビの Discovery Channel というので、ボリビア紀行の番組を見ました。17世紀に世界最大の銀山であったポトシの現在の様子を見ることができました。かつてはアメリカ大陸最大の都市だったということです。現在もまだ7千人が残った銀鉱と錫鉱を採掘している様子が撮影されていました。鉱山のなかは、毒がいっぱいで、10年働くと肺病にかかる、と説明されていました。
ひとりで3時45分。少し気になることと心配なことがあったせいです。リレー講義が1限にあるので、今日は、1限、3限、4限、5限と一日中授業。→1限の講義は、学生諸君にあるインパクトを与えることに成功したようです。人口減は、社会にとって基本的な事柄なのに、あまり話題にされていないので、いわば当然と言えるでしょう。
授業を終えて家に帰り着いたら、次の本が届いていました。
William H. Brock,
The Chemical Tree: A History of Chemistry,
New York and London: Norton,2000
( Reissue of The Fontana History of Chemistry)
James R. Partington,
A Short History of Chemistry,
New York: Dover, 1989
最初のブロックの本は、以前に違う名前で出ていた本の再発行で、それを知らずに買ったため、重なりました。中身を調べてみましたが、全く同じです。The Chemical Treeの方が少し版型が大きいと言うだけの違いです。紛らわしいので、私と同じミスをした人が他にもいるのではと思われます。
本だけではなく、ISIS が3冊届いていました。2002年度の最終号、2003年度の第1号、それに2002年度 Current Bibliography です。目次等の情報は、 科学史の部屋の方に掲載しています。
ひとりで5時半。昨日の校正作業で目が疲れ、まだ少し目の奥が痛い。午前中に、明日1限の授業(「表象文化論」リレー講義)の準備をすませました。話す内容を補足し、配布する文書を整えました。「老いた国、日本」というテーマの話をします。もうすぐ日本社会を襲うことがはっきりしている、少子化、高齢化、人口減の3点セットが具体的にどういうものであり、どういうことが起こるのかを講義します。今後の日本社会のもっとも基礎的な条件ですから、少し大げさに語れば日本の全員に聞いてもらいたいような話です。
注文していた『科学史・科学哲学』最新号(第17号、2003)が届きました。まずは、名前を知っている方の論考を読みました。
●特集 科学と国家
隠岐 さや香「科学と国家」pp.2-18
浅見 恵司「Vannevar Bushと冷戦型科学政策の起源」pp.19-33
金山 浩司「30年代帰国組―カピッツァとランダウ」 pp.35-44
趙 建海「明末の李之藻の数学思想」pp.45-53
但馬 亨「司書官ライプニッツ」pp.55-67
山田 俊弘「君主と鉱物」pp.69-87
●一般論文
三河 隆之「道徳のインプロヴィゼーション」pp.89-96
池田 剛「色の両立不可能性について」pp.97-107
塩野 直之「「かけがえのなさ」について」 pp.109-118
串田 純一「「解釈学的現象学」の立場から見た「感情」研究の問題と方法」pp.119-127
●研究ノート
高村 夏輝「ラッセルのライプニッツ論」 pp.129-136
●研究会報告
1「6世紀研究会報告」pp.137-148
●エッセイ
鈴木 俊洋「ドイツ留学体験記 」pp.149-154
中村 征樹「パリで図書館・文書館を使う」pp.155-165
●書評
山口 直樹「ゲアハルト・A・リッター(浅見 聡訳)『巨大科学と国家―ドイツの場合―』」pp.167-176
「バックナンバー案内」
「著者一覧・編集後記」
学部教授会の日。→学部教授会終了後、おそらく、ただひとり6時4分多磨駅発の電車に乗って、帰ってきました。頭痛は、今日の時点ではずっと続きました。
ひとりで5時。午前中に出張校正。午後は、大学で会議。ちびの幼稚園は、年長組の遠足で、ちびのクラスはお休み。
私の担当の(東京外大)学長室ホームページを、リニューアルしました。大学のホームページの全面更新に伴うものです。全面更新をすると、リンク切れを起こしたり、情報が少しずれたりすることがありますので、ご指摘頂ければ幸いです。
