ここまで127枚。おおきいちびといっしょに6時30分。とうとう11月も終わり。
午前中いっぱいかかって書類作成。おわったらかなり疲れていました。
2週間ぶりに駒場へ。
今日は、非常勤講師室で判子を押したあと、生協にだけよって(5メートルの延長コードを購入)、教室に向かいました。帰宅して、まず食事。あかんぼうは2歳になってから、ミルクを飲む回数と量がはっきりと減って、代わりによく食べるようになりました。バナナが大好きです。ヘタすると1本では足りずに、2本目に突入することがよくあります。我が家では、妻とちいさいちびはバナナをほとんど食べません。おおきいちびはバナナが好物。私もすこし食べます。でも、あかんぼうが一番好きです。スプーか、おまえは、というつっこみをいれたくなるぐらいです。
すーと寝そうだったちいさいちびですが、布団に入った途端、咳。しばらくして寝たと思ったら、1時間ほどしてからまた咳。ああ、やばい、と思ったら、またまた寝たままもどしました。急いで洗面所に連れていきましたが、間に合いませんでした。枕と毛布にかなりの吐瀉物がつきました。シーツを替え、枕カバーはとり、ともかく寝かせつけました。もどしてすっきりしたのか、今度はすぐに寝付きました。ああ、やれやれ。
と思ったら、あかんぼうの声が。うんちをしたのだそうです。今日は昼寝をしたので、いくらか就寝が遅くなるのは、覚悟していましたが、夜中の10時にうんちとは。いやはや。
こうやって、私の11月は終わりました。[科学ニュース]
何点か、科学ニュースを。山中伸弥教授を中心とする京大チームが「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」の製作に成功したというニュースがありました。
もうそこまでできるのか、というのが素直な感想です。
この成功を受けて、 最相葉月氏のLife Scinece Informationは、更新を停止するとありました。更新はずっと止まっていましたが、こういう展開は予想外でした。
読むのを楽しみにしていたサイトが、どういう理由かうまくつかめませんが、どんどん、更新停止になっていきます。日本の近代化支えた33設備・施設、「産業遺産群」に指定
産業遺産575件を認定 経産省が足尾銅山など
もっとも詳しい情報は、経済産業省の次のサイトにあります。
地域活性化のための「近代化産業遺産群33」の公表について(担当:経済産業政策局 地域経済産業グループ 地域経済産業政策課)
認定はよいのですが、何か国としての具体的な支援(経済支援を含む)があるかどうか心配です。帰宅すると、『地質学史談話会会報』29号(2007年11月30日)が届いていました。
アグリコラの『地下の事物の起源と原因について』の翻訳は、その9に達しています。アルベルトゥスの批判から入っています。
ちいさいちびといっしょに6時35分。二日酔いというほどではありませんが、昨日のお酒がまだいくらか残っています。頭が痛い。今日は午後3コマの授業の日。無理をせずゆっくりめにやっていくようにします。
[開かない研究室]
いつもより1本遅い電車で大学へ。
3限の授業のコピーをとったあと、研究室に向かいました。あちゃー。急いでいたせいか、ぼけていたのか、鍵を間違えて持ってきてしまいました。
仕方がないので、今日は、研究所で休憩をすることに。
いつも研究室で行っている4限のゼミも、別の部屋で。[Acta Eruditorum (ライプチッヒ哲学論叢)]
研究所で授業のあいまに休んでいると、机の上に海外事情研究所が発行した『クァドランテ』という雑誌がありました。パラパラとめくっていると次のレビュー・エッセイが目にとまりました。吉田耕太郎
「17-18世紀ドイツ知識人世界の一側面:Augustinus Hubertus Laeven, The >>Acta Eruditorum<< under the editorship of Otto Mencke(1644-1707) の議論をめぐって」
『Quadrante』Nr.4(2002), pp.359-368.
よいレビュー・エッセイです。日本語の世界ではほとんど取り上げられたことのない、Acta Eruditorum(1682年ライプチッヒで発行された。)という雑誌の思想史・社会史に関して、見通しを与えてくれます。『アクタ』は、『学術論叢』『ライプチヒ学術論叢』『ライプチヒ学報』と訳されることがあります。フランスに『ジュルナル・ド・サバン』、イギリスに『王立協会哲学紀要(フィロゾフィカル・トランザクション)』があれば、ドイツに『アクタ』があった、と言える雑誌です。ライプニッツが活躍したことがもっともよく知られているでしょうか。→
国立情報学研究所のサイトで調べてみました。
サイニーでひっかかったのは、上記の吉田氏の論考の他には、たった1件のみでした。川又祐
「ゼッケンドルフと『アクタ・エルディト-ルム(Acta Eruditorum)』」
『政経研究(日本大学法学会)』 32(2)(1995/10): 367-392.>インターネットで検索をかけて、もう1点見つけました。同じ川又氏による次の論文です。
川又祐
「オットー・メンケと『アクタ・エルディトールム(Acta Eruditorum)』」
『秋田法学』26(1995.12): ?-?.本体のActa Eruditorum (ライプチッヒ哲学論叢)ですが、慶大三;神大文;日大経;福岡大の4館が所蔵しています。4館のうち、慶応のみが1731年まで所蔵しています。残り3館は、1-10、1682-1691、の所蔵です。
1-10、1682-1691 に関しては、ジョンソン・リプリントがリプリント版を出しています。それは、京産大;東大養、の2館が所蔵しています。デジタルファイルは、ガリカでダウンロードできます。入手はガリカが一番簡単でしょう。
なお、吉田氏がレビューした本の詳しい書誌は次。
Hub. Laeven
The "Acta eruditorum" under the editorship of Otto Mencke (1644-1707) : the history of an international learned journal between 1682 and 1707
translated from the Dutch by Lynne Richards
APA-Holland University Press, c1990, xv, 431 pp.
Webcat ではたった1館だけが所蔵しています。すなわち、成蹊大のみ。ついでのことに、『科学革命の百科事典』の項目"Acta eruditorum"から注目に値する事項を引き出しておきます。(pp.12-3)
ドイツ語圏で出版されたラテン語の雑誌。
中心的には、書評誌。1682年から1706年までのサーベイでは、89%が書評にあたられている。
メーンケは、数学と自然哲学に重きを置く。外国の雑誌から、数学と自然哲学に関するものを選択し、翻訳して採録している。
寄稿者のなかでは、ライプニッツ、ヨハン・ベルヌーイ、ヤコプ・ベルヌーイ、ニコラス・ベルヌーイ、ダニエル・ベルヌーイ、ロピタル、ホイヘンス、ヴォルフ等。
とくにライプニッツはほぼ1年に1点の論考を寄せている。
ちびどもといっしょに6時50分。大学に着くとメールボックスに次の書物が朝日新聞東京本社出版本部書籍編集部の編集者の方から送られてきていました。レビューコピーです。Oさん、ありがとうございます。
宮田 親平
『毒ガス開発の父ハーバー 愛国心を裏切られた科学者』
朝日新聞社、朝日選書 834、2007、1200円
書評担当者は決まっています。明日の午前にその方に転送します。会議の日。
1時〜1時半:講座会議、定足数に達せず成立せず。
2時半〜3時15分:総合科目推進室。
3時半〜6時20分:大学院教授会。
7時40分〜8時40分:カリキュラム委員会。
最後のカリキュラム委員会は説明のためのオブザーバー参加。正規のメンバーの方は、おそらく、9時過ぎにまで会議をしていたと思われます。
カリキュラム委員会で説明役がすんでから、総合文化研究所に駆けつけましたが、講演会(宮田毬栄さん)はちょうど終了したところでした。
(宮田毬栄さん、ありがとうございました。&講演会に間に合わずにすみません。)
そのまま夕食会へ。駅前の中華料理屋。紹興酒をよく飲みました。10時15分過ぎまで。
帰宅して、まず入浴をし、コーヒーで一服してから、就寝。こういうふうに会議が続いた日は身体の芯に疲れがたまります。
ひとりで6時半。出張校正の日。
先に小学校に行ったおおきいちびを除く全員で車に乗り込み、幼稚園へ。私とちいさいちが降りて、幼稚園へ。妻とあかんぼうはスーパーへ。
私は挨拶をすませたあと、すぐに駅に。いつもは黄色い電車の総武線で行くのですが、今日は珍しく東西線が2本続きました。東西線で行ってみるのもよかろうと、東西線に乗り込みました。総武線よりかなり早く飯田橋に着きました。地下鉄の出口はよくわかりません。適当に近いところから出ると、印刷所とはまるで反対側でした。
それでもゆっくり歩いて、10分前に印刷所に到着。
2008年の1号の原稿を渡したあと、青焼き校正。頑張りすぎると目と頭がやられます。2校との突き合わせを中心に1時間で完了。
ちょうどよい機会なので、印刷博物館の場所を教えてもらい、行ってきました。ゆっくり見て回る時間はありません。図録だけ買ってきました。『百科事典と博物図譜の饗宴:百学連環』印刷博物館、2007
以前桑木野博士が指摘したとおり、(対象として取り上げるべきなのに)欠けているところはありますが、図版・図録そのものはとてもきれいに出来上がっています。2100円でこの内容だと損はないでしょう。
その後、駅への帰り道にあったインドカレー屋で昼食をとり、総武線で帰ってきました。総武線のなかで宿題をふたつこなすことができました。助かる。
駅前のパン屋さんでパンを買ってから帰宅。
[我が家の芸術家]
ちびどものお気に入りの番組に、ディズニーチャンネルの「アート・アタック」と言う番組があります。
私はディズニーアニメでは育っていないので、ディズニーアニメそのものにはほとんど引かれるものはないのですが、「アート・アタック」だけは、ちびどもといっしょに見ていて、おっ、と思うものがあります。とくにちょっとした技法・テクニックの点で、感心させられることが多い。
今日の「アート・アタック」では、新聞紙と水と木工ボンドで、紙粘土を作り、それでモンスターを作るシーンがありました。
ちいさいちびが作りたいと言います。
今日の番組は見ていなかったのですが、前に見た記憶があります。新聞紙を細かくちぎり、水と木工ボンドを溶かしたものにつけて、紙粘土を作らせました。何とか、こういうものだろうというものができました。
あかんぼうもまねをしたがったので、似たようなものを作らせました。手も服も汚れたので、あかんぼうは私が風呂に入れてやることとしました。あかんぼうの風呂がすんだあと、1階に降りてくると、ちいさいちびは、モンスターをすでに形成しており、水彩絵の具でいっしょうけんめい色を塗っています。黄色と白を使っています。
本人の弁では、モンスターではなく、蜘蛛に似た蛙ということです。なるほど。木工ボンドさえ揃えておけば、この新聞紙で作る紙粘土は、子どもの工作にちょうどよい。
夕食後、今度は、大きなケント紙に、歌を歌いながら歌詞を書いています。
クリスマス会で歌う「みんなにクリスマス」という題の歌(のよう)です。
3番の歌詞に来て、うまく思い出せないようで、「できない!できない!」と怒っていましたが、最初からもう一度ゆっくり歌ってごらん、とアドバイスすると、1番2番と歌い、3番も歌っています。思い出したようです。
これが、実に見事に無文字記憶と文字記憶の相克の事例です。
身体で覚えたいたものを文字化するときに、失われる何かがあります。手を動かすだけでは想起できない歌をちゃんと声に出して歌うことで思い出すことができます。
そこまではよいのですが、私がピアノを弾くから、パパ、ピアノに合わせて歌えと言います。これには、まいった。ちいさいちびの最近のお気に入りソングなので、耳には残っていますが、歌えるほどではもちろんありません。
まあ、でも、自分で歌うだろうと思っていたら、案の定、自分で歌っていました。途中でパパの歌はあきらめてくれました。ほっ。
ドミソ(楽譜)は、歌ったものをママに譜面におこしてもらったようです。以上、できないとできないできないと怒るので、怒りっぽい我が家の芸術家です。一時怒りんぼのくせは抜けていたのですが、最近また復活しています。はっきりとした原因はつかめていませんが、ともかく心細くなっているようです。単純に成長の一過程かもしれません。
ひとりで5時20分。まだ暗い。寒さは緩んだままです。おおきいちびは6時半、ちいさいちびは45分頃起きてきました。
あかんぼうは7時40分。おおきいちびが小学校にでかける直前でした。ちいさいちびは幼稚園にでかける直前になってもどしました。胃に入ったもので、原因として考えられるのは、パインジュースだけです。状態が悪くなっていたのかもしれません。苦しそうな顔はまったくしていません。ですが、本人がたぶんもうだいじょうぶと言うまで30分かかりました。
原因はともあれ、この子はもどしやすい体質のようです。→今日は、そのちいさいちびの小学校入学のための検診の日。
1時半に小学校に行って、いろいろ検査を受けます。あかんぼうとおおきいちびと3人で帰りが遅いなと待っていたら、眼科の先生がずいぶん遅れたせいだということです。(2時間近い遅刻!)
ちいさいちびは目の検査(視力)が楽しかったようです。妻によれば、鼻のあたり(?)にアレルギーがあると言われたそうです。もどしやすいのはそのせいか。[ハクビシン]
夜の7時半頃お隣さんのノックの音が。何だろうと思って外にでると、我が家の屋根に繋がる電線の上にハクビシンが乗っていました。わおー、ハクビシン。ねこと同じくらいのおおきさでしょうか。そいつはすぐに我が家の屋根に辿り着き、見えなくなりました。
サーズのときに調べたので、ハクビシンはすこし知っています。東京にもそれなりに生息していることも知っています。しかし、我が家の近くに生息しているとはまったく思っていませんでした。お隣さんの情報によれば、去年から3匹、近くの空き家に生息しているということです。
有用な文献リスト。
HYLE - Bibliography "Chemistry and Humanities, -1990"
ひとりで6時40分。ちいさいちびはすぐに起きてきました。あかんぼうは7時。いくらか寒さが緩んだようです。私の今年の冬の買い物とおおきいちびの勉強机を見るために、今日は新宿に出ることとしました。
電車に乗った途端、ちいさいちびがおなか空いた、と言います。駅についてから探そうということで、ルミネの2階に行きました。最初尋ねたつばめグリルは食事は11時からということです。隣のスパゲッティのお店で、ちびどもは、オムライス、残りはスパゲッティを注文しました。10時40分。
予想に反して、ちびどものオムライスが最後に来ました。二人とも大人のオムライスをほぼ完食。おおきいちびはいつもよく食べます。今日はちいさいちびがよく食べました。あかんぼうもめんめん、めんめんと言いつつ、割とよく食べました。食後一息おいてから、大塚家具へ。
カードは財布にはいっていませんでした。でも、電話番号で受付ができるということです。お姉さんに案内してもらって、地下の学習机のあるコーナーへ。
あかんぼうは自由に逃亡します。
おおきいちびに一通り見させてから、奥行きが50センチで、幅が広いものにしました。今日は見るだけのつもりだったのですが、だいたいこれでよいだろうというものがあり、おおきいちびもそれでよいとのことです。しかも、値引きもあるようです。
妻とも相談して、展示特売品を購入することとしました。現金の方がクレジットカードよりも安いというので、駅前の銀行まで行って現金を降ろしてきました。