昨日は、そのために、Windowsのftp soft, FFFTP をダウンロードして、はじめて使ってみました。何度やってもアップロードが出来ないと思っていたら、最初サーバ上においてあるファイルが上書きの出来ない設定になっていたようです。(どういうことでそうなっていたのかはわかりません。)ファイル名を変えてやれば、問題なく作業が出来ました。出張校正に出た際に、飯田橋駅前のゲームセンターで1000円分と決めて、UFOキャッチャーにチャレンジ。ミーメールプリンターというのと、ちびのラジコンカーがとれました。ミーメールプリンターは、紙の挿入に結構苦労しましたが、ちゃんと印刷されます。大きいちびには、レジのレシートプリンターに見えているようです。紙が印刷されて出てくると、ごひゃくえんなり、といって喜んでいました。ラジコンカーは、必要な電池がなく、動くかどうかまだ不明。こんなものが200円で取れてよいのかどうかはわかりません。→9Vの電池というのを近所の100円ショップで買ってきて、動かしてみました。この200円のラジコンカーは、まっすぐには進んでくれませんが、ともかく、動きます。左回転と右回転がコントロール出来ます。大きいちびはけっこう気にいったようです。
ひとりで5時45分。午前1時頃、かなり大きな地震。震度3から4だと思って、新聞を見たら、東京都内は震度4と震度3の場所がある、とありました。→地震のせいなのか、ちいさいちびがよく泣きました。
2限の講義「科学技術と社会」では、「死の自己決定権」という考え方を扱います。私も、ぎりぎりのところでは「死の自己決定権」を認めますが、しかし、まずは人生の末期をどのように生きるかというふうに問題を立てるのが正しい、という話をします。「死の自己決定権」を早くから言い過ぎると、大切な問題が多く取り残されてしまいます。権利は、あくまで生の側で考えるのが大切なことがらを取り逃さないと考えます。「死」を語るのは、生の問題を考えつくしたあとがよいように思います。
今日中に、55555を通過します。→大学で授業を行っている間に通過したようです。
本日アマゾン.COMから次の本が届きました。
Concise Dictionary of Scientific Biography
New York: Charles Scribner's Sons, 2000
およそ1100頁の浩瀚さです。これは、同じ出版社から出されているDictionary of Scientific Biography、通称 DSB の縮約版です。もとの約1割に縮めたとあります。伝記的事実、研究分野・領域、研究業績にポイントを絞っています。何より、1冊にまとまっていることが使いやすい。
研究室から次の本を持ってきました。
Alexander Hellmans and Bryan Bunch
The Timetables of Science,
New York, 1988
こちらは、656Pp. の本。それなりに重い。
ひとりで5時45分。[がんばれ久保]
昨日のJリーグですが、横浜Fマリノス対FC東京戦は、3体2でマリノスの勝ち。久保は、右サイドの佐藤からのセンタリングを左足できれいに決めて先制点。インタービューはほんとうにそっけないががんばれ久保![総合雑誌]
昨日買ってきた3冊の総合雑誌ですが、少し読みました。『中公』における東浩紀氏の連載「情報自由論」の11番目は、新しい展開があり、読み応えがありました。議論は、今回の号では完結せず、次号に続くようです。次号も楽しみです。
また『中公』における櫻井よしこ氏の記事「<大学病院改革は世界に類を見ない暴挙だ>日本の未来を食い潰す文科官僚の横暴」は、今政府が押し進めている「改革」が現場に来て、どういうひどいことになっているのかの、一つの実例です。5月2日に買ってきていた、東浩紀・笠井潔『動物化する世界の中で―全共闘以降の日本、ポストモダン以降の批評』(集英社新書、2003)を読み通しました。一部はサイトでも読んでいたのですが、通して読むとまた印象が違います。今現在の時代認識に関しては、明らかに東氏に分がありました。笠井さんは、昔話ばかり、でした。
ひとりで5時。ちびにパソコンを占領されたので、本棚の整理を始めました。すると、この数ヶ月行方不明になっていたパーゲルの著作が、本棚の死角から見つかりました。
Walter Pagel
Religion and Neoplatonism in Renaissance Medicine,
London: Variorum Repr.,1985