その間、子どもたちはキッズスペースで遊んでいました。支払いを済ませてから、すぐ近くの伊勢丹へ。
私はひとりでメンズ館へ。
買いたかったのは、スラックスとワイシャツ。伊勢丹のメンズは、いつも迷います。品物がどういう仕方で配置されているのか(あるいは、どういう種類のお店がどういうふうに配置されているのか)理解していません。
まあ、上の階からうろうろ下に降りつつ、見た目で決めることとしました。
今回のコンセプトは少々高くても長く使えるものです。スラックスは、5階、ワイシャツは、4階で、これならいいんではないかというものを見つけました。
支払いをすませ、ワイシャツを受け取ってから、6階に上がって、伊勢丹本館の方に。ちびどもはすぐに見つかりました。
あかんぼうがそろそろ寝る雰囲気です。
あかんぼうにはブア、ちいさいちびにはお絵かきセットを買ってやって外にでました。今日は、気温が上がって、館内は暑いぐらいでした。喉がかわいたというので、外に出て、ジュースを売っているお店を探し、地べたに座ってジュースで一服してから帰途に着きました。
予想通り、あかんぼうは電車に乗ってすぐに寝入りました。
駅前のお店ですこし買い物をして、3時前に無事帰宅しました。帰宅した途端、あかんぼうが目覚めてしまったのは、ちょっと予定外ですが、駅前で買ってきたおやつを食べて一休み。[1983年のクリスマス]
夕刻にアマゾンより次の2冊が届きました。
堀井 憲一郎
『若者殺しの時代』
講談社現代新書、2006米本 昌平
『バイオポリティクス?人体を管理するとはどういうことか』
中公新書、2006
→『若者殺しの時代』(講談社現代新書、2006)は、翌朝までに読んでしまいました。
著者の堀井憲一郎氏が私と同年代(同じ年齢、ただし、彼は早生まれなので学年はひとつ上)です。私がずっと考えていたこと、すなわち1980年代に日本のいったい何がどう変わったのかに関して、カウンターカルチャーの側から見事な回答を与えてくれています。私は納得しました。
ひとりで6時20分。冬になったことを痛感します。空気がひんやり。
やはり昨日で疲れたのでしょう、こどもたちは7時過ぎにぼちぼちと起きてきました。今日は昨日よりすこしましなようです。16度まで気温が上がるということです。昨日の舞浜は風が吹いていたので、体感温度が7〜8度という感じでした。
昨日の疲れが残っています。今日はスローな休日としました。
今月はここで100枚。
[初めてのディズニーシー]
ホテルでは、私が一番に目が覚めました。6時過ぎ。そして、6時半頃おおきいちびが目覚め、うろうろしているうちに全員が目覚めました。
全員が目覚め、おおきいちびが着替えしてから、おおきいちびと二人でホテルの1階にあるコンビニに朝食の買い出しに。
おむすびを中心に、飲み物も含め、これぐらいあれば間に合うかなという量を買いました。
あかんぼうもいっちょうまえにいろいろ手を出して、食べています。
朝食を買いに降りたときに、すでに(7時前!)準備をすませている人、あるいはバスに乗り込んでいる人が多くいることを思い出し、すこし早めに始動することとしました。
7時半にはロビーに降り、チェックアウト。ホテルのフロントでは、ディズニーランドはもう入場制限をしている、ディズニーシーの方はそういう情報はないが、万が一ここでチケットを買って入れないといけないのでチケットは現地でお買い下さいとのこと。
ということで、7時55分のバスに乗ってでかけました。
バスは、ディズニーランドからディズニーシーにまわります。ディズニーランドはほんとうに長蛇の列。ディズニーシーは、まだそれほどの列でもありませんでした。あかんぼうが列から逃亡したので、チケットの列に並ぶのは妻にまかせて、私は逃亡したあかんぼうにつきあいました。
切符売り場は日陰の上に、風が強い。ワー、寒!!天気予報で気温は確かめていましたが、ここまで寒いとは思いませんでした。海の近くの風が原因です。
持って帰った1デーパスポートの刻印を見ると、8時47分となっています。つまり、8時47分入場。
ちびどもは入口の広場にいるグーフィーやミニーとまず写真を撮りました。それからお手洗い。
寒いので地図をしっかりと見る気がしませんが、ともかく中心だと思われる方向へ。歩いていて、ちいさいちびが何か乗りたい、何か乗りたい、というのでまず舟に乗りました。半周したあたりで降ろしてくれました。
だいたいこどもは走ります。降りたあたりを歩いているとおなかがすいたというので、レストランの文字を見つけて、近づいてみると、9時半オープン。手元の時計は9時25分。ちょうどよいののでドアの前で待つことにしました。あかんぼうがドアに張り付いているときに中から店員さんがやってきて、ドアを開けてくれました。あかんぼうは中に駆け込んで行きました。つまり、一番乗り。
なかはメキシカンでした。高いのかと思ったら普通の値段でした。ちびどもはお子さまセット。私はパエリア。ちびどももよく食べていました。
一服してからうろうろと。もらった地図は、私には文字が小さすぎます。適当に歩いていました。そのころにはすごい人出。アトラクションのある場所は、食べ物のある場所はどこもかしこも列。ともかく何か乗りたいとちいさいちびがいうので、アラビアン館で列に並びました。30分程度でしょうか。
舟で洞窟内を一周するアトラクションでした。
あかんぼうもおとなしく見ていました。メリーゴーランドに全員で乗ったあと、マーメイドの館へ。
海の底をイメージしているようで、地下の空間が暗い。あまりよく見えません。やはりちいさいちびが乗り物に乗りたいというので、40分の列に並びました。あかんぼうは逃亡したので、妻が追いかけました。40分待って、1〜2分、という感じでしたが、ちびどもはおもしろかったようです。約束によりおおきいちびが妻に電話。最初待っていたところにいるとのこと。合流すると、あかんぼうが着替えていました。上の水のところで遊んでビシャビシャ。着替えたそうです。
それからしばらく、地下の空間の、子どもの遊び場をちびどもは走り回っていました。壁の諸所には、疲れたお父さん達の寝ている姿が。たまに子どもが来て、お父さんの方を叩いています。前日仕事をしていて、朝早く来ている人たちは眠いでしょう。
ひとしきり遊んだ後、アイスクリームがほしい(地下の空間は外と違って暑い)というので、列にこんどはちいさいちびと並びました。ミッキーの形をしたシャーベットを3本買いました。
あかんぼうも重いのをもってすこしぺろぺろ。すごい眠そうな顔をしています。しばらくしてから妻に抱っこしてもらい寝付きました。
それから外に出て少し歩きました。
そろそろ帰った方がよいだろうと思い、ちびどもにはお土産を買ってやることにしました。ちいさいちびは最初にはいったお店でもこちゃん(雪だるまのぬいぐるみ。命名は私)。おおきいちびは、入口の最大のお土産物やさんで、迷ったあげく、ケータイにつけるストラップ。その時点で、2時過ぎ。
お土産があるので満足したのでしょうか、帰ろうかというとふたりとも帰ることに合意。外に出てみると、入場制限がしてありました。我々は、タクシーで東西線の浦安まで。
駅前のパン屋さんでパンを買ってから電車に乗り込みました。ありがたい、全員座れました。あかんぼうはディズニーを出る前に冷たい風のせいで一度目が覚めたので妻に抱っこしてもらったまま寝ています。→ちびどもの評価。
おおきいちびはおもしろかったということです。ちいさいちびはまずまずという評価。 あかんぼうはともかく広くて自由に走り回れる場所であれば、どこでもよいようです。
ディズニーシーは、ディズニーランドと比べて、ディズニー色がうすい。ディズニーのキャラクターを期待するなら、ディズニーランド、ふつうのアトラクションのあるテーマパークでよければ、ディズニーシーといったところでしょうか。
もちろん、私は楽な方がよい。→全員東西線のなかで昼寝をしてしまいましたが、午後3時40分頃、無事帰宅しました。ディズニーではかなり疲れましたが、東西線が空いていて、座って眠れたこともあり、いくらか復活した状態で帰り着くことができました。やれやれ。
帰宅して、ばたばたしている間に、次の本を宅急便屋さんが持ってきてくれました。11月3日に紹介した書物です。高かったのですが、必要だろうと考えて、買うことにしたものです。(日本のアマゾンで1万8千77円。購入すべきか否か1週間考えていました。)
Lawrence M. Principe (ed.),
New Narratives in Eighteenth-Century Chemistry: Contributions from the First Francis Bacon Workshop, 21-23 April 2005 (Archimedes) ,
Springer, 2007 ISBN-10: 1402062737
この卷は、なかを見てみると、どうも Archimedes: New Studies in the History and Philsophy of Science and Technology Volume 18 という位置づけのようです。
さらに、目次の次のページに「フランシス・ベーコン賞」の告知があります。それによれば、2005年4月22日最初の「フランシス・ベーコン賞」がこの卷の編者ローレンス・プリンシーペに授与された。「フランシス・ベーコン賞」は、カルテック(カリフォルニア工科大学)のベイコン財団が2年に1度2万ドルの賞金を与える。受賞者は、賞金だけではなく、セミナーを企画し、それを『アルキメデス』の一つの号として出版する、とあります。