Variorum Reprints ですから、いろんな雑誌や論文集に発表された論文の集成です。最初のものは、Milldesex Hospital Journalという珍しい雑誌に発表されたものです。こうしたものは入手がかなり難しいので、そういう意味でこうした論文集成が役に立ちます。その収録論文リスト
ちなみに、もう1点、Variorum Reprintsから出ているパーゲルの論集
From Paracelsus to Van Helmont, London: Variorum Reprt.,1986 の収録論文リストも作成しました。
総合雑誌3冊(『文春』『中公』『新潮45』)を買いに出たついでに、10分限定で、UFOキャッチャーにチャレンジしました。千円で、タオル3枚、ペットボトルホルダー1点、キティちゃんのクッキー型1点の5点をゲットしました。ちょうどよい感じでコントロールすることが出来ました。
ひとりで6時半。木曜日一日授業をしているとどうしても疲れて、金曜日は遅くなります。→昨日とは打って変わって、今日は、最高気温が20度に達しない少し肌寒い日になるということです。妻がパン焼き器を買いました。今朝の6時に焼き上がるようにセットしたということで、下に降りてくるとパンの良い香がします。→田舎パンというのでしょうか、素朴ですが、なかなか美味しい。たぶん、焼きたてほかほかというのが何よりなのだと思います。 普段あまりパンを食べないちびどももよく食べていました。
[ちびの楽しみ]
大きいちびですが、金曜日にある体操が大変気にいりました。幼稚園にこちらの予想よりも早く慣れてくれたのも、体操が気にいったせいです。今朝も、体操があるから、早く幼稚園に行こうと、親を急かしていました。最初のころからは考えられないことです。体操を教えてくれるお兄さんも気に入ったようです。
テレビ番組ではちびまるこちゃんがお気に入りです。まるこが学校の授業でプールに入るとき、クラスの男の子がふざけてやっていた「いち、に、さん、し、ごくろうさん、ろく、しち、はち、く、とうしばさん」の躍りが気に入って、一度で覚え、上手にまねをしています。まるこが気に入ったせいかどうか、近頃は、すっかり天の邪鬼でいけずな性格になっています。ときに、けっこう、困ります。6月に開かれる日本科学史学会のプログラムが送られてきました。私の発表「ボイル思想の自然誌的背景」は、6月8日(日曜日)午前11時B会場です。神戸大は、一度行ったことがありますが、交通の便がそれほどよくなかった記憶があります。→学会の公式ページでプログラムが掲載されているかどうかみましたが、ありませんでした。こういう点がまだまだ遅れています。なお、宿舎は、神戸大学生協「学会サポート」で受け付けるとあります。
昨日以来の腰痛がつらいので、午後すぐいつもお世話になっているマッサージやさんに行ってきました。そのあと、5分だけ、UFOキャッチャーにチャレンジ。900円で、タオルが3枚と、ライターが1点ゲットできました。ライターはなかみが見えない箱に入っていたもので、我が家では不要です。タオルは、ちびどもにはいっぱい必要なので実用品です。
ちびといっしょに6時前。昨夜は蒸し暑い夜でした。今日の最高気温が27度の予想ですから、暑い一日になりそうです。→ゴミを出しに行く一瞬雨が降って、止みました。午後は雨かも知れません。講義の前に少し腰の左側が痛くなりました。演習の時に、発表の学生が、何の連絡もなく現れませんでした。15年間で2人目です。いろいろ不都合が生じる日でした。→翌日、普段あまり使っていないアドレスともう消滅したアドレスに、病気で休みますという連絡をくれていました。どうやってそのアドレスを知ったのか、不思議です。来週見えたときに本人にきいてみます。
鳥たちのさえずりをきいて、ひとりで4時半。ちょっと早すぎるかも知れません。→朝が早いと、仕事は進みます。12日の準備ですが、8割のラインに達しました。ちょっと時間をおいてから、完成の作業に入ります。→午後、一応10割のラインに達しました。自己決定権という考え方を取り上げます。生と性と死、の3つをともに扱うつもりでしたが、死の自己決定権だけで10割に達してしまい、生と性の問題は別立てにしなければならなくなりました。少し丁寧に問題を扱おうとすると、その程度の時間は必要だということでしょう。水曜日なのに会議の通知がひとつも入っていません。こんなことは、本当に久しぶりです。午前中に来ないことを祈るばかりです。
来週は忙しくなるので、出来るだけいろんな準備をすませておこうと思います。立岩真也『弱くある自由へ:自己決定・介護・生死の技術』(青土社、2000)を読み始めました。難しい問題を扱っています。誰にとってもどう考えたらよいのかすぐには分からない問題です。
ひとりで5時10分前。→昨夜、ちいさいちびは、ミルクを飲みながら寝てくれました。夜ミルクを飲みながら寝付いてくれたのははじめてです。ずっと、抱っこして寝かせつけていました。長く抱っこするには重くなったということもあり、早くひとりで寝付いてくれるようになってなってもらわないと。→今日のお昼寝も、ミルクを飲んでいるうちに寝ていました。2回続いたので、この形が続く可能性が高くなりました。そうなるとほんとうに助かるのですが。昨日は、5月15日にリレー講義で一度だけ行う授業の準備をしていました。3分の2程度は出来ました。一言でいえば、日本社会についての表象を「若者期」から「老人期」に全面的に変換しなければならない、ということを話します。少子化、老齢化、人口減の3点セットの話です。→さすがに5時前に起きると、仕事をする時間があります。ちびが幼稚園に出かける頃までに、残り3分の1をほぼ完成させることが出来ました。あとは少しずつ、改良していきます。→次は、12日の講義の準備に入ります。新しい話題の場合、現実に講義ノートを作成する前に、一定の時間が必要です。
午前中に、学内で提出する書類の下案を作成しました。夕食後、月曜日の講義のノート作成に着手しました。あるラインまでは明日中に仕上げたいと思っています。
[がんばれ久保2]
昨日のJリーグですが、鹿島アントラーズ対横浜マリノスは、久保のハットトリックでマリノスが快勝したようです。試合を見ることは出来ませんでしたが、なんとも目出度い。 がんばれ、久保!
子どもの日。ちいさいちびが5時半に起きたので、残りの3人は、6時前に起床。昨日、アマゾン・ドット・コムで、History of Chemistry と入力してみたら、"Listmania!" と称する化学史のリストが何種類か出てきました。ある個人が作成したリストで1行のコメントがついています。入門書については、これで十分だという感じを受けました。
朝日新聞にも小さく記事が出ていましたが、総務省発表の「統計トピックスNo.3」というのが、昨日ホームページで公表されています。
「こどもの数は1801万人,総人口の14.1%
−「こどもの日」にちなんで−
平成15年4月1日現在推計人口から 」
既によく知られている少子化と老齢化の傾向が非常にはっきりと出ています。
1)子どもの割合が昭和50年から連続29年で低下していること。
昭和50年前後に何があったかというと、第2次ベビーブーム期(昭和46年〜49年)です。この時期に、子どもの割合は少しだけ増えましたが、それをフラットと捉えると、ほぼ50年連続低下といってよいでしょう。昭和25年には、子どもの割合は35.4%ありました。それがいまは14%ですから、割合でも半分以下です。
2)都道府県別比較
東京が、12.0%で最も低く、逆に最も高いのが沖縄県で19.3%。それに続くのが、滋賀県の16%弱、佐賀県の同じく16%弱です。
3)外国との比較
世界のなかで最も低いのが、この日本の14%で、もしかしたら意外かもしれませんが、日本に次いで低いのが、イタリアとスペインで14.5%前後。アメリカ、韓国、中国は、20%を超えています。日本で言えば昭和60年(1985年)あたりの水準です。20%代では他に、タイ(24.1%)、ブラジル(29.6%)、トルコ(29.9%)があります。30%を超えている国が、コロンビア(32.7%)、メキシコ(33.4%)、インド(35.2%)、フィリピン(37.0%)です。
なお、別の統計ですが、現在でももっとも多い年齢層は、50歳〜55歳で1027万人います。0〜4歳児の586万と比べて、2倍とまではいきませんが、2倍に近い数字です。0〜4歳児の586万とほぼ等しいのは、70〜74歳の633万人と75歳〜79歳の479万人の間ですから、70数歳ということになります。現時点でも、これは相当すごい数字です。5.5 に 55555には達しませんでしたが、55000は通過しました。55055あたりでしょうか。
ひとりで5時。[思い出したことあるいはなくしたもの]
昨日、学生時代の蔵書で、駒場寮に残してきたものについて記しましたが、雑誌のことも思い出しました。学生時代には、『翻訳の世界』と『ことば』という雑誌を欠かさず読んでいました。『翻訳の世界』は現在も続いています。いまはマニュアルに近い雑誌になっていますが、私が愛読していた頃はもっと一般読者向けの記事が主体でした。『ことば』はそれほど長くは続かなかったと思います。外山滋比古氏の責任編集だったと思います。(外山氏には、『修辞的残像』『異本論』『近代読者論』等の著作があり、著作集も出されていたと思います。)創刊号から終刊号までそろえて、田舎に送っておいたら、実家の立て替えの際に、親たちが処分してしまったようです。残念ですが、なくなったものはかえりませんから仕方ありません。[昔の続き]