こういうのは、いいな。
かぞくそろって6時40分。今日も好天。しかも気温があまり上がらないようです。こどもたちの意見も聞き、妻と相談して、3連休の初日で、ちょっと遠出をすることとしました。
→かしこくしているとディズニーシーに連れていってやるという約束でした。クリスマスの混雑が始まるまえに行った方が賢いだろうということになり、妻が検索して見つけた割安のホテル(家族5人で2万5千円)に電話し、今日の夜に空室があることを確認しました。しばらく相談してから、今日行くのがちょうどよいという結論になりました。
ということで、ホテルを予約し、準備。ちびどもは普通に幼稚園と小学校に行っているので、帰ってきたらすぐに着替えさせて、出発することとしました。
舞浜で降りるルートは、東京駅の乗換が子どもたちには鬼門です。あかんぼうを連れて歩くと、乗換にすくなくとも20分程度かかります。
東西線で行って、浦安からタクシーというのが一番合理的です。
日常の仕事もあります。おおきいちびは3時過ぎには帰宅しますが、結局、3時57分発の東西線に乗り込みことができました。
途中であかんぼうが寝てくれるかと期待していたのですが、絶好調。最後降りる間際におねえさんからケロロ軍曹のお人形までもらいそうになりました。(一度もらったのですが、本人が返すと言って返しました。)
駅からタクシー。5時15分頃には海辺のホテルに着きました。子どもたちの様子によっては、夜のディズニーに行くという計画もあったのですが、とても寒くて無理そうです。明日の朝に行くこととしました。
ホテルは真新しく(完成して1年経っていない)、部屋にはベッドが3つ。広めのダブルベッド1つと、広めのシングルベッド2つ。
あかんぼうは寝ていません。いつ寝るかわからないので、早めに夕食に。でかける余裕がないので、ホテルのレストランのビュッフェ。日本のこうしたものは割高ですが、仕方ありません。子どもたちは好きなものが自由にとれるので、ビュッフェ形式は気に入っています。味は可もなく不可もなくといったところでしょうか。
しばらく食べていたあかんぼうがすぐに逃亡。私と妻が順番に食べて相手をしていましたが、途中からほんとうに逃亡(レストランを出てしまいました)。
私とおおきなちびが最後ゆっくりと食べて、お勘定をすませてから、逃亡したあかんぼうの捜索。お土産物売場のブアの場所で遊んでいるのをおおきなちびが発見。しばらくそこで遊んでから、部屋にもどりました。
こどもたちはベッドが並んでいるだけでうれしいようです。とくにあかんぼうが喜んでいます。お風呂に入れても、ミルクを飲ませてもまったく寝る様子がありません。
結局、昼寝をしなかったのに、いつもと同じ時間に寝付きました。残りは、1時間ほど歌番組を見てから、就寝。
廊下では、12時近くまで小さな子どもの声がしていました。
ちびどもといっしょに6時。外語祭が今日からスタートしています。好天なのがなにより。
さて、会議は、大学祭にも関わらず、あります、
2時〜3時:ハラスメント相談室会議(臨時)
3時〜4時:大学院企画運営室会議(定例)
それぞれ、10分から15分程度伸びました。
ずっと放置していた研究室の片づけを少しずつ進めています。諸所に積み上げている書類と書物の山を9割方片づけました。掃除も必要ですが、それは、次の機会になるでしょう。夕ご飯を食べた後、6時半から吉祥寺で打ち合わせ。8時まで。
帰宅して、急いで風呂に入り、ちびどもを寝付かせました。理由はよくはわかりませんが、ちいさいちびが寂しがり屋になっています。しばらく付き合ってやるしかないようです。
ひとりで5時半。まだ暗い。→あかんぼうもちびどもも6時には起きてきました。今日はすこし寒さがゆるむようです。大学は、今日から1週間、大学祭のため全学休講。大学祭そのものは、明日の水曜日から日曜日まで。休めるかと思ったら、水曜日、金曜日、月曜日と会議、嗚呼!
[ここにも亀山学長が]
郵便局とクリーニング屋さんのあと、コンビニに寄って、週刊誌を2冊買ってきました。『週刊朝日』と『週刊現代』。
『週刊朝日』は、上杉隆氏の記事を読もうと思って買ったものです。読み進めると、「マリコのゲストコレクション」に亀山郁夫東京外国大学学長の姿が。林真理子さんが東京外大に出向いて、亀山学長にインタービューをしたようです。並木道(アライバル)にお二人で並ぶ写真が掲載されています。
活字を読んでいると、おお、こんなところで、というところで亀山学長にお会いします。すっかりメディアのなかの人になられました。
かぞくそろって6時25分。あかんぼうが2歳を迎えるとともに、冬がやってきました。昨日は、午後風が強く、木枯らし1号か、と話していました。新聞に、木枯らし1号だったと気象庁の発表。大学にて次の本を同僚の監訳者、柳原孝敦氏より頂きました。ありがとうございます。
フィデル・カストロ
『少年フィデル』
柳原孝敦監訳、トランスワールドジャパン、2007メールボックスに、桑木野博士の博士論文が送られてきていました。
Koji Kuwakino, Ut Sapiens architectus: il giardino, il teatro e la città come schemi mnemonici nell'età moderna (XVI-XVII secolo)
桑木野さん、おめでとうございます。そして、ありがとうございます。Vista Print で発注した名刺が同じく大学のメールボックスに届いていました。アマゾンの本の郵便に、宣伝パンフが同封されていて、ちょうど名刺を作ろうと思っていた矢先だったので、一度試しにと頼んでみたものです。できあがりに不満はなし。ただし、ネットからの入力で私が一箇所ミスをしてしまいました。メールアドレスのピリオドを一箇所カンマにしてしまっています。まあ、このミスは誰でもわかる種類のものなので、このまま渡していこうと思います。
昼休みに生協で、ちいさいちび用のmicroSDカード、10in1カードリーダー、マルティメディアヘッドセット(ヘッドフォン)を買いました。
さらに、帰途、吉祥寺のユザワヤに寄って、資料整理用のボックス、ケント紙、模造紙を買いました。
以上、今日は、いっぱいの荷物を持って帰ってきました。
→私にとって一番だったのが、ヘッドフォン。マックのiTunes を起動させて、ラジオを流してみました。グー。子どもたちがいると音楽をなかなかかけることができません。iTunes のラジオだとなんとかなりそうです。まず、聞いたのが50年代60年代のポップス。これは、ほんとうに、なつかしい。
ちびどもといっしょに6時40分。冬の寒さ(お天気サイトによれば7度)。あかんぼうもすぐに起きてきました。ちびどもとの約束によって、新宿御苑。
今日は、おおきいちびの遠足にあわせて、千駄ヶ谷から向かいました。あかんぼうは、千駄ヶ谷の駅を出た途端、ベビーカーから私に手を伸ばして、パパ、抱っこ。おお、おお、仕方がないので抱っこして、千駄ヶ谷門まで。確かに5分。入口についたところで降ろしてやると、こちらがもたもたしている間に、ゲートを抜けて、勝手になかに入ってしましました。係の方が、見失ってはいけないからと、先に入るように言ってくれました。切符の購入は妻に任せ、私とちいさいちびで追いかけました。さすがにそんなに遠くには行きません。落ち葉がかたまっているところで喜んでいます。
その後も、なにかおもしろいものを見つけると降りて走る、あきると抱っこを繰り返しました。腰が心配です。
おおきなドングリの木の側で落ち着くことにしました。ちびどももあかんぼうもドングリ拾いがおもしろいようです。やれやれ、でした。
なかでお弁当を買って食べ、12時には公園を出ました。
新宿駅前の中村屋で一休みしてから帰宅。ワー、疲れた。
ひとりで6時。おお、確かに、かなり気温が下がってきています。あかんぼうの2歳の誕生日。あかんぼうはすこし言葉(単語)が言えるようになりました。そして、パワーアップして、見事に男の子のやんちゃるもんちゃ。
おやつの時間に次の本が届きました。アマゾンからです。
仲正 昌樹
『「プライバシー」の哲学』
ソフトバンク新書、2007、700円
宮田 親平
『毒ガス開発の父ハーバー 愛国心を裏切られた科学者』
朝日新聞社、朝日選書 834、2007、1200円
仕事で必要なので、スペイン語とイタリア語の化学史のサイトを探しています。
スペイン語の化学史のサイト:Historia de la Química
Carlos Arturo Francoによるページ。
Libri - La ricerca
amazon.it, amazon.sp はないようなので、匹敵するものを探しています。2歳のやんちゃるもんちゃが珍しく普通の時間に昼寝をしました。その間に、ちびどもといっしょに駅前の本屋さんへ。
ちびどもはマンガ、私は久しぶりに次の3冊の総合雑誌。『月刊現代』『論座』『中央公論』12月号。
ちびどもといっしょに6時45分。あかんぼうも同じ頃起きてきました。「冬がやってきた。」昨日の天気予報でこう出ていました。今日は最高気温が15度でぐんと寒くなるとのことです。ちいさいちびが幼稚園から帰ってくるのを待って、駒場へ。
まず、非常勤講師室で判子。それから、図書館。地下2階の書庫で、ISIS 第6号(1924)を借り出し、次の論文をコピー。
Lynn Thorndike, "L'Encyclopédie and the History of Science", ISIS, 6(1924): 361-386.