腐敗と再生のワークショップ作業について、前に、かなり記しましたが、昨日本棚を整理しようと思ったら、次の抜き刷りが出てきて、整理作業は中断しました。
芝哲夫「杏雨書屋蔵宇田川榕庵資料(I)化学」『杏雨』創刊号(1998)
小学館『日本国語大辞典』は、「発酵」や「酵素」という翻訳語の初出として、宇田川榕庵を示唆しています。この論考に、それに関わる部分があります。
p.94「酵素類篇 1巻(乾5602)」
「発酵に関する33丁よりなる稿本である。その巻頭に「精酵素類篇 宇田川榕庵稿」と書かれている。・・・「精酵敗酵の装置」「酒酵に因て植体の酸化を論す 第13章」「発酵にして生するの物質」「敗酵第14章」・・・。「ギリーヘ著」」
「精酵」が現在の「発酵」、「敗酵」が現在の腐敗発酵でしょうか。手元に宇田川榕庵のものはないので、機会があったときに確かめてみます。昨日、本間さんに博士論文をもらったお礼のメールで、日本で科学史関係の著作・雑誌のもっとも大きなセンターであった8号館図書室(教養学科図書室)がどこに移ったのか質問しました。駒場寮あとに新しくできた大きな図書館に吸収されたのだそうです。科学史関係は大半が地下1階に収納されているということです。今度駒場に出かけたときに実際に自分の目で確認してきます。
ひとりで5時50分。[思い出したこと]
昨日駒場にでかけ、昔住んでいた駒場寮が全くなくなっていたことから、いくつか思い出したことがあります。学部時代に読んでいた動物行動学関係の書物を駒場寮に残してきたことは、以前記したことがありますが、木曜日の5限の卒業論文演習で学生がフーコーの『狂気の歴史』関連のことを取り上げたこととからんで、精神の病に関する書物もかなり読んでいて、その関連も残してきたことを思い出しました。R.D.レイン『ひき裂かれた自己』とか、木村敏氏の著作とか、もっと専門的な書物も読んでいた記憶があります。あの時代の流行だったように思います。
R.D.レイン『ひき裂かれた自己』については、グーグルでR.D.レインと入力するとトップに出てくるページ(http://www.logico-philosophicus.net/gpmap/books/LaingRD001.htm)に「本書は1960年代から1970年代にかけての反精神医学、反近代科学、カウンターカルチャーの熱狂のさなかに生みだされのだが、このムーヴメントの文化的・思想的意義とレインの役割については、モリス・バーマン『デカルトからベイトソンへ』(柴田元幸訳、国文社、1989)を参照されたい。」とあります。
バーマンは、書評を書いたことがあるので、よく覚えています。どまんなかねらいの剛速球という感じで、人によっては乱暴なところがあると思われるかも知れませんが、非常に面白いよい本だったと思います。なにより、いっきに読めます。
ちなみに、ここに公開している所持本のリストのなかに、こうした本はありません。単純にカードにつけることを当時はしていなかったので、記憶にはありますが、記録にありません。私が書誌の記録をしっかりつけるようになったのは、大学院に入ってからです。卒論を書いているときに、カードをつけておかないと、最後の最後、注をつけ、書誌情報をまとめるのにあまりに時間がかかることに懲りて、大学院にはいってすぐに本と論文のコピーは、入手したその日のうちに、きちんとした書誌情報をカードにつけるようにしました。そのとき、既に本棚にあるものを入力する作業までは行なわなかったので、学部時代に入手して読んだ本は、いま持っているものを除き、リストに上がっていません。昨日買った、東浩紀・大澤真幸『自由を考える:9・11以降の現代思想』(NHKブックス、2003)を読了しました。私にははっきりと授業に使いたいという気持ちがあって読んだのですが、授業にはあまり使えないが、内容的には面白い本でした。
著者から、次の博士論文を送ってもらいました。本間さん、ありがとうございます。
本間栄男『17世紀ネーデルラントにおける機械論生理学の展開』(2002年度東京大学総合文化系大学院)
本文、8章、353頁
補遺、登場人物略伝、pp.354-398
文献、pp.399-420
ということで、全体として420頁の浩瀚な博士論文です。