それから、生協へ。microSDカードを2枚。1Gが1560円でした。A3 のコピーを10枚とってから、教室へ。
授業開始の10分前には着きましたが、資料の整理をしていると時間になりました。出席している院生の方が、アメリカのイエールでもらった(!)という次のカタログを見せてくれました。
Earle Havens
Commonplace Books, A History of Manuscripts and Printed Books from Antiquity to the Twentieth Century,
The Beinecke Rare Book and Manuscript Library, Yale University, University Press of New England, 2001
しばらく貸してもらうこととしました。感謝!
目次は次の通り。7 Foreword
8 Introduction
13 History
13 Antiquity
19 Middle Ages
25 Renaissance Education
32 Renaissance Application
32 Literature
38 Law
41 Science
48 Theology
54 Legacy
65 Manuscripts
67 Sixteenth and Seventeenth Centuries
81 Eighteenth Century
90 Nineteenth Century
99 Bibliography
Bibliography はおそらくちょうどよいぐらいの数ではないかと思われます。そのまま引用してみましょう。
Laurel Amtower, Engaging words: The Culture of Reading in the Later Middle Ages, St Martins's Press, 2000.
Peter Beal, "'Notes in garrison': The Seventeenth-century commonplace book", in W. Hill, New Ways of Looking at Old Texts, Medieval and Renaissance Texts and Studies, 1993, pp.131-47.
Ann Blair, The Theater of Nature: Jean Bodin and Renaissance Science, Princeton University Press, 1997.
Mary Carruthers, The Book of Memory: A Study of Memory in Medieval Culture, Cambridge University Press, 1990.
Mary Crane, Framing Authority: Sayings, Self, and Society in Sixteenth-Century England, Princeton University Press, 1993.
Anthony Grafton, Commerce with the Classics: Ancient Books and Renaissance Readers, University of Michigan Press, 1997.
Anthony Grafton and Lisa Jardin, From Humanism to the Humanities: Rducation and Liberal Arts in Fiftennth- and Sixteenth-Century Europe, Harvard University Press, 1986.
Robert Kolb, "Teaching the Text: The Commonplace Method in Sixteenth-Century Biblical Commentary", Bibliothèque d'Humanisme et Renaissance 49(1987): 571-585.
John Lechner, Renaissance Concepts of the Commonplaces, Pageant Press, 1962.
G.G. Meynell, "John Locke's Method of Common-placing, as seen in his Drafts and his Medical Notebooks, Bodleian MSS Locke D.9, F.21, F.23." The Seventeenth Century 8(Fall 1993): 245-267.
Ann Moss, 1996.
David Parker, The Commonplace Book in Tudor London: An examination of BL MSS Egeron 1995, Harley 2252, Lansdowne 762, and Oxford Balliol College MS354, University Press of America, 1998.
Richard Ross, "The Memorial Culture of Early Modern English Lawyers: Memory as Keyword, Shelter, and Identity, 1560-1640". Yale Journal of Law and the Humanities 10(Summer 1998): 229-326.
William Sherman, John Dee: The Politics of Reading and Writing in the English Renaissance, University of Massachusetts Press, 1995.
Barry Taylor, "Medieval Proverb Collections: The West European Tradition", Journal of the Warburg and Courtauld Institutes 55(1992): 19-35.
Max Thomas, "Reading and Writing the Renaissance Commonplace Book: A Question of Authorship?" in M. Woodmansee and P. Jaszi, The Construction of Authorship: Textual Appropriation in Law and Literature. Duke University Press, 1994, pp.401-415.
Rechard Yeo, JHI (1996).
→ヘイヴンズは正直に、この本そのものは、アン・モスの著作『印刷されたコモンプレイスブックとルネサンス思想の構造化』に大いに依拠すると告白しています。
そして、もととなったオズボーンコレクションが英語圏に集中(偏向)していたのを受けて、大陸の状況は手薄となっています。→おお、日本のアマゾンでは、¥ 8,672 (税込)で売っていました。
→アマゾン.com では、40ドル。評は2つあります。片方は、「非常に乾いていて、買っても失望するだけである」とあります。その評をかいた方は、まったく別種のものを期待したのでしょう。いくらか読んでみましたが、悪くありません。実例もありますし、コモンプレイス(ブック)が何であるのか少し知っている人には、有用なカタログ・レゾネです。microSD カードは、ケータイで写真を撮るとすぐに容量がいっぱいになって撮れなくなると妻とおおきいちびが言っていたので、買ってきたものです。けっこうああでもない、こうでもないとやっていましたが、うまく装着できたようです。
ひとりで6時前。薄暗い。すぐに少しずつ明るくなってきます。おお、頭痛が残っています。昨日の疲れが解消しなかったようです。12月15日に上野の科学博物館で、「科学史学校」の講師を務めます。そろそろ準備にかからないといけないな、と思い、書類を引き出してしっかり読んでみました。
2時から4時の2時間です。
昔一度つとめたことがあるのですが、すっかり忘れていました。高々1時間話せばよいと思っていたら、2時間。もちろん、質疑応答に30分を当てれば、90分になります。90分はいつも授業で話している時間です。
ともあれ、90分あれば、たっぷり話せます。(あるいは、たっぷりと準備しておく必要があります。)午後に3コマの授業。
帰宅すると次の本がアマゾン.com より届いていました
Bernadette Bensaude-Vincent and William R. Newman (eds.),
The Artificial and the Natural: An Evolving Polarity
(Dibner Institute Studies in the History of Science and Technology) The MIT Press, 2007Table of Contents of this book is as follows.