ひとりで5時15分。→ちいさいちびがけっこう騒いでいました。おしっこがもれたのかもしれません。昨日は少し早めに大学についたので、ガリカからのダウンロードを行うことが出来ました。午前中は快適な環境で、ダウンロード出来ます。一昨日の夕方行ったときには、サーバー混雑のためにアクセス出来ませんという表示が何度も出て、ある時点であきらめました。昨日は、デュシェーヌ(ケルケタヌス)のものが3点ダウンロードできました。そのリスト。
久しぶりに東大駒場に行って来ました。図書館に行ったのですが、久しぶりだったので、図書館の位置が変わったことを知りませんでした。新しい図書館は、以前駒場寮の南寮があった場所に建っていました。学生時代の4年間を過ごした駒場寮は影も形もなくなっていました。目的は達したような、達しなかったような、ですが、ともあれ図書館のあとは、生協によって、次の本を買ってきました。
金森修『負の生命論―認識という名の罪』勁草書房、2003
東浩紀・大澤真幸『自由を考える:9・11以降の現代思想』NHKブックス、2003
東浩紀・笠井潔『動物化する世界の中で―全共闘以降の日本、ポストモダン以降の批評』集英社新書、2003
帰り道、駅前の書店で、『論座』と『現代』の最新号(6月号)を買ってきました。『論座』でいつも楽しみに読んでいるものの一つは、坪内祐三氏の「雑読系」です。たぶん、坪内氏は私と同じくらいの年齢だと思いますが、以前は、1世代以上上の方だと思っていました。今回は、私が2歳の時に創刊され、私が東京に出てきた年に廃刊となった『風景』という雑誌を取り上げています。個人的にはこういう雑誌にこころひかれるものがあります。文学は層が厚いのでこういう雑誌も割と出ますが、思想史の分野でそうした雑誌が出せないものかとずっと考えています。
たぶん、『論座』の売りの、Foreign Affairs の翻訳論文は、よほど関心が引かれない限り、読んでいません。『現代』では、たとえば、「野中広務研究」のようなジャーナリストの仕事を読んでいます。
ひとりで5時。[ブロードバンドなのに]
我が家のケーブルですが、一応ブロードバンドということになっています。しかし、夜の10時前後から途端に速度が落ちます。FTP の場合は終了処理に5秒から10秒かかるとか、ウェブも更新に数秒かかるとか、とてもブロードバンドと言えない事態が生じます。私は単純に、使う人の数がどこかで増えて混雑しているだけというふうに理解していますが、サーバー側に個々のユーザーに最低でもある帯域を確保するという発想や技術がないだけかもしれません。ずっと使っていたリムネットのダイヤルアップ接続は、そんなにすごい速度も見たことがありませんが、極端に遅くなることもありませんでした。個々のユーザーに最低でもある帯域を保証しようという発想と技術があったのだと考えています。まあ、私の場合、夜の10時過ぎにインターネットを使うことはあまりありませんから、大きな影響はないのですが、ブロードバンドなのに、という気持ちはもちろんあります。非常にさわやかな一日でした。湿度が低く、さっぱりしていて、1年中こんな天気だったらよいな、という日でした。
3限の講義(科学思想史)は、振り子を取り上げて、コペルニクス革命の見直しという内容でした。柱となる話で使ったのは次の書物です。
*チョット・レイモ 『夜の魂:天文学逍遥』山下知夫訳、工作舎、1988。
科学史に関して、こういう面白いエッセイがもっとたくさん出されるとよいのですが。本日、東京外国語大学ホームページ は、全面的に更新されました。トップページのデザインを専門業者に委託して新作となったものです。リニューアルは、2001.10.30 以来です。→けっこういろいろリンクが切れたり、更新がおかしかったりという点があるようです。全面更新をするとどうしてもそうした点が出てきます。
私の古いページリムネットは4月いっぱいで消滅という連絡を受けましたが、現在まだあります。4008 。研究室から、DSB, Vol.VII ならびに、Cyril Stanley Smith,, A History of Metallogaraphy, The MIT Pr.: Cambridge,Mass.,1960. を持ち帰りました。DSBは、1巻(a - Berg) 、6巻(Hackett to Hyrtl)、7巻(Iamblichus - Landsteiner)の3巻だけがあることになります。ほんとうは全部ほしいのですが、版元品切れなので、3巻でも全くないよりは少しまし、という感じでおいています。