1. Introduction: The Artificial and the Natural: State of the Problem
By Bernadette Bensaude-Vincent and William R. Newman2. Physis and Techne in Greek Medicine
By Heinrich von Staden3. The Three Pleasures of Mimesis According to Aristotle's Poetics
By Francis Wolff4. Art and Nature in Ancient Mechanics
By Mark J. Schiefsky5. Art, Nature, Alchemy, and Demons:
The Case of the Malleus Maleficarum and Its Medieval Sources
By William R. Newman6. Forms of Art in Jesuit Aristotelianism (with a Coda on Descartes)
By Dennis Des Chene7. The Artificial and the Natural:
Arcimboldo and the Origins of Still Life
By Thomas DaCosta Kaufmann8. Renaissance Histories of Art and Nature
By Anthony Grafton9. Leibniz's Theater of Nature and Art and the Idea of a Universal Picture Atlas
By Horst Bredekamp10. Spinoza on the Natural and the Artificial
By Alan Gabbey11. Eighteenth-Century Wetware
By Jessica Riskin12. Overtaking Nature?:
The Changing Scope of Organic Chemistry in the Nineteenth Century
By John Hedley Brooke13. Reconfiguring Nature through Syntheses: From Plastics to Biomimetics
By Bernadette Bensaude-Vincent14. Concluding Comments
By Roald HoffmannMIT のページで、第1章(序章)は pdf の形でダウンロードできます。
ちびどもといっしょに6時半。6時半であれば、もう明るい。ちいさいちびが幼稚園行きたくないと言います。どうも落ち葉拾いの疲れが残っているようです。様子をみてもいまいちです。今日も休ませることとしました。
会議の日。
2時半〜5時:学部教授会。
5時〜6時半:大学院企画運営室会議。
帰宅して、ちびどもといっしょにばたり。疲れた。会議は、ある状態に達するとたいへん疲れます。
夜半に目覚めてすこし仕事。ひとりで5時半。まだ暗い。
よい天気になりました。ちいさいちびは善福寺公園に落ち葉拾いのピクニック。二人ずつお手手をつないで、幼稚園の全員がでかけます。引率はたいへんだと思います。
ちいさいちびはまだ疲れが残っているのか、元気が回復しないのか、落ち葉拾いではなく、普通の幼稚園の方がよかったと言っていましたが、ともあれ朝は元気に出発しました。10日に届いた130枚のゲラですが、なんとか午前中いっぱい頑張って校正しとおしました。文献リストでこの量はかなり辛い。午後1時に終了して、すぐに封筒に詰め、郵便局に持っていきました。あとは、出張校正(青焼き校正)のみです。たぶん、12月に入ってから飯田橋に足を運ぶことになります。
[ケータイ、ケータイ、ケータイ ii ]
私が校正を終わるころに、外出していた妻とあかんぼうが帰ってきました。おお、2台のケータイをもっています。あかんぼうは、おもちゃのケータイをもらったようです。妻は、ちびどもと共有するのを断念して、自分用のを買ってきました。家族内で電話をするだけであれば、確かに、ソフトバンクのプランがもっとも合理的です。
これで、家族内で私がひとり取り残されたことになります。仕事が一段階するまでは新しい機械に触れてみる気になれません。これまで家族で共有していた au のプリペイド携帯の旧型機は、私のてもとにきそうです。→やや、なんと、これまで一度もケータイをもったことのない、我が兄弟の下の妹がケータイをゲットしたようです。今日、昼間、あかんぼうのために服とお土産をもってきてくれた袋が au でした。au のケータイを使うようです。
日曜日に家族全員で、近所のケータイショップを回っています。ソフトバンク、ドコモ、au の順にお店を回りました。お店で話を聞いて、帰宅してから、パンフレットをよく読みました。(読んだのは私ではなく妻。)
ちょうど料金体系がこの月曜日から変更になったようです。ソフトバンクの攻勢に対する au とドコモの対応ということのようです。
我が家のように、家族内通話が主の場合には、4台もっても、昔のドコモの基本料金よりも安い。
ただし、ネットをばりばり使うタイプの人には、基本料金の高い料金プランの方が割安になるようです。ネットの利用を多くした場合にどこを選ぶのが合理的か(割安か)は、一概には決められないところがあります。なお、ケータイという表記ですが、これは最近の使用実態にあわせたものです。いろんなところで報道がありましたが、とくに若者は、ケータイを電話としては使っていません。ほんとうに情報端末として利用しています。私もゼミの学生に聞いてみましたが、きちんと情報端末を使いこなすタイプの学生ほど、メールで用件や挨拶をすませており、電話で話すことはあまりないことがわかりました。
ということで、電話の文字をはずして、カタカナで、「ケータイ」と表記するのがむしろ正しいと言える状況になったわけです。
ちいさいちびといっしょに6時50分。昨夜雷を伴い激しく降った雨は上がっています。好天気になりそうです。
おおきいちびは、土曜日の振替で今日はお休み。朝一番に打ち合わせがあり、その後、3コマの授業。
大学に、レビュー・コピーとして次の本が届いていました。
フランク E.マニュエル
『ニュートンの宗教』(叢書・ウニベルシタス 873)
竹本健訳、法政大学出版局、2007、¥ 2,625
担当の編集者の方、どうも有り難うございます。三重大の小川眞里子先生から次の稀書を譲り受けました。貴重なものをこころより感謝いたします。
Robert Boyle,
General Heads for the Natural History of a Country, Great or Small; Drawn out for the Use of Travellers and Navigators,
London, 1692
Richard Parminster 1709 の書き込みがあります。帰宅すると、おお、2台のケータイが。
結局妻は、おおきいちびを説得して、ソフトバンクのホワイトプラン(家族割)にしたようです。我が家の用途では、ソフトバンクの料金プランが最適です。
夕食後、ちびどもは、いろいろ触って喜んでいます。我々は、わーめんどうくさいな、子どもたちは、ああおもしろいな。2〜3日で大差がつきます。
(私は、ただ、電話ができればそれでよい。)
ちいさいちびといっしょに6時半。おおきいちびは目覚めていますが、布団の中。
あかんぼうは7時半。昨日は昼寝(夕方に寝ました)をして、結局夜の10時前まで起きていました。[ケータイ、ケータイ、ケータイ]
おおきいちびが、ケータイ、ケータイ、ケータイとあまりにうるさいので、買わない、見るだけ見る、ということで、コジマに連れていってやることとしました。お母さんが仕事をしていて、ひとりで動くことの多いお友達がケータイをもっています。それがうらやましくてならないようです。先週の水曜日は、ちいさいちびが動きたくないと言ったので、おおきいちびは、ひとりで駅の向こうのお絵かき教室に行って来ました。我が家にたった一台ある、auのプリペイド携帯をもってでかけたようです。
ずっと、DS、DSと叫んでいた子ですが、友達がケータイでゲームをしているのを見て、ケータイの方がよいと思ったようです。
[もどした、もどした]
どうも最近、ちいさいちびの調子がよくありません。あの大変だった2歳のときほどではありませんが、些細なことで怒りますし、いうこともあまりきかなくなりました。
いくらかは病気のせいもあると思います。水疱瘡は、症状事態はそれほどひどくはなりませんでしたが、まだ身体にすこし跡が残っています。(あかんぼうにはもっとはっきりと残っています。)その後、風邪を引いて、完治はしていないようです。
寝る前に、よく咳をするなと思っていたら、布団の上で2回もどしました。1回目は横向きで少し、2回目は上を向いたまま吹きました。枕もシーツもパジャマも全面取り替え。もどしてしまったあとは楽になるようです。しばらくすこし咳が残っていましたが、割とスムーズに寝入りました。
あかんぼうもたまにもどします。
当分たいへんです。[百科辞典の歴史]
いろいろ間に合わないのですが、次の本から重要なポイントをすこしだけ紹介しておきましょう。
Frank A. Kafker (ed.), Notable encyclopedias of the seventeenth and eighteenth centuries : nine predecessors of the Encyclopedie, Oxford : Voltaire Foundation, 1981
著者は、序で、リン・ソーンダイク ( Lynn Thorndike, "The Encyclopédie and the history of science", Isis 6(1924), p.361) を引いています。
「百科辞典は、科学と文明の歴史においておそらくもっとも重要なモニュメントであろう。」それなのに、一部の例外を除き、ほとんど研究されていない。
「百科辞典は、情報提供の意図で、非常に豊かな専門的知識を包含しており、その他の文書より少なくとも故意にミスリーディングなところはすくない、それだけではなく、当時の人間の関心の全領域をカバーしようとしている。」
さらに次のように付言できよう。その時代の思想や信念だけではなく、本の取引、政治的生活、社会構造を照らし出すことがあるのである。まったくその通りです。
あかんぼう、おおきいちび、ちいさいちびと私の順。雨。昨夜からの雨がまだ降っています。けっこう本格的な雨です。本日は、おおきいちびの学校開放日。昔の参観日です。雨でなければ、全員ででかける予定でしたが、この雨なので、おそらく妻がひとりで行ってくることになりそうです。
→ちいさいちびもいっしょに行くと言うので、あかんぼうと私で留守番。ほぼ1時間。遊んでやったので、しばらくはママの事を忘れていました。しかし、50分経ったあたりで、思い出して、ママ、ママ。ママから帰るの電話が来てから、雨の中、外に連れ出しました。20メートルはひとりで傘をさして歩いていたのですが、すぐに歩かなくなり、抱っこ。抱っこしていると、ママとアッコ(どういうわけかわかりませんが、お姉ちゃんをこう呼びます)を見つけて、駆け出しました。こういうところはまだまだかわいい。さて、朝方に、130枚のゲラが届きました。単純なミスがけっこう数多く残っており、たいへんです。1時間やっているだけで肩が痛くなってきました。ここ当分あまり時間がないので、この週末でやっつけるつもりにしています。
[必読書!:吉見俊哉『親米と反米』]
昨日読み始めた次の本を読み通しました。
吉見俊哉『親米と反米―戦後日本の政治的無意識 』(岩波新書、2007)
私が授業でずっと言っていること、すなわち、日本の自己認識と他者認識にとって、アメリカがもっとも重要である、日本のアメリカ認識こそがもっとも重要である、この点を見事に展開してくれています。無意識というのは、まさにその通りで、この無意識を対自化すること、きちんと意識化し言語化することがなによりも重要です。
ただし、読後感はすっきりというわけにはいきません。それは、無意識になっていたのは理由があった、意識化を抑圧する理由があった、要するに見たくない現実が目の前に露呈されるからです。
ともあれ、ほんとうに重要で必要な仕事を行ってくれています。
同時に、露呈した問題の深刻さがあり、気分はさえませんが、ここから出発するしかありません。
本日の「科学史特論1」の本日:ゲストに桑木野幸司氏をお呼びします。時間と会場 4時20分〜5時50分 14号館3階308室
→桑木野さん、おもしろい話、ありがとうございました。
私は日常的にはパワーポイントを使用していませんが、さすがに建築学科、桑木野氏のように画像・イメージを利用できると効果的な演出ができます。
ひとりで5時50分。
やっと寒さを感じるようになってきました。部屋のなかでパソコンに向かっていると寒い。
ちびどもは見た目は元気になりましたが、まだ鼻水があります。朝方ちいさいちびは幼稚園に行きたくないと泣きました。まだほんとうには回復していないようです。幼稚園を休ませました。
おおきいちびといっしょに6時25分。ちいさいちびは、15分後に起きてきました。[院生の数]
昨日届いた吉見氏の『親米と反米―戦後日本の政治的無意識 』のあとがきを読んでいたら、彼が長をつとめる東大の情報学環には、約300人に大学院生がいるとありました。東京外語で修士は1学年150人弱です。さすがに東大は大きな組織です。
また、日曜日に本人から買ってきた梶さんの本のあとがきには、東工大の学生数がでています。学部学生約5000人、大学院生約5000人、教員1150人とあります。
大学院レベルでは、外語の約10倍の規模です。その規模の差が、そのまま財政基盤の差に繋がっています。帰宅するとアマゾンより次の2冊が届いていました。
赤木智弘
『若者を見殺しにする国:私を戦争に向かわせるものは何か』
双風社、2007
→1週間ぐらいのうちに読みました。小川英雄
『ローマ帝国の神々:光はオリエントより』
中公新書、2003
ちびどもといっしょに6時25分。あかんぼうは、6時40分。曇り。あかんぼうとちいさいちびが同じように咳をします。朝一番でお医者さんに診たもらったところ、喉の風邪という診断。あかんぼうは、おねえちゃんの風邪をもらったようです。ああ、しばらくたいへん。→ということで、いろいろ対応が遅れることもあるかもしれませんが、ご海容を!
打ち合わせ3つ、会議2つ。12時半から6時まで。
先週は、私の数え間違いで4つではなく5つありました。ただし、5つめは完全に他の会議に重なっていて、出ようにも出ることができないものでした。帰宅すると次の2冊が届いていました。
吉見俊哉
『親米と反米―戦後日本の政治的無意識 』
岩波新書 新赤版 1069、2007
吉見俊哉・若林幹夫(編著)
『東京スタディーズ』
紀伊國屋書店、2005
あかんんぼうとおおきいちびは6時半。私は7時前。ちいさいちびは7時15分。昨日の夕刻から雨。昨日の昼間は秋らしい好天でした。[これは、これは、おもしろい:大澤真幸論壇時評]
昨日の4限の授業(大学院)で発表学生が、手元に大澤真幸氏の論壇時評をもっていました。大澤氏の論文の発表にあわせて、資料として収集し、参考にしたものでした。
具体的には、大澤真幸氏が2006年11月2日(木曜日)から西日本新聞の「論壇時評」欄で連載しているものです。2007年10月31日(水曜日)が12回目です。
ぱっと見せてもらって、わあー、これはおもしろそうだと思い、授業の基本的文献として採用することとしました。
昨日の電車の帰り道から、今朝にかけて読み通しました。おお、これは、ほんとうにおもしろい。
私はあまり丁寧に新聞を読んではいません。ですから、それこそ管見の範囲で言えば、ずいぶん昔に見田宗介氏が朝日新聞に連載した「論壇時評」、それから私が大学に着任したころ高橋源一郎氏がやはり朝日新聞に連載した「論壇時評」以来の、ヒット作です。
見田宗介氏の「論壇時評」と高橋源一郎氏の「論壇時評」は、切り抜きをして、何度も読んだことと記憶しています。その切り抜きは、部屋中探せばどこかで見つかるでしょう。
(本にもなったように思います。ただし、本にまとめられたものを読むのと、新聞の切り抜きを何度も繰り返し読むのは、読書の質として違うように感じられます。新聞では、生の感覚があります。本はもうすこし遠いでしょうか。
それに、新聞の切り抜きには、まるで誰かにもらった小さな宝物のような、親密さの感覚もあります。)大澤真幸氏は、私と同い年です。友人の社会学者に聞いたところでは、すでに学生時代から社会学のエースだったということです。なるほど、これは、エースの力量躍如です。
これは、ほんとうにいいものを見つけてくれました。Tさんに感謝。
→せっかくですから、表題だけでもとっておきましょう。
2006年11月2日「政治の不在:共存・繁栄への道開く普遍性への探究こそ」
2006年12月4日「<アジア>から<ヨーロッパ>へ、そして再び<アジア>へ:「連帯への手がかり探る」
2007年2月6日「最後の審判の視点の不在:倫理復活のチャンス」
3月1日「ネットは―私のために―知っている」
3月29日「左翼の復活はありうるか?:代価越え、システム再構造化要求を」
5月2日「ポスト「虚構の時代」:失われゆく「超越的な他者」」
5月31日「「純白な心」と「汚れた心」:ねじれを生きることの意義」
7月2日「<排除>に対抗する<デモクラシー>:環境問題が試金石」
8月1日「資本主義の<外部>は可能か:消費者としての労働者契機に」
8月31日「<身体>という問題系:普遍的な連帯への道」
10月1日「<社会>の退潮、埋めるために:鍛え直し迫られる<自由>概念」
10月31日「歴史の新局面に入ったとは言うものの:ありえないものへの幻想、いまだ・・・」
内容の紹介も。
10月31日版で大澤氏が取り上げている見田宗介氏の論考「近代の矛盾の『解凍』」『思想』10月号、の論点を紹介しましょう。
見田氏は、NHK放送文化研究所が1973年から定期的に行っている調査「日本人の意識」を丁寧に読み解き、社会意識の変化率が次第に小さくなっている事実を見出している。これは、世代間のギャップがどんどん大きくなっているという通念(最近だと、大学生はたった2年下の世代を、もう、あいつらはわからない、というふうな言い方がなされるまでに至っている)に反している調査結果であり、ここから見田氏は「1970年代以降歴史は減速しつつある」と推論している。
この辺の分析の手つきが、社会学者としての見田氏の力量です。
ひとりで5時半。まだ暗い。ちいさいちびはひさしぶりの幼稚園。私は3コマの授業。
帰宅すると次の本が届いていました。
Leona Rosenberg,
The Library of Robert Hooke: The Scientific Book Trade of Restoration England
Santa Mocia: Modoc, 1989
この書物は、ウェブキャットでは1館(神戸大)しか所蔵していない書物です。ずっと前に相互貸借を頼むと、(理由はしっかりと記憶していませんが)断られました。
今回は、洋古書でゲットしました。
pp.143-221 には、Bibliotheca Hookiana. Sive Catalogus Deiversorum Librorum: viz. Mathematic. Philologicor. Philosphic. Hist. Natural. Medicorum, & Navigat. & c.London, 1703 が採録されています。BLに所蔵されている版のフォトコピー。欄外に書き込みがあり、記述の間違いを正しています。(4つ折りではなく、8つ折りというふうに。)夕刻、次の本が届きました。
ヴィンフリート・レーシュブルク
『ヨーロッパの歴史的図書館』
宮原啓子+山本三代子訳、国文社、1994
ちいさいちびを除き、6時20分。あかんぼうは痒さのせいで、一晩中、ピーピー言っていたそうです。お尻を痒そうにしています。おしめを代えるときによく見ると、陰嚢の裏にいっぱい発疹ができていました。痒いわけです。涼しくて好天。ちびどもを外に連れだしてやりたいのですが、あかんぼうの水疱瘡が治るまでは見合わせます。
朝、おおきいちびといっしょに、クイーンズ伊勢丹に食料品の買い出しにだけ行ってきました。ちいさいちびは、調子の悪いときにはおうちっことなります。外出したがりません。午後は東工大にて、化学史学会の理事会と編集委員会。会議そのものは、たぶん、両方あわせて、4時間。交通時間を入れると、6時間となります。
明日も朝から授業があるので、終了したらすぐに帰ってきます。→ぴったり予想とおりでした。1時前にでかけ、4時間会議を行い、7時に帰宅しました。
編集委員会の席上で次の本を著者割引で買ってきました。
梶雅範(編著)
『科学者ってなんだ?』
丸善株式会社、2007
表示では、梶さんの編となっていますが、半分は梶さんが書いたということです。その場合には、編著とするのが正しいでしょう。
なお、目次は次の通り。
梶雅範:第1章 誰が科学者か はじめにかえて
梶雅範:第2章 科学者という仕事の誕生と今
梶雅範:第3章 科学とは何か
菅 裕明・梶雅範:第4章 学術論文をめぐって
白楽ロックビル:第5章 研究者への道? 大学院とその後
進藤 典男・平尾 一郎:第6章 研究者の現場
隅蔵 康一:第7章 特許と研究―知的財産権の問題
村松 秀・元村 有希子・梶雅範 :第8章 女性と科学
元村 有希子:第9章 科学ジャーナリズムの世界
村松 秀・梶雅範:第10章 研究者倫理
あかんぼうが起きて、5時50分。今日も仕事。校務で朝早くにでかけます。
8時前に家をでて、8時半に大学に着きました。業務は9時から。半時間もありませんが、宿題をすこし。
業務は30分。
その後、またすこし宿題を行って、帰宅。ちょうど(午前)11時。今日の新聞に、亀山郁夫氏訳の『カラマーゾフの兄弟』が毎日出版文化賞特別賞を受賞したというニュースがありました。
ちなみに、毎日出版文化賞は、1)文学・芸術、2)人文・社会、3)自然科学、4)企画(全集、講座、辞典、事典など)の4部門+特別賞(部門を問わず「広く読者に支持され、出版文化の向上に貢献した出版物」)という構成です。今年の受賞作は次の通りです。
1)文学・芸術:吉田修一『悪人』朝日新聞社
2)人文・社会:大澤真幸『ナショナリズムの由来』講談社
3)自然科学:松井孝典『地球システムの崩壊』新潮社
4)企画:鶴見祐輔『<決定版>正伝後藤新平』全8巻別巻1、一海知義・校訂、藤原書店
もし時間に余裕があればですが、4)の『正伝後藤新平』は読んでみたい本です。次の仕事。
Current Content Service "Science Studies"
→「2006 化学史文献リスト」の作成に協力します。まず、洋書(おお、懐かしい言葉です)から。次の本が見つかりました。プリンシーペ編の本は、必要な本だと思われます。Lawrence M. Principe, "A Revolution Nobody Noticed? Changes in Early Eighteenth-Century Chemistry," pp.1-22
Kevin Chang, "Georg Ernst Stahl's Alchemical Publications: Anachronism, Reading Market, and a Scientific Lineage Redefined," pp.23-44
John C. Powers, "Chemistry Without Principles: Herman Boerhaave on Instruments and Elements," pp.45-62
Rina Knoeff, "Practicing Chemistry "After the Hippocratical Manner": Hippocrates and the Importance of Chemistry for Boerhaave’s Medicine," pp.63-76
Bernadette Bensaude-Vincent and Christine Lehman, "Public Lectures of Chemistry in Mid-Eighteenth Century France," pp.77-96
Ursula Klein, "Apothecary-chemists in Eighteenth-century Germany," pp.97-138
Matthew D. Eddy, "The Aberdeen Agricola: Chemical Principles and Practice in James Anderson’s Georgics and Geology," pp.139-156
Trevor H. Levere, "Dr. Thomas Beddoes (1760-1808): Chemistry, Medicine, and Books in the French and Chemical Revolutions," pp.157-176
Seymour Mauskopf, "Reflections: "A Likely Story"", pp.177-194
Maurice Crosland,
Scientific Institutions and Practice in France and Britain, c.1700 - c.1870,
Aldershot : Ashgate Publishing Group, 2007
ISBN 978-0-7546-5913-6
あかんぼうが起きて、5時50分。あかんぼうは昨日から背中に小さな発疹がでています。水疱瘡の可能性があります。しかし、本人は絶好調。朝から大騒ぎをしています。
→やはり水疱瘡でした。おおきいちびがでかけることには、発疹の数が増え、大きくなっていました。ちいさいちびもまた咳をしています。ということで、朝一番で、妻がお医者さんに連れていきました。私は、会議の疲れが残っています。軽い頭痛があります。風邪とまではいきません。ここ1〜2年、疲れて、睡眠不足があると、頭痛がするようになりました。明日、明後日も仕事があるので、休み休み、必要なことをやっていきます。
ずっと頭は痛かったのですが、駒場にでかける前に、錠薬の葛根湯を飲みました。妻の普段使っている頭痛薬も考えたのですが、それほどひどい状態ではないので、軽い方を選びました。頭痛持ちではないので、頭痛に効く薬というのもあまり知らないのですが、なんとずばり効きました。
100%元気というわけにはいきませんが、頭痛がない状態で授業に臨めたのは助かりました。
帰宅して、7時15分。あかんぼうは昼寝をしたので、元気でした。ちょうど子どもたちがそろって夕食を食べていました。あかんぼうは、自分の席で食べていたのですが、パパを見て、パパの膝の上で食べることにしたようです。
私の膝の上に乗せて、いっしょに食べました。いろいろやっつけられるのですが、最近は、かなりうまく対応できるようになりました。ネットの古書店に注文した次の本が届きました。
阿部良雄(監修)
『オリエンタリズムの絵画と写真』
編集:ツァイト・フォト、 発行:中日新聞社、富士カントリー株式会社、c1989
その主旨説明の文章がたいへんよくできています。そのまま引用してみます。
「オリエンタリズム(東方趣味)とは、西欧人が中近東のイスラム世界に対してロマン派的な憧れを抱くという精神の傾向と、その結果生まれた芸術作品とを総称して呼ぶ言葉である。とりわけ19世紀になると、ナポレオンのエジプト遠征をきっかけにして熱狂的な中近東ブームが広まり、美術の世界でもアカデミーの作家たちを中心にオリエンタリズムの絵画が数多く描かれるようになる。それは同時代のジャポニスムとともに西欧人の世界認識を拡大する役目を果たしたが、その拡大はあくまで西欧的思考の枠組みの内部での出来事であり、中近東を植民地化せんとする西洋列強諸国の思惑と不可分のものであった。」
ところで、フランスから見て、イスラム世界はどこにあったか? アフリカの北(マグレブ)から中近東にかけての地中海世界の南側です。
つまり、海の南のオリエント。
オリエントは、必ずしも地理的なオリエント(東)に対応していません。
オリエンタリズムの探究には、この点をおさえておくことがとても重要なこととなります。
あかんぼうは5時半か。私は5時50分。あかんぼうはよく寝たようで、朝から絶好調。
ちいさいちびは7時半ごろ起きてきました。よく寝たのは、よいことです。咳は収まっているようです。おお、あかんぼうといっしょに絶好調。ちいさいちびは起きてすぐはぼんやりしています。10分ぐらいでほんとうに目覚める感じなのでしょうか。目覚めたあとは、ずっとしゃべっています。昨日の続き。
朝早めにでかけて、パンフの修正作業。それから、11時に生協にでかけ、理事の方と打ち合わせ。
12時に昼食。
12時半すぎに2人の学生と面談。
1時過ぎから3コマの授業。頭に疲れが残っているなというのを感じつつ、3コマ。帰宅して、やはりあかんぼうはもう寝付いていました。ちいさいちびは、幼稚園が休みだったせいもあり、元気。咳もほとんど収まったということです。
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